リーダーとは何をしなければならいのか!

noteに「部活の思い出」というテーマがあったので、昔を懐かしみながら、思い出してみた。

サッカー部へ入部

小学校、兄に憧れてサッカーをはじめました。
兄は勉強、スポーツ、人間関係とどれをとっても尊敬できる人でした。
少しでも超えたいとTVゲームも頑張ってみましたが、これすら勝てません。
とくに得意としていたサッカーはすごかったです。

そんな兄に憧れ始めたサッカー。
目標が兄だっただけに、2つ上の学年の練習をしたり、負けず嫌いで一人でボールを蹴っていました。
同学年と一緒にサッカーすると、自分は上手いのか?とすぐに天狗になってしまう始末でした。

サッカーは11人でするスポーツ!
一人二人上手くても試合には勝てません。
兄の学年は皆バランスもよく、兄ももちろん上手いのですが、皆でプレイして試合に勝ち楽しそうにしていました。

それを間近で見ていて幼いながらほんとうに羨ましかったです。

自分もあんなチームを作りたい。
あんな樂しそうなメンバーと一緒にやりたい。

そう思うようになりました。

☆☆☆

キャプテンにならないか?

小学校6年の時に先生からサッカー部のキャプテンをやってみないかと話をもらいました。

すごく嬉しかったのを覚えています。

当時、キャプテン翼も流行っていたので、キャプテンは憧れでした。

兄がいたような強くて楽しいチームがいい。

そう思いながら毎日、ボールを蹴っていました。
ですが、やはりイメージと現状は上手く行きません。

ひたすら練習をしてきた自分にとっての当たり前は、同学年の皆にとっては過酷だったようです。

これでは試合には勝てない、もっとやろう、もっとやろうとするとドンドンメンバーが離れていき、一人の時間が過ぎていきました。

☆☆☆

キャプテンとは!

ある時、片付けの時、グランド整備しなければならない時でも、自分だけはまだボールを触っていました。

そんな自分勝手だった様子を見て顧問の先生は、思いっきり叱ってくれました。

「チームをまとめる気持ちはあるのか!」
「キャプテンならば、率先してグランド整備しなきゃ駄目だろ!」
「お前一人で上手くなってどうするんだ!」

滅多に怒らない先生が僕のために叱ってくれたのです。

当時、その深い意味まではわからなかったと思います。
叱られた後、一人で泣きながらグランド整備をしていたのを覚えています。

☆☆☆

あれだけ、先生に叱っていただいたのに、
中学校、高校でも同じことを繰り返してしまいます。

ありがたいことに中学校、高校の部活でもサッカー部のキャプテンをさせてもらい、チームを何とかしようと奮起していました。

しかし根本の考えが
自分が強くなれば、自分の練習量をみて皆がついてくれば。この考えがどうしても消えませんでした。

朝早くから一人で朝練をして、夕方の部活も最後まで走り込み、ボールを最後まで追いかけ、
クラブチームでの週2回のナイター練習も欠かさず行っていました。

しかし、自分が出来るようになればなるほど周りのメンバーは離れて孤独を感じました。

一人グランド整備をしていた時、
小学校の思いが蘇り泣きながら整備した日もありました。

☆☆☆

勝ちたい。勝って皆と楽しい試合をしたい。
そのゴールを上手く伝えられず、毎日一人で練習する日々でした。

高校時代、授業終わりの部活練習で、あまりにも怠けていたメンバーについに殴りかかったこともありました。

「真面目にやれよ!」「練習しないと勝てないだろ!」

向こうもイライラがピークだったのでしょう。
「こんな弱小チームじゃあ、どんにやっても勝てねえよ」
「やるだけめんどくせぇし、お前張り切り過ぎなんだよ!」

正直、内心ボロボロでした。
俺が頑張らなきゃ勝てない。俺が強くならなきゃと思ってたのに、張り切り過ぎに見られたなんて。

☆☆☆

高校最後の試合では二回戦敗退。
一回戦は勝てたものの、二回戦止まり。
やはりこんなものなのかな。とその試合が終わった後、今まで話さなかった高校の部活顧問が皆を集め話し始めました。

「お疲れさま。試合には勝てなかったけどよくやったと思います。頑張りました。」
「この一年間サッカーの事は詳しくはわからなかったけど、ただ言えるのはキャプテンが1番頑張って皆を引っ張ってくれていた。」
「ほんとうにありがとう!」

その後皆から拍手がきた。
褒められなれていないため、苦笑いでごまかしたが、見てくれていた人が一人でもいたのだと言う喜びで涙が出そうだった。

リーダーとは?

今振り返ると、部活は楽しかった。
メンバーに恵まれなかったと当時は考えていたが、ただ自分の見る世界が狭すぎた。

素晴らしいメンバーは沢山いたし、自分よりも足が早い人、ボールコントロールが上手い人、周りを見るのが上手い人など沢山いた。

そこに目が行かなかった。
見つけてあげれなかった。褒めて伸ばしてチームを一つできなかった。

サッカーは11人でするスポーツ。

皆の気持ちが一つなった時、2倍、3倍、11倍の楽しさを味わえる。

☆☆☆

最後に

叱っていただいた先生。
私を見ていてくださった先生。
ほんとうにありがとうございました。

#部活の思い出

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