すべての人を納得させるのは不可能だ!それならば・・・。
ある行動、アクションをすると何かしらクレームや文句を言う人がいる。
その人たちを納得させようとあの手この手を使い次の手を打つ。
すると今度は別の所からクレームや文句を言う人が現れる。
どの手を打ったところで、文句を言う人は必ず出てくる。
何故なら価値観が十人いれば十人違うからだ。
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以前、おじいさん、おばあさん、ロバが描かれたイラストが話題になった。
おばあさん、おじいさん、ロバが目的の所まで進むのにどう進むのかが描かれたイラストだ
1、最初はおじいさん、おばあさん二人ががロバに乗り進んでいた。
するとそれを見た人が
「二人で乗るなんてロバが可愛そうだ!」
と言う。
2、それならば、おじいさんがロバに乗りおばあさんが歩いていた。
するとそれを見た人が
「おじいさんだけ楽をしておばあさんが可愛そうだ!」
と言う。
3、だったら、おばあさんがロバに乗りおじいさんが歩いた。
すると今度は
「おじいさんを歩かせて自分がロバに乗るなんてけしからん女だ」
と非難される。
4、最後は、もうロバにすら乗らず、ロバ、おじいさん、おばあさんで歩き始める。
もう言われないと思うが
「あいつらはロバの正しい使い方も知らないバカだ」
と非難が来てしまった。
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もうお気付きだろう。
どの行動、どの選択をしても非難、クレームは来る。
つまりすべての人を納得させるアクションは不可能なのだ。
人数が増えれば増えるほど、それぞれの考え方、行動も変わる。
価値観も大きく変わってくる。
各々が持ち合わせているベクトル(矢印)の向きがあらゆる方向に向いている。
ベクトルを合わせようと思うと、人の考えを否定したり、捻じ曲げようとしたりとして、人間関係に問題が生じることが多い。
立場や行う内容、今までの人間関係にもよっては来るのだが、行うべき行動は、好きだと思うこと、これだと思うことをやり続けて見ることだ。
他人が何か言ってくると思うが、スルーしたほうがいい。
何故なら別のアクションをしたところで違う誰かが何かを言ってくるからだ。
プラス必要なことは、相手の考え、価値観を受けいてあげることだろう。
俺が俺が、私が私がではこの世の中生きていけない。
すべての人の、人と人の繋がりがあってはじめて生活が成り立っている。
矛盾しているようにも思えるが、
相手の価値観を受けいるが、鵜呑みするわけではない。
そこを勘違いすると、おじいさん、おばあさん、ロバのような何をしても非難されることになる。
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すべての人を納得させるのは不可能!
ならば、自分の思ったことをやり続けて行く!
ただし、相手の価値観をしっかり受け止めて受け入れて人と人の繋がりで生活出来ていることに感謝していくことが大切ではないだろうか。