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【ボツワナ】サン族との出会い

2019年8月10日 19歳の夏。アフリカの地で。

ヨハネスブルクから乗り継いでボツワナの都市マウンに到着。

出迎えてくれた車に乗り、ひたすら同じ景色の中を3時間。

車に揺られた。

整備されていない一本道。周りには馬や牛がいて、たまに集落が顔をのぞかせる。

この時間私は結構好き。ひたすら窓の外を見て、新しい土地に来たなあって実感する。

めちゃめちゃ車酔いするから、きつい時はとにかくきついんだけどね。

サン族とのある日

さて、またまたボツワナでの素敵な人たちとの出会いです。

着いた先は「sun village」

サン族っていう世界最古の民族が住む村。

クリック音という音を使い会話をし、ブッシュの中で狩猟を行う民族です。

人が好きな私にとって、今回の旅で一番行きたいって事前に思っていた場所。

とっても小さな村で、10人から15人くらいに会ったかな。

着いたら夜で、ブッシュマンダンスを披露してくれた。

小さな火を囲み、彼らの手拍子と掛け声が響く。

近くには水を飲みに動物が集まっていた。

彼らの音楽は一年経った今でも鮮明に覚えているくらい迫力があって魅力的だった。

最後は私も輪に入らせてもらって、一緒に音楽を作った。

素敵な時間をありがとう。

彼らが、彼ら自身が楽しんでやってほしいな。



サン族との次の日

翌朝7時

昨日の火はまだ残っていた。鳥の鳴き声、澄み切った空気。

いい朝だったなあ。


サン族に案内してもらって茂みの中を探検。

ジャッカルの皮できた道具入れ。すべて手作りの狩猟道具。

サン族の知恵をたーくさん教わった。



今は使ってないんだろうなあ。どんな思いで教えてくれたのかな。

素敵な経験をさせてくれた彼らに感謝の気持ちでいっぱい。

彼のバンダナはボツワナの国旗のデザインだよって教えてくれた。

青は雨が少なく水資源が貴重なボツワナにとって、命を支える恵みの雨。

黒と2本の白は、黒人、白人共に平等な社会を築こうという決意。


サン族という世界最古の民族と過ごして、歴史を作ってきた人たちに出会って、

世界にはいろんな人がいて、どこかで絡み合ってるんだろうなあって10代ながらに感じた瞬間。




やっぱ人のことを知るのは楽しかったし、

やっぱ人が好きで、人が好きで、人と関わりたくて、

これからもいろんなところに会いに行くんだろうなあってことも。


世界最古の民族、サン族との出会いは、

これを観光にして見世物にしてほしくないという複雑な気持ちと、

でも私に見せてくれて、教えてくれてありがとうっていう気持ちと、

楽しんでね、とっても素敵な場所だったよっていう気持ちとが、

混ざり、感情が大渋滞でした。





またガタガタの道路に、周りには馬に牛。

うとうとしながら、素敵な時間だったなあって3時間の道のりを車に揺られ、次の場所へ。




読んでくれてありがとうございました。








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