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サングラスの本場イタリア人店員もオススメ! ハワイ生まれのMaui Jim (MADE IN JAPAN)

イタリア旅行の際に現地で是非購入したいと思っていたものとして、サングラスがありました。

鯖江とメガネとイタリアと

日本も鯖江市が高品質な眼鏡の産地として有名で、そのポジションを確立していますが、イタリアも同様にメガネやサングラスの産地として世界的に有名です。

福井県鯖江市には、めがねミュージアムなるものもあります。
https://www.megane.gr.jp/museum/

イタリアの有名なサングラスのブランドとしては、
 ・Persol ペルソール
 ・POLICE ポリス
 ・Ray-Ban レイバン
などに加え、いろんなファッションブランドも、たとえばシャネルはフランスのブランドであるにもかかわらず、メガネやサングラスなどのアイウェアは MADE IN ITALY です。

いろいろなブランドが、時計はスイスで作ることが多いのと同じく、アイウェアはイタリアで作っていることが多いぐらい、MADE IN ITALY は高品質なアイウェアの代名詞ともなっています。

Persol

まずは、ペルソールから見ていきましょう。

Persol ペルソール
ペルソールは、サングラスとメガネフレームに特化したイタリアのラグジュアリー アイウェア ブランドです。
ペルソールは、世界最古の アイウェア ブランドの一つで、現在はルックスオッティカ グループに属しています。
ペルソールの名称は、イタリア語の ”per il sole" から取られていて、英語では、 "for the sun" を、日本語では "太陽のために" を意味します。(意訳すると、「太陽から目を守るため」にといったところでしょうか)
ジュゼッペ・ラッティにより1917年に創業され、創業100周年を超える歴史があります。
元々は空軍パイロットのために作られていました。
トレードマークは、ヒンジの部分にあしらわれたシルバーアローです。

(日本語版では情報が少なかったため、Wikipedia英語版 より引用。意訳を含みます)

(図は公式ページより引用)

テンプルのフィット感を高めるMelflectoという特許を取得しているバネを内蔵した機構や、デザインを特徴づけるシルバーアロー (上図ではThe Arrow) などがあります。

シルバーアローやその他テクノロジーについてはコチラ
https://www.persol.com/japan/technology-the-arrow

日本国内のPersol正規販売店はコチラです。
https://www.persol.com/japan/AjaxStoreLocatorDisplayView?catalogId=3074457345616681818&langId=-1&storeId=715838391
"City" という選択肢で都道府県などを選択してください。

Ray-Ban

日本では、飛行機から降り立ったマッカーサー元帥がかけていたレイバンのイメージが強く、日本でサングラスと言えばまず思い浮かぶのはレイバンかもしれません。(アイウェアとしての歴史はペルソールの方が古く、ヨーロッパではとても人気のあるブランドです)

ここでレイバンは、あれ?アメリカのブランドでは?
と思われる方も多いでしょう。

確かにそのとおりです。もともとはアメリカで1937年に創業されましたが、1999年に、ペルソールと同じイタリアのルックスオッティカグループの傘下に入りました。今では本社もイタリアのミラノに移り、生産拠点もイタリアになっています。

Ray-Ban レイバン
1937年にアメリカ空軍の委託でアメリカの企業ボシュロム社 (Bausch & Lomb) が創立した。1999年に、ファッションブランドのアイウェア(メガネフレーム及びサングラス)を扱うイタリアのルックスオティカ (Luxottica Group S.p.A.) に売却され、現在はルックスオティカグループの主力ブランドである。
(Wikipedia より引用)

レイバン(Ray-Ban)には、「Ray(光) を Ban(遮断) する」という思いが込められています。
ペルソールの「太陽のために (太陽から目を守るために)」という思いと共通する部分があるように感じます。
いずれもファッション性もさることながら、まずは目を太陽から保護することを第一に考えられていて、実用性も兼ね備えています。

もちろん両ブランドともに、日本でも取り扱いがありますが、
是非現地イタリアで購入したいと思っていた次第でした。
ところが今回購入したのは…

Maui Jim

今回、購入のためにお邪魔したのは、Venezia (ベネツィア) からほど近いTrevizo (トレヴィーゾ) ※ にある小さな眼鏡屋さん Ottica De March di Bianchini Laura さんです。

※トレヴィーゾは、陸のベネツィアとも呼ばれ、運河に囲まれた大変美しい街です。かのスイーツ、ティラミス発祥の地です! またエスプレッソマシンのDeLonghi、アパレルブランドのBENETTON、バイクウェアのalpinestars、自転車メーカーのPINARELLOなど、数多くの世界的に有名なブランドの本社があります。
トレヴィーゾの紹介はまたの機会に。

お店の住所はコチラ
Via degli Alpini, 12, 31030 Carbonera TV, Italia

(写真は公式フェイスブックより)
写真左:朗らかな、しかし職人気質のイタリア人のショップオーナー。
だいたい英語で説明してくれましたが、イタリア語の部分は、同行していたイタリア人の友人が通訳してくれました。

オーナーから、どんなのを探しているのか尋ねられ、ペルソールかレイバンがほしい旨を伝えました。
ひととおりペルソールやレイバンを試してみましたが、頭の大きな私は、いまいちフィット感が良くなく、しっくりくるサングラスがなかなか見つかりません。(欧米人ってだいたい小顔ですもんね)
それで最終的にペルソールとレイバン合わせて20本ほど試させてくれましたが、オーナーは嫌な顔ひとつせず親切に対応してくれました。

結局、しっくりくるものが見つからず、今回は購入をあきらめて、またの機会でいいかな、と思っていたところ、最後にオーナーのオススメとして、 Maui Jim という自分にとっては聞いたこともなかったブランドをオススメされました。

Maui Jim マウイジム
会社のルーツは、ジム・リチャーズという漁師がハワイのマウイ島のビーチでサングラスを販売し始めた1980年に始まりました。 彼は "マウイジム" (マウイ島のジム) として知られていました。 数年後、同社はグレアや紫外線から目を保護するために偏光サングラスを開発しました。
(Wikipedia英語版 より引用)

イタリア人オーナーのオススメポイント3つ

 ・特許取得の優れた偏光レンズでグレアを確実に抑えて目を保護
 ・掛けているのを忘れるほどの軽量で最高のフィット感
 ・イタリア人も自信をもってオススメする MADE IN JAPAN 品質

今回購入するに至った HO'OKIPA というモデルを中心に解説していきます。


1.特許取得の優れた偏光レンズでグレアを確実に抑えて目を保護

実際に店内で、どれほどグレア(ギラツキ)を抑えられるかテスト用のエンボスの彫り物のようなものを見てみると、なるほど他のサングラスより、グレアが抑えられて、ハッキリと見やすいことが分かりました。

Maui Jim 正規販売店 Tommy Bahama さんより、Maui Jim のレンズについて引用
-------------- 
PolarizedPlus2 は、偏光レンズを中心に、色彩強化レンズ、防水&撥油コーティング、反射防止処理、ひっかき傷防止処理を施し、9層にも及ぶレンズで構成されています。

9層からなる特許取得済みのPolarizedPlus2は、99.9%のグレア(ぎらつき)をカットし、青色光を95%軽減することで、きついグレア(ぎらつき)や有害光線から目を保護し、周囲の鮮やかな色をよりリアルに再現します。
鮮明なビジョン、保護効果、そして色彩の向上性能に匹敵するサングラスは、他に類をみない技術です。また、すべてのマウイジムサングラスは、目の周囲の皮膚を有害なUV光線から保護する効果に関して、米皮膚がん財団(The Skin Cancer Foundation)の推奨を受けています。

実際にこのレンズを通してみる世界は別世界。強い日差しの中でも曇天でもクリアな視界で、ストレスなくお過ごし頂けます。ハワイでデザインチームを構成し、高品質を誇るイタリアと日本が生産を行っています。
(引用終わり)

お店のイタリア人オーナーに、
「サングラスは太陽の下で試さないとダメだ!
 そのサングラス持って外に来てみろ!」
と手を引かれてお店の外にも連れて行かれ、
「部屋の中だけじゃなく太陽光の下ではなおさら、このサングラスを掛けた方が見やすいんだ!
 外でサングラスを掛けてみてどうだ?
 そうだろ?よく見えるだろう?」
と強烈にオススメされました。
イタリア人は、自分が自信を持っていることは、グイグイと推してきます。イタリアでは、こういうやり取りが楽しいです。(急いでいる時はたまに面倒です)
確かにグレア (ぎらつき) が抑えられていますし、色もハッキリして、とても見やすいです。

2.掛けているのを忘れるほどの軽量で最高のフィット感

モデルによってもフィット感は異なると思いますが、今回購入したサングラスは、いくつかあるモデルの中でもとてもフィット感が良かったです。

恥ずかしくなるほど頭が大きな私は、通常なかなか合うサイズのサングラスが見つかりません。

そんな特殊な(?)私の頭ですが、今回購入したMaui Jimの最高のフィット感で、テンプル(つる)のエンドにもゴムの滑り止めが付いていて、頭を上下左右に振ってもズレることがありませんでした。

鼻のところは、柔らかめのゴムで覆われていて当たりがソフトで、フィット感の向上に寄与しています。

このモデルでは、装着したときにレンズと顔の間の隙間がほとんどありません。それで、サングラスの暗さによって開いてしまっている瞳孔を、横から夏の強い紫外線が入り込んで傷つけてしまうということもありません。

そして、レンズが大きくかつリムレスなのでレンズの縁(ふち)が視界に入りません。また、非常に軽量に作られているため、フィットの良さとあいまって、サングラスを付けていることを忘れるほどです。

3.イタリア人も自信をもってオススメする MADE IN JAPAN 品質

そして、最後のオススメポイント、MADE IN JAPAN って…
イタリアンブランドの MADE IN ITALY のサングラスが欲しくて買いに来た日本人なのに、おいちゃん…。

確かに、日本製は良いものが多いですが、日本ブランドのものでさえ、コスト削減のために MADE IN JAPAN が少なくなり、東南アジアなどに生産拠点を移している時代です。
そんな中でも、Maui Jim はハワイのブランドにもかかわらず、高い品質を優先して日本かイタリアで製造しています。このモデルは MADE IN JAPAN でした。

お店のイタリア人のオーナーも
「確かにイタリアのサングラスも有名だけど、
 日本人だったら、メイド・イン・ジャパンが優れていることを
 知ってるだろう? だからこのサングラスは間違いない」
そんなことを言われました。

サングラスの本場のイタリア人の眼鏡屋さんが、そこまで自信をもって日本製を褒めるということは、やっぱり良いのだと思います。
確かに作りが丁寧で綺麗でした。

どこのブランドか忘れてしまいましたが、他にも MADE IN JAPAN を売りにしているイタリアブランドのアイウェアが店内にありました。

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以上、イタリア人オーナーのオススメポイント3つとそれぞれに対する感想ですが、オーナーの言われることはなるほどそのとおりでした。
オーナーの熱意にも推され、当初予定していたイタリアンブランドのサングラスを買うことなく、結局ハワイアンブランドかつ MADE IN JAPAN の Maui Jim HO'OKIPA を購入しました。

購入金額は €180 ほどでした。
公式ページでは、現在 $189 となっていますので、公式ページの価格より少し高く、日本の販売店の Tommy Bahama では ¥28,000 となっていますので、日本での価格よりも安かったことになります。

サングラスの他に、ハワイアンブランドらしいMaui Jimのメガネケース (ハードケースとソフトケースの2点) に、眼鏡屋さんの連絡先などが入ったメガネ拭き

唯一の難点

これまで褒めちぎってきた Maui Jim ですが、このモデルでは唯一の難点があります。
それは、冬場など、暖かい部屋から寒い屋外などに急に移動すると、フィットの良さの利点でも紹介しましたが、レンズと顔の間の隙間がほとんどないため、レンズの内側が曇りやすい点です。
冬場などは、メガネの曇り止めなどを塗っておくなどの対策をしておくと良いでしょう。

総括

イタリアンブランドのサングラスを買うつもりでイタリアに行ったにもかかわらず、思わず買ってしまうほど、光の抑え具合、フィット感ともに、Maui Jimは本当に良いサングラスです。

日本では取り扱いが少ないようですが、並行輸入品でしたら楽天アマゾンでも売られていますし、上記でも紹介しました Tommy Bahama さんが正規販売店のようです。

これから夏に向けてサングラスをお探しの方は、 定番のブランドに加えて Maui Jim も是非手に取ってみてはいかがでしょうか?

ミラノの凱旋門にて。
(前回の冬に購入したのですが、記事にするのが遅くてすみません)

それではまた! A dopo ciao ciao!


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