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孤独と不安のレッスン 13番目の感想



ふと立ち寄った最寄りの本屋。あるタイトルの文庫本がふと目に留まった。

「孤独と不安のレッスン」

ゆるっとした字体でタイトルが書かれている。

帯には、【あなたが「本物の孤独」と「前向きの不安」を友として、どうか、生きていけますように。】と。

最近なんだか、漠然とした孤独感があって、ちょっと購入してみた。

家に帰って読み始めたけど、優しい語り口で、私の中のモヤモヤにいろいろ問いかけてくれた。

その中でも特に、これは自分の中でもう一回咀嚼したい!!!と思ったレッスン(13)について、記したい。



レッスン(13)「他人」と「他者」の違いを知る。


最初は、「え?同じじゃね。」と思ったけど、筆者によるとこうらしい。


「他人」はただ周りにいるだけの人。「他者」は喜びと同時に孤独や不安をくれる人。


この概念は、最近の私のモヤっとに対してヒントをくれた。

●最近、大学時代の友人や後輩と会うことがあった。ランチをしながら、何気ない、当たり障りのない会話をする。最近の仕事~とか、好きなドラマ~とか。内心、変に踏み込んで相手の地雷を踏むのもめんどくさいし、変に踏み込まれて、プライドを傷つけられるのも嫌なんだ。そんな感じで会話をしてお別れをした。

お別れをした後、久々に会えたのはうれしいが、なんだか、物足りない。何の時間だった?と心の中で思った。


●同じタイミング位に、大学時代の親友に会った。ランチをしながら、自分の内面をさらけ出す会話をする。ここ最近感じていること~とか、恋愛~とか。相手が自分のことを理解してくれているし、引かずに聞いてくれるし、どんどん話をするし、相手からもどんどん話が出てくる。あっという間にお別れの時間が来てしまった。

お別れをした後、喋った――――!なんかすっきりしたし、友達って最高だよな!!!と実感した。


「他人」はただ周りにいるだけの人。「他者」は喜びと同時に孤独や不安をくれる人。


そう、前者は「他人」、後者は「他者」だったのかもしれない。と思った。

前者の「他人」からは、孤独や不安を受け取ることはない。なぜなら、当たり障りのない会話しかしていないから。正直喜びもあまりなかった。

後者の「他者」からは、喜びを沢山受け取った。今回は喜びだけだったが、正直に話しすぎて、その裏返しで、孤独や不安を受け取ることもある。



この本のレッスン(13)「他人」と「他者」の違いを知る。について、実感したという話。


ただ、何が「他人」と「他者」を分けるのだろう。

To be continued...


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