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絶景満喫!かもめ島マリンピングで贅沢してきた【江差町レポ】

このご時世、開放感あふれるキャンプに憧れる。でも道具揃えるのはお高いし…妥協して不便なのはイヤ。(本当は不便を楽しむまでがキャンプなのかもと思いつつ…)
というか、子持ち(幼児)でキャンプしてる人たちとかマジで手際が神なのか、お子さんが神童クラスで物分かりが良いんじゃなかろうか。我が家は絶対無理だ。

そんなインドア陰キャ夫婦+「指示?聞こえてるけど聞く気はない」自由人な幼児1人の3人家族なのですが、北海道江差町で新企画が始まったとのことで早速行ってきました。その名も「かもめ島マリンピング」です。

【公式】かもめ島マリンピング

マリン(海)でグランピングできるこの企画。結果だけ言うと、めっっっっっちゃ至れり尽くせりで最高でした。娘氏もこの笑顔!

マリンピング1

(目隠しいれてますが、夫氏と瓜二つなので夫氏からご想像ください。)

江差観光ふるさと大使(委嘱者:江差観光コンベンション協会)かつ、普段から面白い話に目を光らせている私は、割と早い段階でマリンピングの噂をキャッチ。したのは良いのですが…キャンプは初心者。二の足を踏んでいました。どのぐらい初心者かというと

私:小学校ぐらいの時は家族でどこか1泊ぐらいしたような気が…するかもしれない…(がほぼ至れり尽くせりでやってくれていた。母は気遣いの人なので子どもがやることはほぼ無い)

夫:キャンプ好きな友達についてって4-5回行ったことがある(指示を受けてお手伝い)

というレベル感です。伝わりますでしょうか。こんなんじゃ子連れキャンプなんてできやしない…ちょっとテント建てに集中して「やり方が違う」とか喧嘩してるうちに、娘はどこかにスッ飛んでいきます。意外と走るの早いです。屋外で迷子になられたら探せないよ…

というわけで、申し込んだのは1日1組限定のマリンピングテント宿泊プラン、2名分の宿泊・食事・体験料込で52,000円、追加料金未就学児分¥5,000です!!庶民感覚的にはそこそこ良いホテルに泊まってギリギリ贅沢ができるかな…ぐらい。江差町から頂いた賞金を使わせていただきました。(実はカメラも新調し、この日がほぼ初使用!)

事前予約の際にお話したのは、
夕食どれにする?
・チェックイン・アウトの時間(14時チェックイン、10時チェックアウトが基本とのこと)
・お風呂は町内の温泉を使ってね!(それに必要なものは持参して!)
という感じ。では、時系列でレポートしますね!

かもめ島マリンピングに持っていったもの

ホームページを見る限り、ホテルぐらいの環境ありそうだな…?とは思いつつ、
・飲料水(往復の車内でも飲むため)
・タオル・シャンプー類(温泉のため)
・娘氏のおやつ
・ごはん(白米おにぎり)
・各種充電器
・カメラ機材一式←
という感じを車に積み込み出発。12時過ぎに出て途中で道の駅なないろななえ(で昼ごはんに日の出製麺の焼きそば、あとはコロッケ等購入)とコンビニに寄ったため、14時ちょっとすぎに到着です。

14時:到着手続き

まずは開陽丸記念館の手前にある管理棟入口、入って右側にある(一社)北海道江差観光みらい機構内の受付(観光案内所と繋がってる)で先に料金のお支払い。マリンピングテント宿泊プランの場合はほぼ全部インクルーシブな感じなので、帰りも追加料金は発生しませんでした。夫のクレジットカードでピッと済ませ、担当の宮崎さんの指示に従いかもめ島に移動です。

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これは去年撮影した開陽丸の外観。中は戊辰戦争・新選組・明治維新あたりの歴史好きが滾りそうな展示がいっぱいあるのですが、ご時世の影響で触って楽しむ系は一部中止になっていました。
というか、この日は曇天だったため人間のいない写真は別日のものがちらほら混じりますがお許しを…

かもめ島最寄りに車を止め、荷物を持ったらマリンピングテントまでレッツゴー!!!

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この鳥居と奥に見える瓶子岩、あとは浜で海水浴をする人を横目に歩いていきます。ちょっと歩くとそこそこ長い階段が…けっこう膝に来る…(年と体重…)写真忘れたので、後日撮影&追加しますね。なおかもめ島は

周囲約2.6km・海抜約30mの、防波堤で街と結ばれている島

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…ということは30mぐらい登ってるんじゃないかな~と。

登りきると、こんな感じの景色が待っています。

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左が夕陽に向かって鳴らすと「幸せになる鐘」、右が「鴎島(かもめじま)灯台」。実は2018年に「恋する灯台」に認定されているそう。マリンピングテントは、この灯台のすぐそばに設置されています。

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(娘の世話に忙しすぎて到着時の外観が無かった…これは7/22にあったお披露目会の際の写真)
そして内観!

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…娘に荒らされる前の内観がこれしかなかったので、補足でお披露目会の時の写真も載せておきますね。

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冷蔵・冷凍庫、ウォーターサーバー、空調完備です!!!!空調の音がそれなりにするものの、夏場でも涼しく快適。ウェルカムお菓子には五勝手屋本舗さんの「回/Re-Fruit]が設置されており、コーヒー豆、ミルもあるのでまずは贅沢に一休み…が可能。

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と言いながら、子連れの我が家はまずは子どもを遊ばせることが優先。さっそくカニ釣りにレッツゴー!

14時半:かもめ島ふもと、 五郎兵衛浜でカニ釣り

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長い階段をてくてく降り、かもめの散歩道と呼ばれる橋を渡った先にあるのが五郎兵衛浜。ここには岩の影にちっちゃい磯ガニやヤドカリがうじゃうじゃいます。キャッチ&リリースで増やしているそう。というわけでカニ釣りスタートです。

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娘氏。楽しいのはわかるけどwカニを!探して!w
係りのお兄さんが一人見守りでついてきて、やり方を教えてくれました。割りばしのような棒から紐をたらし、先っぽにはダブルクリップに挟んだするめをつけています。

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こんな感じが…

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いつの間にかこんなことに…ヤドカリに占拠されています。なお、蓋があいていると逃げ出します。1時間ちょっとで、ケース満杯にする→リリース→ケース満杯にする、というぐらいの入れ食いでした。ただ、カニはキャッチ&リリースされ続けて知恵がついているのか、するめが来ると岩の影に引っ張り込もうとしなかなか引き上げられてくれません。賢い。
ちなみに、娘はここで海にinしたため、フルでお着替え。シャボン玉もしたかったのですが、そんな時間は無くやや遅刻気味で次のプログラムです。

16時:マリンアドベンチャーウォーク(ガイドつき島探検)※歴史のお話なので急いでる人は読み飛ばしてください

江差町に超詳しいガイドさんが、かもめ島をゆったり説明しながら歩いてくれるというこの企画。16時に今年7月にできたばかりの銅像(江差追分会名誉師匠の青坂満さんの銅像だそう)の前に集合。まずは銅像の説明からだったのですが…
夫氏「そもそも江差追分ってなんですか…」
そうよね、そうなるよね…(私もふわっとしか知らない)
担当だった夏原茂樹さんが由来やなんやかんやを丁寧に説明してくださったのですが、web記事なので…

ちょうど江差追分会さんが銅像の青坂さんの歌声をPR動画に使用していたのでまずは聞いてもらったほうがわかりやすいです。ざっくり江差追分会さんのHPから抜粋すると、

日本を代表する民謡の一つに数えられる「江差追分」。この起源については文献も無く成立年代も不明ですが、信州の馬子唄と伊勢松坂節の二つに起源があると考えられています。

ざーーーーーーっくりいうと、民謡のひとつでめちゃくちゃ難しい部類のひとつだそうです。どのぐらい難しいか素人でもわかりやすい動画がこちら。

というわけで江差追分の話はこの辺にして…

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ツアーはこの写真で言うと左回り&島の左半分について説明してもらうものでした。

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かもめの散歩道を通ります(この写真は逆から翌日に撮影)
かもめ島は海底火山の影響で出来たそうで、島の崖みたいな部分は凝灰岩だそう。触るとボロボロ崩れる&場所によっては盛大に崩れているので、昔通路とされていた部分は現在は立ち入り禁止になっています。(南西沖地震で崩れたらしい)

元々は島だった→防波堤を作って島と陸をつなぎ湾にする→砂が溜まって砂浜に(現在海水浴をしている人がいる場所)という感じらしいです。

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北前船係留跡。ロープをつなぎ沖に杭をさらに打って明治20年頃まで船を停泊させていたそうです。緑の藻の右横に黒い三日月形をしたところがあるのですが、それはムラサキガイだそう。昔はみそ汁の具にしたんだよね~と夏原さん。(昔この貝を食べた、あの貝を食べたとか、あの辺まで泳げれば一人前だ、とか江差に住んでる方ならではの話がお聞き出来て面白かったです)

昔は船が来る=文化がいち早く届く場所。北海道には 無形民俗文化財が9つありますが、そのうち6つが江差町のものだと教えてもらいました。
北海道指定の文化財一覧

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この岩、アイヌ語で名前がついてるらしいんですが…思い出せず…録音が波音にかき消されてて聞き取れなかった…

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階段の上から見下ろした風景。左側に人間が隠れられるサイズのへこみがあります。なお、この階段は後付けで、岩を削って作った昔の階段跡も見受けられました。

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途中にある台場・砲台の跡地。確かこっちがテカエシ台場側だった…はず…

下を見ると千畳敷と呼ばれる岩場が広がっていて、昔は商人らが芸者さんを呼んで宴会をしていたそうです。

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千畳敷側から灯台を見上げて(別日撮影)

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その後島の上を散策。これは厳島神社。昔は弁天さんと呼ばれていたそうです。檜山の「檜」でもある、檜も植えられています。
※檜は大きくなるまで200年ぐらいかかるそう…

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記念碑等…(説明の音声が…遠い…)

この後階段下の井戸まで説明していただく予定だったのですが、子どもがじたばたしたので階段の上で説明だけ聞いてツアーは終了、おおよそ1時間弱でした。夏原さんありがとうございました!

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18時:キャンプの醍醐味!山ほどのお肉&新鮮魚介のバーベキュー!!

さて、ツアーが終わりマリンピングテントまで戻るとともう17時過ぎ。ここから子連れでお風呂に行って18時に戻ってくる、というのは至難の業です。というわけで、担当の宮崎さんに相談して食事の開始を18時半に変更してもらいました。

本当ならこのタイミングで夕陽も見えたはずなのですが…この日は曇天…。江差町の夕日は日本の夕陽百選にも選ばれるぐらいの素敵ですので是非一度ご覧ください。(せっかくなので受賞作品を置いておきますね…)(なお、夕陽と温泉、両方は現時点ではちょっと厳しいかも。営業時間…)

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ちなみに温泉は緑丘温泉 みどりヶ丘の湯っこ繁次郎温泉で迷い、この日は繁次郎温泉に。(神経質な人からするとちょっと汚れてるように見える場所もあるかもなので注意。)ソフトクリームが美味しくて150円とお安いため毎度食べてるんですが、この日は食事に備え食べないつもりだったのですが…娘に押し切られ食べました。。。

食事は3種から選べます。
・BOXディナー「食彩酒房 さと水」さん
・BOXディナー「イタリア風居酒屋 パレス」さん
・BBQ
です。うちは本当はさと水さんを希望していたのですが、日程的に難しい&BBQはボリュームがすごい!とのうわさを聞きBBQに。詳しくはこちら

戻ると宮崎さんがセッティングを良い感じに進めてくれており…

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ででどん!!!!!!

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新鮮な貝類も!

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「焼きましょうか?」と言ってくださったのでありがたくお言葉に甘え…(最初は夫も焼くかなぁと思ってたが食べるのに一生懸命にw)

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ででどん!!!!!この後は食べるのに夢中で写真は撮ってません!!!!!!でもお腹いっぱい食べて、翌朝も残ったもの(冷蔵庫に入れてた)を温めて食べました。大変美味しゅうございました…!

宮崎さんによると、今までのお客さんには大半が「満腹すぎる…」「食べきれない…」というリアクション。手ぶらキャンププランに来た男子大学生'sだけが「もうちょっと食べれる!」という感想だったらしいです。そりゃあ食べ盛りだもの…笑
目玉のステーキ肉はもうすっごくやわらかくて!!!!!!塩胡椒でいただいた後、味を変えてステーキソースでいただきました。

ちなみに、お肉屋さんには「量はもういいからお肉のランク上げたりなにか可能?」と聞くらしいですが、もうかなりいいランクなので…という反応になるそう。しかも町の人的には「米より!!!おかずだろ!!!」が主流なので、お肉屋さんと話しても「まず!量!」となるらしいです。「ご飯(お米)なしに早めの時間から飲みながらおかずを食べて、寝る前に〆で塩辛ご飯を食べる」ご家庭が多いとか…?焼肉と言えばご飯だろ!と思っておにぎりを持参したので、なおさらお腹はパンパンです。

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けど!!!甘いものは別腹!!!!ということで、マシュマロを焚火で焼いています…!娘氏、大喜び。

私も大喜びでサクフワに焼いて、主催者特製レシピのチョコフォンデュソースをたっぷりつけていただきました。美味しかった…!

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お腹がいっぱい!子どももそろそろ寝る時間!というわけで、夫にしばらく任せて私は少しワーケーション。本当は星空で!エクストリームワーケーション!と決め込みたかったのですが、この日は夜も変わらず曇天。

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本当はこういうのが見たかったんですが…

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まあお天気ばかりは仕方がない…
この日はうわさで聞いた夜光虫もダメ、風も強く雲も厚い、夜中明け方は大雨で結構音がしていましたが、ベッドがフカフカだったので普通に熟睡。
トイレは外の扉が一枚、中の扉は上下があいているので多少虫はいますが、キャンプに来たと思えば許容範囲内です。

翌朝:お腹がいっぱいになりすぎる!自分で焼き立てホットサンド×淹れたてコーヒー!

翌朝は7時頃起床。したところ。横のタープテントが風にやられたらしく…宮崎さんが撤去に来てくれていました。この日はやはり風がすごかったようで…というわけで外で準備し室内で朝食です!ホテルニューえさしさんのご準備だそう。これを

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こうして

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こう!!!!!!(上から撮るの忘れた…)

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お腹パンパンです…!(自己責任ですこし余して持ち帰りました)
・ホットサンド
・サラダ
・厚切りベーコン
・ミネストローネ
・ヨーグルト
・牛乳(濃厚!!!)
でした!子ども用はコーンスープ・ソーセージ等で、食わず嫌いの多い娘もパクパク食べてました。
コーヒーミル、コーヒー豆も準備されているので、私がホットサンド担当、夫がコーヒー担当で洋風朝食×美味しいコーヒーを出来立てで。

2日ともなのですが、片付けは基本箱に全てそのまま入れておくと、担当の方がやってくださるとのこと。さすがマリンピング…!!!!部屋にはタオル、歯ブラシ等もあり、ほぼホテルです。ホテルにあってマリンピングに無いものあったかな…ほぼ無かったような…???お風呂だけですかね?

~10時:チェックアウトまでにマリンカイト&シャボン玉を楽しむ

プランに「マリンカイト」が入っていたので、さっそく上げてみることに。上まで上げるのには多少コツがいるのですが、この日は風が強かったのでビュンビュン上がります。

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写真のために宮崎さんに上げてもらいました。ホント宮崎さん色々とありがとうございます…笑

娘はやらせてみたのですが、紐を途中で離してしまい凧が墜落…。でも非常に楽しんでいる様子でした。

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これはシャボン玉を楽しむ様子。風のおかげで大量&大型のシャボン玉がどんどんできるので、大喜びで追いかけていきました。

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このぐらい大量にできれば大人も面白いですよね…笑

こんな感じで遊んでいると、あっという間に10時に。最後に記念撮影。

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みっちみちで楽しみました、ありがとうございました!

1泊2日のかもめ島マリンピングを楽しんでみて

実際に宿泊して思ったことはよほどの悪天候じゃない限りはものすごく快適&贅沢に過ごせるな、ということ。我が家は手のかかる幼児連れだったのですが、自分たちでやらねばならない!ということは無く、ほぼ宮崎さんが何とかしてくれました。写真を撮りたかった私としては、天候だけが残念だった、という感じです。
夜の島は、宿泊者が我が家だけだったこともあって無人島を独り占め気分。こんな体験ができる場所はそうそうないです。

なお、この日はさらに30分ほど島を散策→五勝手屋本舗さんでお土産を購入→ブンテンで美味しいお肉を追加購入!し、帰路につきました。

大満足の江差旅行。機会があればぜひあなたもいかがでしょうか。
以上、江差観光ふるさと大使(委嘱者:江差観光コンベンション協会)・伊藤尚のレポートでした。

興味がわいたよ!という方はこちらからご予約を!
今年は10/24までとのことです。

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P.S.
お腹はパンパンになるのでダイエット中の人には向いてないと思います!笑

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