南野陽子さんに憧れてカンボジアに行ってみた~序章・カンボジア現地の印象
2024年1月後半に計6日間、カンボジアに行ってきました。
まず最初に、私の自己紹介と共にカンボジアに興味を持ったきっかけを以下の通り共有させていただければと思います。
※南野陽子さんのカンボジアとの携わりや、楽曲「明日への虹」については以前記事にさせて頂いたことがあります。
https://note.com/naonanno6797/n/n2787ab7ba3e6
そんな私ですが、仕事の休みの調整等もでき、先述の日程で念願叶って初めてカンボジアへ。
カンボジアに行くにあたりこだわったことは、「観光だけでは終わらせない。現地でボランティア等の体験をする」ということ。
そのような中で現地で学校支援に尽力されてるNGO/そのスタッフ(現地に精通した日本人)にお世話になり、安心してカンボジアで旅ができたことに加え、学校支援訪問の機会を頂くことができました。
因みに、私のカンボジアでの6日間の流れはおよそ以下の通り↓でした。
帰国してから暫く時間が経ちましたが、カンボジアで体験したことを多くの方に共有したいと思い、記事をUPしていきます。
今後色々な記事をUPしていこうと考えていますが、第一回目は”カンボジア”の印象について、現地に行ってこそ分かった視点から語らせて頂きます。
-気温/暑さについて
「カンボジアは南国で暑い」というイメージを抱いていました。
確かに暑く気温も28度~35度くらいはあったものの、1月は乾期でからっとしていたためか、日本の夏にある嫌な蒸し暑さはなく過ごしやすかったです。
想像していたのと違った点の一つで、やはり実際に現地へ赴き五感で感じないと分からないことがあると実感しました。
-移動手段/街の様子
街の中をバイクや車が行き交っている、という前情報を入手してました。
いざ現地に赴くと…バイクや車が移動手段で完全な車社会。
驚くことに、街を歩く歩行者をほとんど見かけなかったです。
街行く人、みんな車ORバイク!
今まで何か国か訪れてきましたが、「こんなに歩行者がいない国があるのか!」といった印象を受けました。
※横断歩道を見かけることもほとんど見かけませんでした。
道路を渡る際は、手を上げて渡る意志を見せて歩けば、車も止まってくれて無事渡れました。
交通量は朝6:00頃から増え始め(うるささで目が覚めるようなことはありませんでした)、夕方がピーク。
渋滞になることも多く、事故等が起きてしまった場合は1時間くらい道を進めないこともあるそうです。
電車も通っていますが、速度はとてもゆっくり(バイクのほうが間違いなく早い、という声が多い)で、1日に出ている本数も少ないとのこと。
都心では当たり前のように通勤通学で電車が用いられ、比較的鉄道普及率が高い日本とは大違いな模様です。
移動手段としては適さず、プノンペン→シェムリアップまで電車で移動することも可能ではあるものの、ネットでの評判等を見ても「かなりの通向け」との事です。
-治安・安全性
カンボジアは治安が悪いというイメージを多く持たれていると思いますし、
外務省の海外安全ホームページにおいても、”レベル1 十分注意してください”に分類されています。
ですが結論から言うと、治安が悪い印象は全然受けませんでした。
あまり心配する必要はないと思います。
(あくまで個人的な印象ですが、日本の歌○伎町近辺の方がずっと危ないと思います)
私が滞在してた中では身の危険を感じる目にあったことは一度もありませんでしたし、スリにも遭遇しませんでした。
「知らない人に声をかけられてもついて行かない(特に日本語で話しかけてくる場合は要注意、と聞きます)」を遵守していれば問題ないと思います。
とはいっても日本が平和すぎ・国全体で見ればカンボジアのほうが悪いのは確実。
貴重品を落としてしまった場合は無事帰って来る可能性は極めて低いそうですし、窃盗団等が存在するのは事実だそうです。
-水事情・飲み物
飲料水についてですが、北九州市はじめとした日本のODAの力もあり都心部の水質は大分改善されたものの、飲用にはあまり適さないと聞きます。
※日本がカンボジアの水インフラ改善に貢献したというエピソードはこちらから。(外部サイト)↓
https://www.jica.go.jp/Resource/publication/mundi/202006/202006_07.html
カンボジア人も水道水は飲まず、ペットボトルの水・飲料を飲む割合の方が多いようです。
私は宿泊先に用意されていた水を活用した他、シェムリアップ観光時は、サポート頂いたトゥクトゥクドライバーから水を頂きました。
※車内にクーラーボックスを備えており、あらかじめ買っておいて頂いた水を冷えた状態で提供頂きました。
他には、路上の屋台で売っていたさとうきびジュースを頂いたこともありました。
甘かったですが、癖ある味ではなく美味しかったです。
-食べ物について
カンボジアは食べ物に注意した方がいい、という情報をよく目にします。
幸い、私は食当たりになったりお腹を壊すことはありませんでした。
(大抵の情報源では、”火を通していないものは要注意”と注意喚起しており、実際私も生ものは食べないようにしていました。)
とはいえ飲食店の衛生基準は日本より間違いなく緩いですし、個人差もあると思うので、胃腸薬も持って行った方がベターとは思います。
現地の料理は”クメール料理”。
上手く形容し難いですが、一般的なアジア料理をイメージして頂ければよいかと。(タイ料理と比べたら香辛料は使わずマイルド。ココナッツミルク等もよく下味に用いられるようですが、甘ったるい感じはなかったです。)
日本人の口には合いやすいと思いますし、とても美味しかったです。
また、ほとんどのお店が昼夜問わずお酒でも1ドル・食べ物も5ドル程度なので、日本での外食に比べたら食費としてはかなり安く済むと思います。
ちなみに、出会って衝撃的だった物珍しい食事は以下の2点。
両方とも、地方部(コンポンスプー州)での食事の一品です。
-蓮の実(タネ)焼き
蓮(lotus)の花から実を取って、中に詰まっている焼いたもの。口にしてみると豆のおつまみのような食感で、抵抗は感じませんでした。
-蟻が入ったスープ
変わった食材を使ってる気配は全くないスープでした。
美味しく飲み干すと、とある虫をスープ内に発見…
※以下、閲覧注意。
蟻が入っていたんです!
出汁として蟻を入れるのは、酸味が増すためだそうです。
味は普通に美味しく、蟻が入っているというのも言われて気づいた程です。
以上、カンボジアの珍メニューでした。
調べた限りではこういったクメール料理は見つからず、一期一会のローカルならではの経験だったと思います。
食べれるものは何でも食用にするのでしょうね。
一見抵抗がありそうな料理でも、いざ食べてみたら意外といけるというか。もちろんレストランの料理もおいしいのですが、こういった物珍しい食事に出会えるのはローカルな地方部ならではかもしれません。
また、(食べませんでしたが)街中では焼いたサソリ等、アジアらしいゲテモノグルメの屋台も数回見かけました。
最後に、かぼちゃに関するお話をさせて頂ければと思います。
ラジオでナンノさんが「日本にカボチャを伝えたのはカンボジア」というような発言をされており、詳しい経緯を疑問に思っていました。
日本のカンボジア料理店ではかぼちゃはデザートとして定番のメニューで、私も実際に日本国内のカンボジア料理店へ赴き食べたことがあります。
調べたところによると…日本におけるかぼちゃの歴史は、16世紀頃にポルトガル船によって持ち込まれたのが始まりだそうです。
しかし、…かぼちゃは漢字で書くと「南瓜」ですし、ポルトガル語でかぼちゃは abóbora(アボボラ)と言うそうで。
「かぼちゃ」はどこから来たのか⁉
実は日本に持ち込まれたかぼちゃはカンボジア経由で入ってきたものだそうで、ポルトガル人がかぼちゃを「Camboja」(カンボージャ)と言ってしまったらしく、そのまま日本中に広まり、「カンボージャ」という言葉が訛って「かぼちゃ」となって今日に至るそうです。
※出典:どこで入れちがっちゃったのか。「かぼちゃとカンボジア」
(都内のカンボジア料理店 バイヨンさんのブログ)
そんなかぼちゃ、現地でも見かけないかと期待して赴きましたが…
残念なことに、見かける機会はありませんでした。
-犬に要注意!? ペット事情
"カンボジアは有数の狂犬病大国"という前情報を入手してました。
(先述の外務省の海外安全ホームページにも記載あり)
いざ現地へ赴くと…犬はそこらじゅうで見かけ、遭遇率は高かったです💦。
ですが、基本的に日中は寝ていたりと大人しいですし、距離を取ってさえいれば大丈夫と思います。
昔から、犬はペットより番犬として飼っている割合が多いようですが、最近ではペット=家族の一員として犬を迎え入れる割合も増加傾向にあるそうです。
※ペットの飼育率も将来は増える⁉
カンボジアのペット事情にまつわる記事はこちら。(外部サイト)↓
https://nyonyum.net/ja/nyonyum118special_2/
(私がシェムリアップで宿泊したゲストハウスも番犬として買っていた模様で、夜帰ってくるたびに吠えてきて少し怖かったです。ただし、主が出てきて舌打ちすると大人しくなりました。)
-買い物事情
カンボジア人は食料や日用品は公衆市場(マーケット)+屋台での買い物が中心で、”スーパーマーケットで買い物”という文化はそこまで定着していません。
プノンペン市街地を巡るにあたり、Google mapでスーパーやコンビニを検索してもそこまで多くはヒットしなかったです。
そんな中、進出している日系スーパーはイオンモール。
私も、”イオンモール センソックシティ”に行きましたが、とにかく色々ビックリしました。(詳細は後日別記事にて)
日本へのお土産はクッキーを買ってきましたが(アンコールクッキーは有名と思います)街中のマーケットで見かける機会はなく、空港やイオンモールで購入しました。
-通信手段について
私は海外用wifiをレンタルしましたが、現地SIM購入でほとんど事足りるようです。モバイルバッテリーは6日間で1万円ほどかかりましたが、SIMだともっと安く済みます。
一方で、海外用wifiにはモバイルバッテリーが付属。海外でバッテリーが切れてしまったら一大事だし、日本のようなモバイルバッテリーレンタルサービスは普及していないため、非常に助かりました。
また、カンボジアは国全体としてのスマホ・通信環境普及率は発展しており、タクシー配車アプリ「Grab」、決済アプリ「ABA Pay」等がメジャーな模様です。
-人の印象
日本人がカンボジア人に対して抱く印象として「優しくおおらか」「日本と比べると決して豊かではないが、幸せそう。キラキラしている」等をよく目にします。
今回は残念ながら、現地の方と親密な関係を築けるまでには至らなかったので、説得性には欠けると思いますが…。
明るくおおらかな国民性なのは間違いないと思います。
特に印象的だったのは、店の様子を撮影しておこうとスマホを向けたら店員さん自らピースしてきたことが2回あったことです。
日本ではまず見かけない(宣伝目的の写真等は除く)光景でしょう。
学校訪問時に出会ったボランティアスタッフは沖縄出身の方だったのですが「沖縄人は明るくおおらかで、人同士の距離感が近い部分がある。カンボジア人と沖縄人はそこは似ていると思う」と仰っていました。
また、その方曰く「住んでいるアパートの大家や、学校の生徒さんの家まで招かれて食事をごちそうしてもらったこともある」ということで、良くも悪くも人同士の距離感は近く、結びつきが強い文化なのだと思います。
今回はここまで。
また今後ともカンボジアの情報を記事で発信していく予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。オークン!
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