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遅ればせた父の日に、レコードプレーヤーを贈った時の話

こんばんは。

明日から、もう7月ですね。

そんな時期に何ですが、父の日の話です。

父の日は、6月16日だったはずなのですが、毎年のように、その日は何もせずに終わってしまいました。

先日、エアコンの調子が悪くなってしまい、
「これから暑くなるのに、地獄やん!!」と焦りに焦り、電気屋さんへGO。

エアコンそのものはあるのですが、
何と、今からだと 取り付けは9月以降になるらしい。。。

「え? そうなんですか。。。。」

新しいエアコンを付けるのは諦め、何とか調子を戻したエアコンを騙し騙し、使うことにしました。

で、その際に
ずっと気になっていたレコードプレーヤーを実際に見てみたかったので
売り場に立ち寄ってみました。

実は、数ヶ月前にも、同じ店舗で、その品物について、
「これ、音を聞いてみたいんですが・・」と店員さんに聞いてみたのですが
「ちょっと、お待ちください」と言われ、20分ほど待たされたのですね。

その時は、後の予定も詰まっていたので、
そのままごめんなさいしてしまいました。

でも、ずっと引っ掛かってまして。

大型書店でも、レコードプレーヤーを展示していたり、
ちょっとしたブームなのかもしれません。
展示品ということもあり、実際に音を聴くことができないものがほとんどで
モヤモヤしていました。

今回もまた、
「ちょっとお待ちください。」と言われまして、
同じように20分くらい待ったと思います。

すると、オーディオ専門らしき店員さんがやってきて、
プレーヤーの電源コードを探したのですが、
それらしいものが見つからない。

「これかなあ・・・・?」と付けたものの、
音は鳴らず。

 お互いに顔を見合わせたのですが、

「違うんじゃないですかねえ・・・・・電源コード。」

 じゃあ、これの電源コード、どこいったんだ?

 ちょっと、気まずい、無言の時間が。
「・・・・・・・」

ダメもとで、店員さんに、言ってみました。
箱に入った現品が、2つあったのです。

「あの、これ、開けて、聴くことできませんかね・・・?」

「やってみますか。」

売り場で、現品の箱を開けて、
発泡スチロールのカバーを外し、
電源コードを繋ぎ、
レコードを置いて、
スイッチオン。

「結構、良い音ですね・・・・」

「思ったより、ずっと良いですね。」

「レコードの音って、これが良いんですよね。」

何だ、店員さんも、聞いたことなかったんだ・・・・

ここまでやっていただいて、買わないわけにいかないだろうよ。

「じゃ、これ、下さい。」

ならばと、その店員さん、色々と値段を下げてくれて
そのまま購入となりました。

値段は、1万円しなかったくらいです。

で。

プレーヤーを買ったけれど、レコードが無い。

そういえば、ブックオフに中古レコードがあったぞ。

その足で、ブックオフへ行き、
だいぶ昔に、勢いで処分してしまったビートルズのライブやポールモーリアやらのレコードを購入しました。

4枚ほど購入して、2000円くらいだったと思います。
LPレコードを小脇に抱えて歩くって、なんか、カッコいい(笑)

プレーヤーとレコードを抱えて帰宅。

うちは2世帯住宅になっているので、
父の家の玄関から入り、

「遅れましたが、父の日です。」と言って一式を渡しました。

最初は、何だ、何だ?と訝しんでいた父でしたが、

箱から出し、電源を繋ぎ、
レコードをのせ
音楽が流れた瞬間、
何ともいえない、嬉しそうな顔を見せたのです。

「これだよなあ・・・」

こんな父親の顔を見たのは、いつ以来だっただろうか。

いつも喧嘩ばかりして、
うまく付き合えなかった父親だけれど、
ちょっとは、親孝行が出来たかなあ。

そんな気持ちにさせてくれた
レコードプレーヤーよ、
ありがとう。

私も、レコード集めが
新しい趣味になりそうです。




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