【読書】「14歳の教室」〜どう読み どう生きるか〜
こんにちは。ナカちゃんです。
今回は、本の話です。
中学校で学校図書館を任されているので、「図書室に入れたいな〜」と思う本は、全て読むようにしています。そうすると、自然と中高校生向けの本を読むことが多くなる。
で、何を言いたいかというと、
「ヤングアダルト(YA)向けの本は、オトナにとっても良書が多い!」
今回紹介する「14歳の教室」は、批評家で随筆家の若松英輔さんが、筑波大付属中3年生に授業をした内容を書籍にまとめたものです。
進むべき道に迷ったとき、生きがいを見失ったとき、君を支える言葉と出会う「7つの授業」
答えは誰かがくれるものじゃない。自分で見つけるものなんだ。
帯に書かれている言葉から、すでにグッときてしまいますが、対話の中で取り上げられている人たちがスゴい。
池田晶子、小林秀雄、リルケ、田中美知太郎などの哲学者や詩人たち。
池田晶子さんの『14歳からの哲学 考えるための教科書」は、私も大好きな本で、これから池田さんの本をこつこつ読んでいきたいと思ってた矢先の再会でした。
章立ても、すてきです。
第1講 おもう
第2講 考える
第3講 分かる
第4講 読むと書く1
第5講 読むと書く2
第6講 対話する 1
第7講 対話する 2
特に、第4講、第5講は、自分にとってもガツンとくる内容でした。このnoteで何を、どう書いていこうか。どこを向いて、どこに進めば良いのかの指針を与えてもらえた内容でした。
そして、第6講、第7講は、「対話と沈黙」について。
その中で取り上げられている エリザベス・キューブラー=ロスの「死ぬ瞬間 死とその課程について」という本とマックス・ピカートの「沈黙の世界」という本は、とても興味深かった。まだ、読んでいないので、これからこの2冊はぜひ読んでみたいと思っています。
さて。読後に自分が印象に残った部分を引用しておきます
人が、一人の人に、本当に心を込めて書いたものは、書き手の意図を超え、世紀をまたいで人々の心を打つのです。これが、言葉の理なのかもしれません。ですから、私たちも、たくさんの人に向けて書くのではなくて、ひとりの人に向けて、本当に心を込めて言葉をつむげば、その言葉はそう簡単には消えないのだとも思います。 (中略)皆さんに、感じ分けてもらいたいのは、朽ちることのない言葉はどこにあるのか、ということなのです。また、容易に消えることのない言葉は、どのような姿をしているのか、ということです。
「言葉の森」に分け入る一歩を踏み出した 全ての人に読んでもらいたい
一冊です。
ワタシも、森に分け入ってしまった1人です。
こんな文章が書ける人になりたいな。noteで、日々修錬ですね☺︎
今日も最後まで読んでいただき ありがとうございました。
明日も素敵な一日になりますように!
もっと詳しく知りたい方は、こちらもぜひ読んでみて★
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