目の前の手柄か?先の実益か?〜幕末の実業家・五代友厚の仕事ぶりから学ぶ〜
五代友厚とは
五代友厚は、江戸時代末期から明治時代中期にかけての日本の武士(薩摩藩士)、実業家。商工業の組織化、信用秩序の再構築を図った。Wikipediaより
つまり、幕末の武士でありながら明治の実業家であり、群がる欧米列強から日本を守ったヒーローでもあるのです🇯🇵
現在映画館で上映されている映画「天外者」は 三浦春馬くんがその五代友厚を演じ、図らずとも春馬くんの遺作となったことでも注目されています🎥
五代友厚、何が凄いのか?!
1番感激したところは、、
丸腰でイギリス艦隊の船に拉致された時も見事な交渉で大阪への攻撃を止めた五代。
更にすごいのが、明治の初期、欧米列強が日本を属国化しようと鉄道の権益や通信の権利をおさえようとしているところを、初期段階で阻止したこと!!
社会インフラ(地味だが長期的インパクトが大きい事柄)に着目して、押さえるべきところを守る事に翻弄しました。
その先見性!
大事なのは、目的
目の前の戦に勝つ
目の前の売り上げを上げる
のような、目立つ手柄ではなかった五代の働き。
しかし、目立つわけでは無いものの、長期的インパクトの大きいものを押さえに行く。なぜならば、【日本を守る】
その目的のためには、それが大事だから。
目的から行動する姿勢が、あまりにも素晴らしい。
五台自身も、以下のような言葉を残しています。
地位か名誉か金か、いや、大切なのは目的だ
以前、実業家の方々のインタビューを調べていた時、やはり同じような考え方を大事にしてらっしゃっていました✍️
自分は目立たなくて良い。ステルス経営。(滝崎武光氏: キーエンス創業者)
社会インフラを押さえるような仕事をせよ。
範囲は小さくても領域はニッチでも、仕組みの根本を押さえる側にまわれ。(嶋村吉洋氏: ワクセル主宰)
もう一つの見所!
五代を支えたのは、強烈な同志達!
先見性のある仕事をしていた五代の仕事ぶりは当時なかなか理解されないものの、五台の元には強烈な同志が集まります。
坂本龍馬
後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎
初代内閣総理大臣となる伊藤博文
なんと濃い布陣でしょうか。。
幾度となく互いのピンチを救い合う4人。
志を共にする真の仲間をつくる、チームビルディングの力を思い知らされます🤝
今回の映画、他にも見所はありましたが、私としてはそれが1番印象的でした。
私もそんな仕事が出来るできる人間になりたいです⛰
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