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沖縄慰霊の日に祖母とお祈りを。

全国的にはあまり知られていないかもしれませんが、沖縄では本日6月23日は

慰霊の日

という祝日で、公的機関や学校もお休みの日です。

8月15日にも終戦記念日がありますが、
なぜこの日が慰霊の日なのか。

念のため歴史的に説明すると、
この日が沖縄での日本軍とアメリカ軍の組織的戦闘の終結の日

だからです。

(細かくいうと、1945年6月23日に、第32軍司令官牛島満中将(後の大将)と長勇参謀長(後の中将)が自決し、旧大日本帝国陸軍司令部の機能が崩壊および全軍の組織ある防衛戦闘が終結。Wikipediaより)

76年前、6月23日以降。

もちろんこの日の後も、戦闘終結を知らない個人兵などは闘いを続けたりしていましたが、この日を境に沖縄でもたくさんの県民が逃げることや集団自決をやめ、米軍に投降しました。

私の祖母も、逃げていた本当中部で投降し、その後石川町(本島中部)の収容所に収容されたそうです。

その後祖母が元々住んでいた那覇市に帰れたのは5年後。高校生という多感な時期を収容所で過ごした祖母。

そんな祖母と平和記念公園へ

そんな祖母と、今日は平和記念公園(平和の礎)に行きました。

遺骨も見つからない3人の祖母の姉の名前が刻まれた廟に、お水をかけてお祈りをしてきました🙏

命が続く奇跡

6人姉妹の祖母。
その半分が沖縄戦で亡くなりました。

つまりこの1/2の確率で、私は今ここにいます。

祖母が命をつないでくれたおかげで、いま私や娘は生きています。


歴史は繰り返す


TVで見るパレスチナやパキスタンの空爆やテロ映像が、どこか映画のワンシーン化のように見える、私達戦争を知らない世代。

歴史は繰り返してはならないけど、
風化させてしまうと歴史は繰り返します。

この土地に確かにあった、とんでもない戦争の記憶を風化させないのが、私の今後の使命の一つです。

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