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救われるnote

「日本各地、師走らしい季節です・・・」

カーラジオから流れてきた
天気予報士の言葉に、
ふと空を見上げた。

駐車場から外へ出て見た空には
風に散り散りになった白い雲が、
澄んだ青をバックに
さざなみのような形をしている。

ああ、きれいだ。

その時、なぜだろう。
ふと、noteのことが頭をよぎった。

ここのところ、ずっと
noteは読むだけになっている。
読めずにいる人たちの記事もたまっていく。

生活とは、
生きて活きることだけれでも、
いろんなことがごちゃごちゃになったまま、
どんどんどんどん過ぎている。 

明るいことだけで人生が埋まらないのは
百も承知でいるけれど、
かと言ってやり過ごせるほどタフじゃない。

頭を悩まし、心が挫けそうにもなる。
それでも突っ張るしかないわけで。

そんなときに私を救ってくれるのは
noteだ。

いつもそうだ。

誰かの記事を読む、
次々いろんな人の記事を読む。

だが、私の速度は遅い。
そんなことは今更どうでもいい。
だからスキ制限にはきっと
この先も無縁人間だ。

でもやっぱり一番じぶんを救うのは、
自分でnoteを書くときだ。
それが駄作でも、
つぶやきでもなんでもいい。

そこに出てくるものは、
じぶんの何かであって、
現実の自分そのままではない。

でも、現実の私が書いている、その時間が、
混乱の日常を、かっちりと切り分けて、
別の時空を創り出し始める。

夜中に創り出すこの時空は
味わい深く楽しく何かがよみがえる。

師走のさざなみの雲が
頭上をおおっている。

日本各地、師走らしい季節。
身に沁みる寒風に肩をすぼめ、
身を縮める人の姿が浮かぶ。

昔の短波か国営放送のような
硬いアナウンサーの響きが、
この師走の寒さに情緒を添えて響く。

でも、幸せだ、と思わずこぼれ出た。

そして、
この朝を残しておこうと思った。

人知れずではなく、
知っている誰かに、だ。

noteはこんなとき、最高の相棒になる。
つくづくそう思う。

いただいた、あなたのお気持ちは、さらなる活動へのエネルギーとして大切に活かしていくことをお約束いたします。もしもオススメいただけたら幸いです。