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不良シニアと私の語り部屋 光秀ラブ❣️ 権力に楯突く性格。

不良シニアみっちゃんと定期ミーティング。
この日は長年の友人男性Oさんも居まして
今までのみっちゃんは『人生あと5年』と決めてやりたい事をやる、がテーマ。

ところが、この日、いきなりスローガン変更を言い出しました!

わたし、やっぱり100まで生きる!
死んでられへんねん!

理由は、今までまるっきし興味がなかった新ジャンルに目覚めてしまったから。
それが!

明智光秀です!

なぜ?みっちゃん?
大河ドラマは昨年終わり、と言いかけると、

大河は関係ないねん!
私は、感じたときが、今やねん!

なるほど。で、好きな理由は?と、
私が聞いてるのを無視して、みっちゃんは
Oさんに勝ち誇って話しかけました。

「こないだ明智光秀の話、Oちゃんに聞いたでしょ。あれ、ほんまはちゃうねん」
「いや、それはね・・・」
「いいや!私、調べてん。みんな、そう思ってるけど、ちゃんと色々出てきてん。証拠はあんねん、知らんだけや」
「でもまあ・・・」
「ちゃう!私は知ってんねん!ちゃんと家族も出てきてん!それはも〜間違いないねん。皆んな、ほんまの光秀を知らんねん」

Oさんが何を言っても、
みっちゃんがかぶせるから、
Oさん最後まで話せません。 

(・・・家族が出てきてる???
誰の家族だろうか。明智光秀の家族?、、、)

みっちゃんですから、子孫のことを家族と言う事は100%あります

「私、そんなん知ったら、光秀が今、ものすごい興味あるねん」
「う〜ん、それは・・」
「Oちゃんは知らんねよ、私は知ってる。けど言わへん。教えへん」

あまりにOさんが押され気味だったので
私はちょっと助け船。

「歴史の学説は変わるから。Oさんが言ってるのは今の段階での話ですよね」

「ちゃう!これはもう絶対やねん、でも教えへん」結局、話の中身は、なにもわからない。

みっちゃんの話は自由にとびます。

もう朝ドラ終わるけど
「おちょやん」見てて閃いてん。 

おりーぶ、わたし、不良シニア、
おみっちゃんって、どない?お、つけたい。
次から、おみっちゃんにしといて。 


お、ね、わかりました、と私。

おみっちゃんとOさんの日本史談義の再開。
光秀とくれば、当然信長が出てくるわけで、

Oさんは、信長が生きていれば日本の歴史は変わっていたという。
男性ですから革命児、信長好きです

「信長は光秀の謀反を知っても、是非にあらず、と言って切腹したと言われてるんだよね、これが本当かどうかは議論がある。大概は、近くにいた者が聴いたり書いたとか言うけど

さらに続けるOさん。
『ちょっと一時ね、こんなことに凝ったのよ』
と見せてくれたスマホ画像。

Fカップ級キラキラ女子風フィギュアに、
著名人の辞世の句の一部を添えた遊び

某大手広告マンらしいひとり遊び♫

例えば、
細川ガラシャの辞世の句から
「花は花なれ 人は人なれ」の一節
を、
フィギュアのお姉ちゃんと一緒にしている。

吉田松蔭の言葉『狂いたまえ!』
秀吉の辞世の句『なにわのことも夢のまた夢』 
いろいろと私にも見せてくれるOさん。

すると、みっちゃんのひと声❗️
「偉そうにしたらあかん!」
「物知りをひけらかすな!あんたはそういうとこがある!」
と、Oさんピシャッ!と叱りつけられます。

いやいや、ないから、それは。
私はそう思ってOさんを気の毒に見ている


これは昔からよく見る光景でした。
世間に知られる会社の上ポジションの方も、
みっちゃんにかかると、

『それがなんぼのもんやの、、』です。

みっちゃんは権力に対して抵抗する体質持ち。〇〇長という肩書きのある人は、発言や考えに気をつけないと、まず、どやされます 笑

Oさんは、どやされ慣れてるのか、
みっちゃんから一言、
あんたはそれがあかん!のセリフが出ると、
柳のようにしなやかに流します。

こうしてみっちゃに叱られる男性は皆んな、
名の知れた会社の上部クラスです


みっちゃんも世間が知る会社にいましたが、
役無しそんなんワタシ要りません!を通した専門職
出世関係なく、顔色見たり、
嫌いを好きという事はあり得ない。

そんな気性が信頼され、頼られました。

以前、私と男性2人、みっちゃんの4人が
大切なパーティに遅れてしまいました

交通機関が遅れたせいなのですが、
私たちは主催側の人間で、お客様はすでにお見えになっていました。

叱られるのは当たり前で、私たち4人は
パーティの最中、別室に呼ばれ叱られました
もちろん平謝りでした。
私はまだ22才、男性は22才と33才、
みっちゃんは最年長でした。
こんこんと叱り続けるお偉いさんに、
みっちゃん、ついに逆ギレしました。横一列の私たち4人から一歩前に出まして

「この子たちを叱るのはやめてください!
私が一番上なんです、
叱るなら私ひとりを叱ってください!

大体なんですか!他にも遅れてきた者が
いるじゃないですか!あのサラリーマンの、
変な男の人たちには何も言わないで、
なんで私らばかり怒るんですか!

人を見て態度変えるのはやめてください!
卑怯じゃないですか!」

そう言って、ガッツリ啖呵切ったのでした。
赤い絨毯が敷き詰められた洋室で、
一歩前に出たみっちゃんの勢いに圧倒されて、
完璧に立場逆転です。
背広を着ている男の人って意外と、
予想外に勃発することには弱気になるらしい。

まあ、今日はもういいです、と
お偉いさんが言って、嘘のように収束した光景は忘れられません。

みっちゃん、いや、おみっちゃんの頭は今、
歴史に名を残した、それも大将ではなく
脇役や惜しい人生を遂げた人に感激中です。

なのに、光秀から、なぜか春日局のお墓参り
理由は、これも友人の影響。
春日局の墓の写真を撮ったと見せてくる、
おみっちゃんに祟りとか怖いものはないです。

墓石の上部、四方に穴が空いてました。
理由は、死んでも我が子家光を見守るため、四方に穴を開けよと遺言したとか。

墓の写真で感動を伝えるみっちゃんは、
じぶんの墓にも穴を開けようかな、と
予想通りの発言
。とにかく人生楽しそうです。

まだまだ知りたいことが次々出てきてん!
100才まで生きても、まだ足らんかも!


愛称を、おみっちゃんに改めるセンス。
ゴロ的にダサいとか関係ないです。

ハートがこどもとおなじ。
自由、好奇心、楽しむことへの貪欲さ、
そして正直さが彼女の生命エネルギーです。

100才は軽く越えて生き続けるでしょう。


いただいた、あなたのお気持ちは、さらなる活動へのエネルギーとして大切に活かしていくことをお約束いたします。もしもオススメいただけたら幸いです。