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点をつないで信じて夢を持つ

休日の午前中は掃除と大物洗濯をしながら、
心はいろんなことを巡る。
2年前の12月、noteというものを知り、
SNS未体験で、ひと月悩み、
昨年1月から緊張して始めたこと。

過去を振り返ることは後ろ向き、
と思われがちだけど、
私は過去も未来も、
両方思うクセがある。

幸せの女神は前髪しかない、
という表現がある。

幸せになるには前を向くしかない、
という意味だろうけど

時によっては、私に
この言葉は、あまり響かない。

それより、リンゴマークの
スティーブ・ジョブスが語った話が好きだ。

〜自分たちは未来に先回りして
点をつなげることはできない。
過去を振り返って
点と点をつなげることしかできないんだ。 
だから、今起きていることも、将来、
何かの形で、点同士がつながると
信じなければならない〜

彼は創業者にも関わらず会社を追い出され、
失望の果てに結局、
自分にはコンピューターだけだ、と
再認識して新しく創り始めたのが

CGアニメーションの革新、
PIXAR(ピクサー)だ。 

トイ・ストーリーを見ることができたのは
ジョブスがクビになったおかげって事だ。

失意の果てに自分の根っこに気づく。
そんなジョブスを再び
リンゴマークの会社が呼び戻した。

〜何かを信じてください。
直感、運命、人生、カルマ、
なんでもいいんです。

なぜなら、
いつか点がつながることを信じていれば、
人は心に確信を持てるんです〜

これはスタンフォード大の卒業講演の話だ。
日本なら東大クラスの頭脳明晰な若者たちに
生きるのに大切なのは信念だと彼は言ってる。

自分を信じることが土台。その上で、
知識や頭脳を活かすことが出来る。

混乱の渦中にある時、点の意味はわからない。
わかるのは後になってから。

『なにかを信じなさい。
  直感,運命、カルマ、なんでもいい…』

このフレーズがすごくカッコいい。
彼は自分がガンであることを、
この時、既に知っていた。
ジョブス自身が、
何かを信じた強さが伝わってくる。

私の部屋に小さな白木の箱がある。
観音扉を開けると、実は現代風の仏壇だ。
無信仰だけれど、小さな位牌の前に置いた水を
毎朝、入れ替える。
ありがとうございます、と感謝をし
時々には願いごとを1つだけ告げる。
自分ではどうしようもない事を。

不思議だが1つずつちゃんと解決している。
だから感謝のお礼も、ちゃんと言う。

机の上には絵が2つある。
アーサー王の肖像画と
赤いカトレアの花の絵だ。

夜、帰宅後、絵の表面のほこりを払い
その前で書いたり考えたりする。

元気を失う時は自分を上に放り上げて、
客観的に自分を見る。

全力を尽くしているか。
きみは何を心配している?
今自分が死なないなんて言い切れるか?
そんな風にグレイな時を過ごして
明日死んだら後悔しないか?

断言するが、君は若くは戻れない。
終わりに近づいているだけだ。

アーサー王は威厳を持って、
じっとこちらを見ている。

王様に話しかける事が出来ない時は
私が自分を認めていない時だ。

掃除を終えてアーサー王の前に座り、
自分をさらして、しばし雲を見る。
そして、やっぱりこれだよ、と行き着いた。

夢を思い描く。そのことそのものが、
私の人生への挑戦なんだ。

すると、
じわっと時間の矢の太さと輝きが増してきた。
なんだっていい、とジョブスも言っている。

次の私の夢は、胸のうちに明確にある。

夢を持ったって、叶えなきゃ意味がない、
ダメだったら無駄な人生になる、と、
もう一人の自分が囁くが、

そこが第一のハードルだ。
そこは越えよう。
そんなことはどうだっていい。

夢を持っていると、
元気がなくなっても回復する力が出る。

なんでもいいから信じてみること。
直感、運命、人生、カルマ、なんでもいい。

挫折して得た信念は、きっと、
その人間が生まれてきた理由に近い。

生きることは、
自分の魂の真理を見つけるイベント
なのかもしれない。

赤いカトレアは、こんな私を
ただじっと眺めている。
私も見つめていると、花びらに潜んでた
キラキラした粒子が顕れて光りだす。

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