day145 デザインは、デザイナーだけの仕事ではないのだ。
今日は急遽、デザインの実践指導のお仕事が入った。普段はMacBookを使って仕事をしているが、本日のクライアントさんはお初の方なのだが、なんとiPad版のイラレを使用。おぉう、なんと使いにくいのでしょうか!
と、指導内容よりもイラレの使いにくさに四苦八苦しながら、なんとか乗り切った。
そして使いにくさはあるもののサブ機でiPad欲しいなぁと思う昼下がりを過ごした。
ちなみに、過去に講座を受講してくださった方からのご紹介だという。なんというありがたきしあわせ。
家に帰ると眠気に襲われ、洗濯機を回しながら猫とひとしきり昼寝。そしてYouTubeを聴きながら洗濯物を干していたときだった。
最近は、ハッピーちゃんのhappy理論の動画を聴いていることが多いのだけれど、今日聴いた内容はデザインについて語っていた。
デザイナーにデザインをお願いしても、自分の中で『何が好きで何が嫌いか』がハッキリしていない状態では、良いデザインは生まれない。
いやほんとそれだよ!
とクビモゲしながら聴いていた。
自分の好みを理解しないまま、誰かに何かを依存的にお願いしたところで、デザイナー側としても違和感というかクエスチョンだらけだし、その状態で探り探りつくる提案なんて気持ち悪さしかない。
それをハッピーちゃんは『エネルギー』として話していたけれど、確かにデザインするときって憑依するような、チャネリングするような、そんな感覚がある。
火のないところに煙は立たない、というけれど、そもそもクライアントさんの心の中に火が点らなければ、デザイナーはその煙をキャッチできないのだ。
happy理論ではスナイパーと呼んでいたけれども、自分のワクワクするポイントを超狙い撃ちする。火を点すならきっと、虫眼鏡で光を一点集中させて、焼き焦がすのだろう。
これまで仕事をしてきて、こちらからお仕事をお断りさせていただいたことは2回、クライアントさんから断られたのは1回あるのだが、煙が立ち上らなかったのか、または、わたしからしたら苦手な煙(例えばタバコの煙みたいなもの)だったのかもしれない。
デザインというと、どうしたってデザイナーが魔法使いのようで何でもすぐにカッコイイものをつくる、みたいなイメージを持たれがちだ。
実際のところ、オーダメイドの洋品店みたいなものだから、あなたの身体を(想いを)差し出してくれないとちゃんとしたものは作れませんよ、ってことだ。
ターゲットもブランディングも要らない!なんてことも、最近時おり耳にする。でもこれは、あくまでも自分が自分自身を生きてこそ、の話。
だからわたしは、敢えてブランディングを行う。それは、その人が自分自身を知り、自分自身に還るための作業なのだ。
そして、自分ど真ん中で商売する。それが一番最強なんじゃないかな。理想論かもしれないけれど。
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