Naomi_Nが2019年10月におすすめしたい都内開催の展覧会 part2

今日はなんとなく書いていたら、『日本美術編』になっていました。わたしどちらかというと日本美術好きなもので、特に今月は待ち遠しい展覧会がついに始まるんです!!!

◎part1はこちら


(4)新創開館10周年記念 企画展 美しきいのち 日本・東洋の花鳥表現

表参道の交差点から、ギャルソンやプラダを横目に、ただひたすらまっすぐ歩いて5~10分くらいでしょうか。突き当たりに静かに佇んでいるのが根津美術館です。行くたびに本当に海外からのお客様がぐっと増えたと実感します。そして隈研吾さん設計の美しい建物に生まれ変わってもう10年なんですね~。

今回は「花」と「鳥」。日本美術の定番で個人的にも大好きなモチーフがテーマなので、ぜひ行きたい。

と思っていたら明日で前期終了・一部作品入れ替えとのことで、うっかりしていました・・・そこまで展示スペースが広くないので、身体に無理なく鑑賞できるところが好きです。

限られた時期しか夜間開館しておらず、17時閉館なので、いつも時間切れになりがちなのですが、訪れたらぜひ庭園も散策していただきたいです。

ここが東京だということを忘れる静けさで、四季折々の景色がとても美しいんです。雨の中でもまた素敵なんですよ。(夏は貸してくれる虫よけ必須ですが)

また、茶道を習っているので、常設で茶道具を観られて とても勉強になります。だいたい空いてますし。

いつかこの根津美術館の庭園にあるお茶室でお点前をすることが目標です。

(5)黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部 -美濃の茶陶

茶道といえば、やはりこちらは行かねば。

茶陶=ちゃとう。茶道で使う焼き物いろいろのことです。茶碗に、お菓子を乗せるお皿、お水を入れる水指:みずさし、お花を生ける花入:はないれ などなど。個人的には中でも織部と鼠志野が大好きです。お茶の先生いわく、やっぱり本物を間近でたくさん鑑賞する経験が大事だそうです。

サントリー美術館というと、展覧会に関連したさまざまな講演やレクチャー会、スライドトークなど、より展覧会を楽しむ・学びを深めるための取り組みを積極的に行われていてとても素晴らしいのです。

今回ももちろん、幅広いイベントを開催されていて、終了まで1か月ですが、まだまだこれから参加できるものもたくさん。ぜひ私もどれかに参加したいと思っています。

そしてサントリー美術館にはもう一つ特徴が。

平日の木曜の限られた日時になってしまうのですが、建物の中になんと、裏千家のお茶室があるんです。しかも中に入って、お茶会のようにお点前を拝見しながらお茶とお菓子をいただくことができます!!!

ただし先着順・人数限定なのと、今回は特に茶道と関係が深い展示なので、競争率が高そうですが・・・

お茶室の中に入らず 見学しながらお茶とお菓子をいただくこともできます。初心者大歓迎のとっても素敵な空間なので、ぜひタイミングがあえば体験してほしいです。

★10/9(水)追記★



(6)御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」

首を長ーくして待っていたこの展覧会!!!ついについに!14日(月・祝)から始まりますー!!!場所は上野の東京国立博物館(トーハク)の平成館です。

何がすごいのか、ものすごいざっくり言いますと、正倉院展というのは、毎年だいたい1か月くらいの会期で、奈良国立博物館でのみ開催していますが、貴重なので大人気すぎて大混雑する展覧会なんです。

それが、奈良に行かずとも鑑賞できる上、上野・トーハクには法隆寺宝物館という建物もあり、今回は、東大寺の正倉院と法隆寺という、もう絶対揃って鑑賞する機会はないだろう収蔵品が一堂に見られるのです!!!

正直、準備が大変なのでチケットもなかなかのお値段ですが、ぜったい混む。混みます。トーハクはチケット売り場もかなり混むことで有名。しかも会期は11/24(日)までとあまり長くありません。前日まで前売りが買えますので、事前にご準備されることをお勧めします。

できれば展覧会のついでに本館の常設もぐるっと巡っていただけると、日本美術が古代から近代までするっと味わえるのですが、まぁ体力と時間がいつもなくなって辿り着けないんですよね・・・

でも平成館の1Fにある土器エリアだけでも、寄り道してみてほしいです。土器、かわいいんで。また、個人的に超お気に入りの青銅の像があるんです。平成館に行くと絶対挨拶しに行く方。こちらもおいおいnoteでご紹介したいと思います。

おすすめTIME:やっぱり夜間開館日でしょうか。会期中の金曜・土曜、11月3日(日・祝)、11月4日(月・休)は21:00までいられます。でもいつもの特別展とは違うんですよね。たぶん夜間も混むと思うのです・・・。

なので、できれば平日昼間の雨とか嵐の日がいいかと。トーハクは上野駅からだいぶ歩くんですけども、天気悪いとくじけそうになるので、最後の手段はタクシーで正門前に乗り付けるのもアリでは。

そして、平成館は敷地内の奥まったところにあるので、正門からさらに5~10分は歩きます。ただし私はいつも本館に直行します。なぜなら本館と平成館は通路でつながっているから。お天気が悪い日や真夏は特に、ひとまず本館に駆け込んで中で移動。ついでにロッカーも本館にあるのを利用しています。


(7)三の丸尚蔵館 第85回展覧会「大礼―慶祝のかたち」

え、どこそれ。ってなりますよね。正直、そんなにメジャーではないと思う施設。どこにあるかというと・・・皇居です!

皇室に献上された素晴らしい美術品を鑑賞できる三の丸尚蔵館。しかも!なんと無料です!本当にありがたすぎる素晴らしい場所なのです・・・。

今回の展覧会、(6)正倉院展の東京開催と同様、令和の改元・天皇御即位を記念した催しです。先月末から1月までの会期中、テーマごと3期に分けて展示替えされます。もちろん3期とも行く予定で、まずは10/27(日)までの1期を堪能してきたいです。

ちなみに、開館時間が16時台までと短めなので、ぜひ朝からのんびりゆったり、お弁当持参の皇居散策と合わせてどうぞ。


さて、まだまだあるんです~続きはまた明日♪

記事を読んでいただきありがとうございます。いただいたサポートは書籍購入などに使わせていただきます。何よりそんな広く優しい心をお持ちの方には きっといいことがあるはず✨メッセージも合わせて書いていただけたら必ずお返事いたします✏︎