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観てきた!ミナ ペルホネン/皆川明 つづく part1 at 東京都現代美術館

ミナのお洋服と出会って20年余り。これまでに何度か展覧会が開催されてきましたが、ついに会場が、都心の大きな美術館に・・・!
もう、感激、感動の一言でした。

会場:東京都現代美術館(東京・清澄白河)
会期:2019年11月16日(土)~2020年2月16日(日)
巡回:兵庫県立美術館 2020年6月27日(土)~8月16日(日)


◎観に行こうと思ったきっかけ

開催の第一報を知ったのは、今年の2月くらいだったような・・・。アート系かファッション系のWEBメディアのニュースでしたでしょうか。なので、絶対に行く!と決めていました。

私はミナペルホネンのお洋服と世界観が大好きです。
ブランドがスタートした25年前はなかなか手が届かなかったのですが、大人になった今、縁あって何着も大切に愛用させてもらっています。

また、デザイナーの皆川さんのお人柄とものづくりへの真摯でストイックな姿勢を、本当に尊敬しています。

つい先日も、本当に美しくて素敵な本が出版されたことを書きました。

もう何年も前に出版された皆川さんのこの本も、とても素敵なのでぜひ。
『ミナを着て旅に出よう (文春文庫)』


◎どんな展覧会?

ミナペルホネンは、1995年、お洋服の布地・テキスタイルから、皆川さんがオリジナルでデザインし、お洋服に仕立てたブランドとしてスタートしました。
テキスタイルのデザインには、一つひとつに名前がついています。すべて英語表記で、「choucho」「anemone」「forest parade」「soda water」「bird」など、本当にさまざまです。この名前たちが、ミナペルホネンらしさ、ともいえるかもしれません。

来年で25周年を迎えようとする今、ミナのデザインは、ファッションだけでなく、お皿などの食器、椅子などのインテリアにいたるまで、幅広い世界に広がっています。

そんなミナペルホネンの、代表的なテキスタイルデザイン「タンバリン」についての展示や、これまでに発表してきたお洋服の数々、テキスタイルデザインの原画、アトリエや工場の様子などなど、ミナペルホネンの世界を旅するように味わえる展覧会です。

本展覧会の「つづく」というタイトルは、文字通りブランドの時間的な継続性を示すものですが、それだけでなく、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーを想起させる言葉でもあります。
多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、本展覧会では、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示いたします。(公式ホームページより抜粋)

そうなんです。この展覧会は、もちろんこれまでのミナペルホネンの25年の時間を振り返るものでもありますが、これらはずっと、これからもつづいていくものばかりなのです。

なぜなら、ミナペルホネンには、ファッションの世界によくある「数シーズン前の古いコレクション」「最新のコレクション」みたいな、デザインの劣化、みたいなことが起こらないんです。時間を超える、普遍的なデザイン、世界があるのです。

この先もつづいていく。使う人たちのもとで、その人たちの暮らしとともに、つづいていくのです。これって、ファッションの世界のデザインには本当になかなかないことでは。

だからこんなにも、ミナペルホネンのことが、私は好きなんだと思います。

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と、ここまでかいてすでに1400字・・・後日に続きます。

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