普段使いできるチョコレートを北海道当別町から
北海道石狩振興局です。
今回は、令和5年11月に、鈴木知事が訪問した「ロイズタウン駅」「ロイズカカオ&チョコレートタウン」(当別町)に関連し、株式会社ロイズコンフェクト(以下、ロイズという。)の取組についてご紹介します。
当別町とロイズのチョコレート工場
北海道を代表するロイズのチョコレート。その生産拠点であるチョコレート工場は石狩管内当別町にあります。
札幌市東区で開業後、良い土地があったことや社長の生まれという縁もあり、生産力の向上に向けて、1999年に当別町太美地区へ工場移転しています。
その後、事業を拡大する中で何度かの工場増設を経て、2022年に「ファームトゥーバー」を実現する設備を備えた「ロイズタウン工場」となり、見学・体験施設として「ロイズカカオ&チョコレートタウン」がオープンしています。
チョコレートを、自分たちの手で育てたカカオ豆からつくりたい
「ファームトゥーバー」とは、農園で採れたカカオ豆を加工し、製品にいたるまでのすべてを自社で一貫して生産する工程のこと。
ロイズでは、チョコレートメーカーとしての夢を叶えるべく、2014年に南米・コロンビアにカカオの自社農園を設立しています。
赤道近くの暑い国でのみ栽培・収穫されるカカオが、海を渡り北国の工場で焙煎、磨砕、精錬など、はるかな旅を経てチョコレートとなる。
「ロイズカカオ&チョコレートタウン」では、その「ファームトゥーバー」の旅を、工場見学やさまざまな展示・体験を通して楽しむことができます。
地元の人に食べてもらえるチョコレートづくりを
ロイズのチョコレートづくりの理念の一つに、「日常的に楽しんでいただける「プライス」であること」があります。
原料調達や製造工程、パッケージなどにおいて様々な工夫で、普段使いできる品質と価格帯となっています。
また、札幌近郊に11店舗のチョコレートショップ(2023年11月現在)という、世界的にも珍しい売場展開をしており、地元の人が来やすく、食べやすいチョコレートづくりに取り組んでいます。
地場に根ざしたロイズの活動
「ロイズタウン駅」は、当別町とロイズがJRに設置を求めた請願駅として2022年3月に開設しているほか、ロイズタウン工場の敷地内で開催するクラシックカーフェスでは数万人の来客がありました。
「ロイズカカオ&チョコレートタウン」の開業などもあり、市町村別の訪日外国人数伸び率(コロナ禍前の2019年と2023年の比較)で当別町が日本一。
また、ふるさと納税の返礼品としてもロイズのチョコレートが人気となるなど、交流人口や関係人口の増加という、単にチョコレートを提供する以上の貢献を地域にもたらしています。
北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、道の施策に反映するとともに、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
今回ご紹介した当別町でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。
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