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森町の魅力に惹かれて「私たち移住しました」(森町)

【春澤 栞さん】(写真右)
千葉県流山市出身。武蔵野美術大学在学時に地域おこし協力隊インターンとして森町に滞在。大学卒業後、森町に拠点を移しフリーランスのデザイナーとして活動する傍ら、森町の地域おこし協力隊に就任。

【歌住 琴さん】(写真左)
北海道札幌市出身。武蔵野美術大学在学時に地域おこし協力隊インターンとして森町に滞在。大学卒業後、森町役場に就職。

 北海道渡島総合振興局です。

 今回は、令和4年10月に、鈴木知事が森町にある「ヤマウミベース」を訪問した際にお会いした、春澤さんと歌住さんについて紹介します。


森町との出会い

 町内に大学のない森町では、令和3年9月に、若者定着促進事業の一環として武蔵野美術大学(東京都)と「地域連携に関する協定」を締結し、町内での長期インターンシップなどの実施を通じた人材育成や雇用創出を目指す取組をはじめました。

 町では、協定に基づく連携の一つとして、町内でのフィールドワークなどを通じて、地域の未来や可能性を提案するプロジェクトを実施。

 春澤さんと歌住さんは、大学3年時にこのプロジェクトに参加し、町内に1か月間滞在しました。

 その際に出会った人や自然に魅力を感じ、森町を題材とした卒業論文研究を行うことを決意。

 大学4年時には、地域おこし協力隊インターンとして、ほかの友人と一緒に3人で再度森町を訪れ、今度は約7か月間滞在しました。

大学4年時に地域おこし協力隊インターンとして森町に滞在

活動拠点「ヤマウミベース」

 再度滞在した際、駅前商店街にある空店舗を、道南スギなどの地域材を活用してリノベーションし、活動拠点「ヤマウミベース」として開設。

 この施設は、卒業論文研究の活動拠点であるだけでなく、商店街の大通りに面し、ガラス張りで内部の様子が見えることから、町民にとっては彼女たちの活動に関心を持つきっかけの場となり、彼女たちにとっては多くの町民と関わりを持つきっかけの場となりました。

 3人は町に滞在している期間、卒業研究に取り組みながら、地域公共交通バスや町内にある公園の案内看板のデザインを行うなど、地域を盛り上げる活動にも積極的に取り組みました。

ヤマウミベースには道南スギが多く活用されています
3人がデザインした町内を走るデマンドバス

移住後の活動

 こうした町での活動を通じて、森町に大きな魅力を感じると同時に、自分たちで町をもっと良くしていきたいという思いが強くなり、大学を卒業後、森町に移住しました。

 春澤さんは、フリーランスのデザイナーとして活動をはじめると同時に、町の地域おこし協力隊員に就任。

 グラフィックデザインのほか、木育とプログラミングを掛け合わせた「もりまち木育ロボコンプロジェクト」を立ち上げるなど、町を拠点にしながら多方面で活躍しています。

 歌住さんは、森町役場で地域おこし協力隊のサポート業務を中心に、移住・定住の促進事業などを担当。

 「協力隊として町に来た人がおもいっきり挑戦できる環境を作りたい」と熱い想いを語ってくださいました。

今年開催された「もりまち木育ロボコン」は、幅広い世代が参加し大盛況でした
現在ヤマウミベースでは作品の展示やワークショップなどが行われています

 森町の魅力に惹かれて移住した2人が、森町をさらに魅力的なまちにするため、これからもワクワクするような取組を続けていくとのことです。

 
○春澤さんの活動についてはこちらをご覧ください。
harumaki design
もりまち木育ロボコンプロジェクト🤖🌲|note


 北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、道の施策に反映するとともに、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
 今回ご紹介した森町でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。

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