![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92836540/rectangle_large_type_2_b2c215b9efe7e71014aa9aeedef24db7.jpg?width=800)
『斬新なデザイン?いえいえ400年前のもの。織部に魅力は凄い!またまた作っちゃいました♫』
小学校から始めた陶芸とは言え、
定期的に作っていたのは
美術部だった小学5年と6年だけ。
それ以降、就職するまで
陶芸からは遠ざかっていました。
読売テレビに入ってからは、
信楽の無形文化財の大谷司朗先生の下、
会社の陶芸同好会“陶志会”に入れて頂き
年に一度か二度、
作らせて頂くことになりました。
でも仕事が忙しくて
何年も土に触れられない日々が続いていたのです。
なので!
読売テレビを辞めた時、
まず考えたのは…
「陶芸が出来る!」ということ。
今は朝日焼きの教室に
毎月、通うことが出来るようになりました。
とは言え、
仕事が重なってしまったりして、
月に2回くらいですが…
土をこね形を作り
絵を描き釉薬をかけ…
自由に作れる幸せたるや!!
もう最高です( ^ω^ )
特に織部が好きです。
とてもポップなデザインに見えますが、
私が描いているのは
今から400年も前に描かれた柄の写しなんです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92836627/picture_pc_a3f23e2a37d61f5618127ef311809901.png?width=800)
「織部焼」とは、千利休の弟子で
桃山文化を彩った茶人「古田織部」の名に因んだやきものです。
当時、ファッションリーダー的存在であった
古田織部が茶の湯の世界で好んで使った、
自由な形・大胆な模様・明るい色彩をもつ
「斬新なやきもの」を総称したことに始まる、と
瀬戸焼振興協会のHPには載っています。
茶の湯という伝統的な世界に
斬新なものを積極的に取り入れた古田織部。
今、見てもなお斬新なデザインに見える
様々な幾何学模様や柄。
安土桃山時代、当時の人々を、
さぞや驚かせ魅了したことでしょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92836685/picture_pc_edf018b58aea335885491f379732974f.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92836688/picture_pc_af70a095046f1778d22304cd7a8fb6b2.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92836686/picture_pc_a6a694b6be84e63071fb651617bf8528.png?width=800)
模様には、それぞれ名前があります。
網のような柄は“網干”
車輪のような模様は“片輪車(かたわぐるま)”
お花のようなのは“蕨手繋ぎ(わらびでつなぎ)”
星のようなデザインは“七宝”
京の意匠をふんだんに盛り込みました。
丸い筒型のものは茶入れとして作ってみました。
蓋が開きますが、
模様もきちんと合わせて作りました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92836639/picture_pc_369b7449cad83d90d2ef3b10ae419bcc.png?width=800)
これらの模様やデザインは
有名な織部の手鉢から写したものです。
400年前の文様はこちら、
『織部松皮菱形手鉢』。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92836710/picture_pc_8ae228e4d046135ee2e389bfc7b0bca9.png?width=800)
出来立ての頃は
きっと鮮やかな緑に
模様がくっきり描かれていたに違いありません。
こんな斬新な器が400年前に作られていたなんて!!
もう織部の器に興味深々です♫
まだまだ作り始めたばかり!
これからが本当に楽しみです(o^^o)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?