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外でご飯が食べられない?       外食恐怖症と克服した話

外食恐怖症を知っていますか?きっと、文字から想像するに難くないと思います。長いあいだ、私は"外食恐怖症"と向き合ってきました。今も向き合っていると言ってもおかしくはないですが、だいぶ克服できています。今回は私が外食恐怖症になった理由と、克服するまでをシェアしようと思います。

外食恐怖症とは?

外食恐怖症とは、その名前のとおり、外食に強い恐怖を示し、苦手とすることで、会食恐怖症と非常に似ている点もあります。一般的には使用されていませんが、食事に対する強い不安や恐怖を感じる人に使われることも。

私のきっかけ

私がこの外食恐怖症になったきっかけは、学校の給食にあります。中学生になり、給食の量が増えました。もちろん成長期である中学生の間は、小学生までと比べて、必要な摂取カロリーも増えるでしょう。しかし私にとって、この増えた給食は苦痛でしかありませんでした。

どうやっても食べられないのです。そして給食を食べる時間が過ぎて、同級生の外で遊ぶ姿を見ながら、居残ってひとりで給食を食べる日々。

食べられないプレッシャーから余計食べられなくなるという悪循環に陥り、中学校に入学して半年たった頃には、私の体重は大きく減ってしまい、鏡を見れば、肋骨が分かるほどでした。

外食で感じるプレッシャーと吐き気との戦い

この経験とプレッシャーがきっかけで、私は外食に行くことに、とても強い不安感やプレッシャーを感じることになりました。

頼んで目の前に出された料理。きっと多くの人が美味しそう!お腹すいてきたー!となるんだと思います。

しかし私の場合、全部食べ切れるかな。全部食べられなかったらどうしようという不安が最初に出てくるのです。

そして、その不安により、冷や汗が出たり、吐き気を感じたりして、結局食べられたとしても、よかった、全部食べられたという安心だけで、味を楽しむ余裕が無いのです。

このせいで、友達とのご飯や、夫家族との食事も楽しみからプレッシャーを感じるようになり、気分が乗らなくなってしまいました。

克服できたきっかけ

長い間、苦しんできたのですが、今現在ほとんど克服できるようになりました。そして、克服のきっかけは、見かねて、一緒にリハビリをしてしてくれた夫でした。

「そんな食事楽しくないでしょ」と声をかけてくれた夫は、私のもつプレッシャーや不安な気持ちを事細かく聞いてくれました。

それからというもの、どこかへお出かけしても、店内で食べる?外で食べる?と逐一確認をしてくれ、不安が強い時期は、ずっとテイクアウトで外や車で食べることに付き合ってくれたのです。

せっかくお店に行ったら、ゆっくり椅子に座って、出来立て熱々の料理を食べたいでしょうに、あくまでの私の気持ちを尊重してくれた夫には感謝しかありません。

こうして少しずつ食べるということ自体を楽しめるようになった私を、夫は次のステップと、バイキングや、回転寿司のお店に連れて行ってくれるようになりました。

こういったお店の魅力は、自分の食べられる量だけ選択でき、調節できることですよね。最初はうどんのハーフしか食べられなかったものの、私は自分の感じるプレッシャーと向き合いながら、徐々に食べる量を増やせるようになりました。

克服できてから

こうして私は気づけば、外食を楽しみ、量も食べられるようになっていきました。思い返してみるとここまでくるのに約2年かかりました。

当時は辛いことが多かったし、今でも多少のプレッシャーを感じることはありますが、今は食事って外食って楽しいんだ!と思えるようになって、そんな変化に幸せを感じる日々です。

私の場合"外食"でしたが、きっと大なり小なり苦手なことと日々戦っている方、多いと思います。私も1番は外食でしたが、他にも苦手なものはあります。

ハードルを低ーく、低ーくして、自信をつけながら、少しでも自分が楽に楽しくなれるように克服できますように。スモールステップを忘れずに!

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