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心の赴くままに。が、結局一番大切なのかも、的な、近況報告。

今日のぼくは、

2日前から寝込んでいた。

喉が痛くて、鼻水が出て、なんか頭痛くて体が重くて、でも熱はなくて。最近生活習慣良いはずなのに、なぜだ。おかしいなと思ったら、おそらく黄砂のせいらしい。朝起きた時は今日もダメかと思ったが、昼になるにつれて元気になり、気がついたら着替え始めていた。

久しぶりに、山形県で出会った茶色の帽子を被って、たまたま古着屋で出会ったA.P.Cのパンツを履き、ゆったりな気分だし白の大きめのロンTと、ちょっと夜は寒いのかなと思いながら一応ベストを着て、いつものサングラスと最近いただいたヘッドフォンをつけて玄関へ。数少ない履き物の中から、今日は自分で買った茶色のサンダルにしようと思って外へ出た。

いつも通りまずは、スマホを取り出し、Spotifyへ。迷わず最近とても好きなフランスのアーティストFKJをタップ。いい天気だし、ノイズキャンセルは解除して、隣を通る自転車の音、自分の足音、鳥の声を聞きながら駅近のご飯屋さんを目指す。

何食べよっかな〜、

とフラフラ考えてたら、ふとカレー屋さんのおばちゃんが頭をよぎる。あ〜でもいつも混んでるしなあそこ、ととりあえず向かうと何故か空いてるのでそのまま入店。「あら〜また来てくれたのいらっしゃい〜」とあのおばちゃん。ポーク&ビーフのミックスカレーを注文。入店して2分もしないうちに、案の定行列ができ始めて、ラッキーと思いながらカレーを待つ。

「はい、お待たせ〜!」と僕に笑顔でカレーを持ってきてくれると同時に、「ごめんね〜ちょっと外で待っててね〜」と並んでる方へ申し訳なさそうに。何故か4人席に案内されて座っていた僕は、申し訳なくなり、僕あっちの狭い席座りますよとおばちゃんに言って移動。「お兄ちゃんごめんね〜、ありがとう」とすぐに外の人を中に案内。よし食べようと思ったら、「ありがとうね〜サービスだよ」とこっそり卵を乗っけてくれて。お腹いっぱいになって、今日も来て良かった、と退店。

ゆっくり気持ちを言語化しようと思い、

好きなカフェに行こうとしたが、土日はカレー屋さんとは比べ物にならないくらい混んでるカフェだから、流石にそこまでの運は持ち合わせていないと思い、特に何も考えず駅前のドトールへ行くと、「停電のため臨時休業」の張り紙。あはは、と思いながら、帰るか〜となったが、どうしても外にいたくて、近くでコーヒーをテイクアウトし、散歩道のベンチに座る。

隣には、音楽を聞きながらクロスワードをしているおじちゃんと、鳩が数羽。犬の散歩をしている人がたくさん前を通る中、FKJのBGM越しに、鳥の声を聞きながら、今、パソコンをカチカチしています。

最近の僕は、

プライベート的には

2年住んだ目黒区学芸大学を離れ、渋谷区幡ヶ谷に引っ越しました。以前住んでいた広いデザイナーズマンションとは真逆、雑居ビル的な中にある狭い場所に、秘密基地(部屋)を作っています。2023年は自分作りをテーマに、朝早起きを徹底し、ジムに行き、カフェに行って、渋谷に出社というルーティンを作り、食事にも気を配るようにしています。(なんかめちゃ意識たかいね。笑)基本的にはチャリで移動し、仕事終わりにサウナ行ったり、好きな空間作りをしたり、結構東京ライフを楽しんでいます。

仕事的には

約2年勤めた代官山のデザイン会社を辞め、フィリピン時代からお世話になっている先輩に誘われて、1月から株式会社Wunderbarにジョインしています。独立を視野に入れていましたが、スタートアップという選択をした経緯については前の記事を見てもらえたらと思いますが、刺激的な毎日を送っています。

株式会社Wunderbarとは

VCでANOBAKAとイーストベンチャーズが入っており、現在プレシリーズA、渋谷のど真ん中にオフィスを構えているIP領域のスタートアップです。元々は有名人から動画メッセージがもらえる「VOM」というサービスを運営してました(現在もあります)が、今は「Skettt」という芸能人の宣材素材をサブスク型で使えるというサービスにピボットする形で運営しています。

ミキティーこと、藤本美紀さんをはじめ、エイベックスの鈴木亜美さん、ワタナベエンターテイメントの恵俊明さん、最近ホットな朝比奈彩さん、お笑い芸人のクロちゃんなどなど、計50社以上の事務所と提携させていただき、名だたるタレントさんが200名以上参画しています。

ほぼPMFしている状態ですが、より大きな価値を提供できるよう、次の一手を模索している段階です。現在メンバーは10名。フェーズ的にSketttにフォーカスしてますが、メインはグローバルで戦えるプロダクトをつくる予定です。全方面積極採用中ですので、興味ある方はぜひ連絡ください。

そこにいる僕は、

セールスとCS/ディレクションを担っていますが、ほとんどセールスに時間を使っています。メンバーは10人ほどいつつも、半分はフィリピン人含めて開発メンバーで、ビジネスサイドは4人、今はとにかく現場を全体的に見て、案件を回しまくっています。この手の仕事は前職で常時40社以上のプロジェクト管理とディレクションをしていたので、活かされてるな〜と思いながら仕事をしています。

が、そろそろ個人的に課題が明確に見え始めています。
前職では、一定決められたフレームの中で、課題を明確化して、ゴールを決めて、デザインとしてアウトプットするということをしていました。今も各案件に対してやらなければいけないことは大枠変わりませんが、あくまでも制作会社ではなく事業会社?であり、もっともっと顧客の課題の本質をとらえた上で、サービスとして価値を提供するために事業開発をする、という力が全く自分にはないというのが明らかに浮き彫りになっています。

世界で通用するクリエイティブディレクターを目指していたが、

そもそも、僕はこの会社での肩書きはクリエイティブディレクターです。「自らを超越して、世界を沸かせ」という会社の理念がありますが、会社の目指すところに自分を合わせるというよりは、自分が目指す姿が結果的に会社の力になっていることが大切、と常日頃から代表も言っています。だからこそ、会社に入ってすぐ、Will Can Mustを設定しますが、僕は「世界で通用するクリエイティブディレクターになる」を掲げました。

作ることが好きなので、そのプロになる。何かを作る上での最大ポジションはクリエイティブディレクターだと自分で定義し、そこを目指してましたが、最近少しそこへ違和感を感じ始めました。

  • 僕の中の「作る」の最終のアウトプットは「クリエイティブ」だけではないなと思い始めた

  • この会社でクリエイティブディレクターを目指すのはちょっと無理やりすぎるのではないかと思い始めた(言い訳かもしれない)

  • 成りたい像に向けて、もっともっと知るべきことや学ぶべきことがたくさんありすぎる

世界で通用するクリエイティブディレクターになることが本当の自分のゴールなのか。いわゆる広告クリエイティブの枠におさまっていいのかとふわふわと疑いを持ち始めました。

デザインストラテジストという人が現れた。

デザインストラテジストとは、僕もしっかり言い表すことはできないが、デザインによるアプローチで事業/サービスが実現する「ありたい未来」を描き、その未来を実現するための道筋を設計するポジションと言われています。これはあくまでも一例だと思いますが、「デザイン的なアプローチを事業やサービス、世の中の仕組み、組織に落とし込む」という仕事があることを知って、ハッとしました。

もちろん、アウトプットとしてクリエイティブを作ることはとても好き。広告、WEBサイト、ポスター、空間、などなど何かを作り出すことが好きなのには変わりませんが、自分が目指したいと思っていた姿は、このアウトプットに収まらないで、もっと上流の工程から設計してみたいと思っていることに気がつきました。

だからと言って、今、デザインストラテジストになりたいと明確に思っているわけではありません。し、そんな軽々しく言えるような仕事ではないと重々承知しています。

これは、CDを目指すうえでも、もはやいち制作ディレクターとしても変わりませんが、結局何かを作るには、何かをするには、一定数知見が必要だということ。

僕は中途半端な存在になりたくなくて、独立を辞めました。結果的に、上には上がいることを思い知っているし、自分はとてつもなく小さな畑で仕事をしていたことに気づかされています。(ポジティブに)自分の理想である圧倒的な存在になるには、もっともっと世の中のいろーーんなことを理解しないといけないと尋常じゃないくらい痛感しています。

少し話はそれますが、

僕は今の会社のボードメンバーではなく、あくまでも一人目の社員としてジョインしています。もちろんボードと社員とでは、少なからず1つ壁がありますが、それがとてつもなく厚く感じています。実際どれくらい厚いかは知りませんが、そこには少なからず悔しさが入っています。

聞かれた質問へのレスポンスがワンテンポ遅れてしまう感じ。なんとか話を合わせようと頑張って返してみるが、なんかよくわからないことを言ってしまっている気がしたり。本当にフラットに戦略部分からの話に入っていけるかと言ったら、多分今はできないと思います。というか絶対。

それは今まで自分がその分野ではなかったからであり、それを考えるようなポジション、仕事であればできるようになると思っていますが、現段階で差があることに悔しさはあります。年齢とか経験はあるのは大前提で、ボードメンバーはすごい人ばかりでみんなここまで遊んでたわけではないので、もはや失礼に値するかもしれないが、現段階で差があることはシンプルに悔しいです。

そんな感情もあり、

そもそも圧倒的を目指すのであれば、そこの会話に入れるようにならなければ話にならない、と、大前提思うようになったのです。ここの話に入れる存在でなければ、世界で通用するわけがない。自分が思うかっこいい像に到底なれるわけがない、と。きっと僕が思い描いているクリエイティブディレクターなのか、デザインストラテジストなのか、CDOなのかは、ここの話が共通言語でできるのが前提で、自分の能力が活かされるって感じだと思うんです。

だからこそ、僕はこの会社でクリエイティブディレクターを目指してはいけない。一個上のレイヤーを目指さないと圧倒的な存在にはなれない、と思ったわけです。そういう意味では、一回デザイン的観点、クリエイティブ的観点は忘れて、ビジネス思考に特化して鍛えるべきなのではないかとも思い始めています。(ちょっとここはまだ考え中です)

心の赴くままに、

この言葉って、自由すぎるというか、変にこの言葉を信じすぎてもいけないとは思うんですが、要所要所で心が示すセンサーにはやはり従いたいな、というのが今日のまとめです。

無理してでも早起きをする、ジムに行く、とかはその一瞬では心は赴いてなかったりするので(あくまでも例ですが)、目標を決めてそこに向かうというのはもちろん大事だともいます。というか、めちゃくちゃ大切だと思います。が、最近読んでる本にも言ってましたが、まさに、目標を決めることでそこに到達するまでの全てが、その目標のための手段になっては絶対にいけないと思うんです。

たまには違う領域に触れることで気づくこともあるし、全く知らない人と出会うことで気づくこともある、ふらっと入ったお店で衝撃的な出会いをすることもある。きっとそういう時って心のセンサーが反応してるんだと思うんです。知らんけど。

ってことで。

一旦最近の僕の近況報告でした。2023年、絶好調な毎日でしたが、インプットばかりの日々ではあったので、久しぶりにアウトプットしてみました。これが正しいか正しくないかとかは、正直全然分かりません。また数ヶ月、数年後、これみて振り返れたらいいなと思います。

なぜかこうやって気持ちを整理しようと決めたタイミングで、いつもこういうちょっとした自分の岐路でなぜかふらっと連絡をくれるなんか流れている友達に誘われて、んませっかくだし行くか〜と行ったら、懐かしいメンツがいたり、またなんか新しい出会いがあったり、新しい時間が生まれそうな関係になれたり、はたまた懐かしい前職の職場の前を通って色々思い出すことがあったり。このタイミングで体調を壊して、なんかふらっと外出たらいいことあって、そしたらふらっと連絡が来て、不思議だな〜という感覚。

幡ヶ谷でワインを2杯飲んで、いい気持ちです。

毎度病んでる風な文章になってしまってますが、全然ポジティブでして、基本的には毎日絶好調なNaoですのでね。信じられないくらい、いい毎日を送ってますよ。

もうちょっと枯渇してかないとな。

それじゃ、また。




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