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このまま独立もできたけど、圧倒的じゃないと意味ないんだよね、ぼく的には。

こんにちは。なんか、SNSで発信するの、久しぶりな気がします。お久しぶりです。

2020年、世界最長のロックダウンにさせるくらい、コロナの影響を受けたマニラを、6年ぶりに離れて日本に帰国。紆余曲折ありながら、作ることのプロになるために、都内のデザイン会社に就職してから2年が経ちました。

そして先日、退職しました。

最近出会った人もちらほらいるので、2年前の僕の心情は以下をご覧ください。そんな大したものではないですが。

普段文章を書くことはあんまりないんですけど、2年前に自分の感情を残しておいてよかったなと、最近過去のnoteを読み返して思うので、せっかくなら、近況報告も兼ねて、またこのタイミングで残しておこうと思います。


さて、デザイン会社を辞めました。

結果的に、綺麗な辞め方はできなかったんですが、とってもいい経験になったし、お世話になった会社の方にはとても感謝しています。

この1年くらいで僕と会ったことがある人ならみんな知ってると思いますが、正直死ぬほど働きました。

  • 入社半年で最年少マネージャーに昇進

  • 10人以上の歳上部下のマネジメント業務

  • EC、コーポレートサイト、ブランドサイト、サービスサイト、アプリ、DTP、CI,VI領域の制作ディレクション業務

  • アサイン、予算管理、進行管理までのPM業務

  • ボードメンバーとして会社の予算設計/管理

などなど、この2年でとっても濃い経験をしました。
圧倒的なマルチタスク能力がついたことが1番大きいですが、とにかくいろんな経験を深くできたことが財産とも言えます。辛いと思う時間もたくさんあったけど、こういう死ぬほど働く時期って、一定レベルに到達するには絶対必要だと実感しました。

効率化だの自動化だの言われがちな世の中だけど、
泥臭く手を動かすから分かる事もめちゃくちゃありました。し、そうしないと見えない景色は絶対的にあると感じました。

これから先何をするにも、すぐに道を作ろうとするんじゃなくて、まずは自分で動いて景色を見る。それが低ければまだ登ればいいし、ちょっと景観微妙なら場所を変えればいい。いい景色が見えはじめたら、次はみんなが見えるように、道を作って登りやすくすればいい。天才じゃあるまいし、そうやって行きたいなって思います。

しかししかし、終電帰りなんか当たり前だし、タクシーで帰るなんか普通のこと。常に40案件以上を持つという業務量に、頑張りすぎたのか、最終的には「心身症」というものになってしまい、動悸や吐き気、頭痛が止まらなくなってしまい、病むを得ず辞めることになりました。退職の意向は以前から伝えていたんですけどね。図らずとも病気を理由に、このようなタイミングになったという感じです。

あ、心配しないでください。そこまで重い病気なわけではないですし、完全に、特定の仕事のストレスが原因だったので日常生活にはあまり支障もありません。(金曜の夜に近づくほど元気になり、日曜の夜が近づくとだんだん体調が悪くなるって感じで、嘘みたいに仕事へのストレスが体調にあらわれてました。)
し、会社にはありがとうとごめんなさいの半々くらいの気持ちです。

とはいえ、一度壊してしまった体なので、とりあえず年内はゆっくりしようかなと思っています。

んま、体調のことはおいておいて、
早速ですが、次のステップを決めました。

「スタートアップ」

会社を辞めようと思い始めてから、いろんな選択肢で悩みました。
・知り合いと一緒にやっている会社に注力しつつ、ある程度自由に暮らす
・フリーランスになり、複数案件持ちながら転々と暮らす
・フィリピンに法人をつくる
・ブランディング領域の会社に転職する
などなど、考えてましたが、どちらかといえば仕事はほどほどに、自由度の高い生活をすることを考えてました。

しかしそんなタイミングで、連絡をくれたのが、僕を制作ディレクターの道に導いてくれたとある先輩でした。2年前進路に迷っていた僕に、進むべき道を断言してくれた人なんですが、今回もそんな人生の帰路に立つ僕に一言、

「なおくん、次はスタートアップだね」と。

一瞬でワクワクしました。

正直このまま独立することもきっとできると思います。任せてもらえれば、平均レベル以上の仕事をする自信はあります。けど、言ってしまえばその程度です。

これまで、いろんなフリーランスや起業をしている人を見ました。デザイン会社に勤めていた時もいろんなフリーランスの人に外注しました。しかしその多くは、僕の中では偽物というか、え?このレベルでお金もらってんの? って人が多くいます。

要は僕は偽物になりたくない、どうせやるなら圧倒的な存在でありたいと思うのです。※もちろんスキルどうこうは二の次で、挑戦している事自体尊敬ですし、しっかりそれで食べていけていることはとてつもなくすごい事だと思っています。ただ僕はプロフェッショナルでありたいというだけです。

今のスキルで十分やっていけると思うし、ある程度自由度の高いライフスタイルをしようと思えばできます。けど、今の自分は圧倒的かと聞かれたら、確実に違うなと、フワフワ思っていました。このまま独立を選んでしまったら、ここからの成長速度は知れてるなと。そんな時に、もう1ステップ上に上がれるチャンスが降ってきました。

どう成長できるのか、具体的なイメージはあんまりないですがサービスとしてもチームとしても、イケてる環境にに誘ってもらえるなら、断る理由ないでしょという感じで、即答でジョインを決めました。(既存サービスの更なる成長と、新規グローバル向けの事業開発などなど、具体的な内容は僕もまだふわふわしてるので、また仕事が始まって慣れてきたら別途書こうと思います。)

まだ26歳、吸収することはまだまだたくさんある、
目指している自分の姿はこんなもんじゃない、そんな思いを持って、スタートアップにジョインします。

と、アツアツな思いを抱く反面

こんなに明確で大丈夫だっけ と不安になることもあります。

圧倒的になった後には何が待っているのだろうか。20代を結局仕事漬けの毎日にしてしまっていいのだろうか。何のために仕事をするんだろうか。一度しかない人生、まだまだ見れてない景色を見に行かないで、日本でこんなビルに囲まれている街で何をしているんだ俺は。と。

こうなるともう分かりません。きっと20代のうちにもっとしたほうがいいことはたくさんあるし、縛られずいろんな価値観に触れたほうが人生豊かになると思う。

けど、きっと僕は、何かを極めたいのかなと思います。

今まで何かと中途半端で終わってきました。野球も全国レベルまで経験したが、個人として一流には慣れなかった、英語も話せるようになったけどネイティブレベルには慣れなかった、好きだった映像制作も趣味レベル止まり。一個軸がある人間になった上で、余裕のある人生を過ごしたいんだと思うし、きっと今の僕の中ではそういう人間がかっこいいと思ってるんだと思います。

理想のライフスタイルは今すぐにでも手に入れれるし、もっと違う経験ができる選択肢もあったけど、誘いがあってから一瞬でワクワクしたならそういうことだと思うし、自分の中のかっこいい像にもう少し寄せれるように、頑張ろうと思います。わかんないけど、何となくこの方向がしっくりきています。

てことで、次の僕はスタートアップです。

くれぐれも、どうなったら圧倒的なの?どうなってたら極めたことになるの?というセンスのない質問は辞めてください。とにかく何かを作るうえで、なおがいれば完璧だと思ってもらえたらそれでいいんです。それが、WEBだろうと、空間だろうと、サービスだろうと、組織だろうと、物だろうと、何か作る時に呼んでもらえて圧倒的な成果を出せる存在になりたいんです。

そんな感じです。

あ、なんかスタートアップでゴリゴリやっていく感出ていますがいつでもニコニコは忘れずに、ナチュラルでありながら、リスペクトを常に持って自分らしく生きることは変わりませんのでね。:)

とりあえず、基本的にはのんびり行きます。

じゃあ、また。

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