谷尻家の食卓「主人が作ってくれたパエリア」
家族のこと。
主人が、生まれて初めてパエリアを作ってくれました。
美味しかった!
なんと、息子も、完食。
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翌朝、〝磯部餅もちと、昨日のエビのご飯(←パエリアの事)とどっちにする?”と聞くと
〝エビのご飯”とのリクエスト。
つまり、気に入った様子。
私のレシピで作ってくれたのですが、このレシピは外食が多い家庭や市販品が多い家庭には薄く感じると思います。
なぜ、外食が多い家庭や市販品が多い家庭には薄く感じるかと言いますと、
このパエリヤは「調味料」を極限まで少なくする為です。。
(塩、醤油、ケチャップ、ソース、みりん、酒、アンチョビ、オリーブなど)
「おいしい味!」って、
調味料の層と、素材の層、二つの層に分かれていると思うんです。
「調味料の層」が厚いほど、濃厚に感じるし、しっかりとした味付けになります。
「素材の層」は、食材自体の鮮度や調理時間、食材の組み合わせ種類でしっかりしてくると思います。そしてこっちを「美味しい!」と感じるには、舌の修行が必要。(舌のブートレグキャンプ、と言う方もいました!)
外食でしか食べないメニューは余計に、自宅で作ると薄く感じると思います。なぜなら、「家庭のパエリア」という存在が、経験として少ないからです。「レストランで食べるパエリア」という存在が、記憶の100%だからです。(レストランは、家庭よりも少し濃いめの味で作ります。ワインがススムからです。)
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3世代8人の大家族で育った幼少時代。 病気がちだったこともあり、 世代ごとにそれぞれの献立を考える母の背中を見て、 いつも台所に…
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