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お伝えしたらみんなリピート!材料カットから仕上げまで30分カレー

先日HITOTEMAのクッキングサロンで、「カレーとチャイとピクルスの会」を行った。
そこでお伝えしたメニューのうち、
「材料を切るところから、盛り付けまで全てトータルで30分以内で出来るスパイスカレー」を公開したい。


ルーを使わず、カレー粉で作っていくカレーだけれど、「飴色玉ねぎ」は必要なし。コンソメや鶏ガラスープの素なんかも使いません。
複雑な食材は全く使わずだけど、きちんとみんなの心をキャッチする味付けに仕上がっていると思うので、ぜひ、トライしてみてください。


48歳の主人も、26歳の男子も、35歳女性も「美味しい!」と言ってくれているメニューです。

カレーの主体となるクミンやコリアンダーには、夏に落ち込みやすい「食欲」を増進させる効果があり、生姜は実に9割の漢方薬に配合されている食材であり、生薬だ。
その他、ご存じターメリックは「ウコン」。健胃として有名なスパイス。
ブラックペッパーには体を温める効果が期待でき、氷入りの飲み物を欲する真夏の暑い季節には、体の内側は温めた方がいい。
フェンネルは消化を促す効果を期待できる。そんなことを思うと、夏にスパイシーなものを欲するのには理由がきちんとあることが認識できる。
家庭で作るキーマカレーは、重さがないので体調を崩した後、回復し始めた頃にも、食欲が刺激さえされれば、取り入れてもらいたい。


「現代版お袋料理」は、昔々の「おふくろ」同様に、子を健康にしたい、たくさん食べてもらいたい気持ちがある。昔々と違って、アスファルトに覆われた都会では、温暖化の影響で、年々「熱中症の危険」がアラートされる日本だ。


だからこそ、昔々には取り入れてこなかった「スパイス」を「生薬」と捉えて、日本や中国を中心とした漢方を取り入れる前に、または取り入れるかのように、毎日の食卓でレメディのように、ファーマシーのように、美味しく健康を保って欲しい。


夏は買い出しはもちろん、「料理をする」という行為も、
面倒なことがあると思う。だからこそ、短時間で完成したり、それでいて本格的な味だったり、数日持ったりする料理がありがたいものだ。


「作り手」も、「食べ手」も、無理なく。

これは、「家庭料理」における第一段階だと思う。

さて、 前置きが長くなったけれど、材料から!

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渋谷区にあるレストランHITOTEMA。お店の名前であるひとてまは、「ひとてましかかけずに美味しいものを作り出したい」という思いと、「作ると食べるが最も近い場所」「人と人の、手と手のあいだ」という意味の二つがあります。 子育てをしながら仕事を続ける中で、トライ&エラーを繰り返してきました。私自身の、嘘のない気持ちで「これはいい!」と思うものだけを掲載します。

HITOTEMA倶楽部

¥980 / 月

「HITOTEMA」は、2014年にスタートした渋谷区にある週一回のみオープンするレストラン。そんな変わった業態でお店を続ける中で、お客様…

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