金融保険業界はPeloton化するか?
ペロトンって何?
そんな方はこちらから。
昨年ダラスの新エリアをみに行った時にありました。ペロトン。
showroom @ ダラス
いけてる人が接客してくれる(彼女は日本語喋れますw)
ということでこれをみて、スンゲーお客さんがダラスでも増えてるんです、NYのスクールは人気のコーチは常にいっぱいですよ、ということでパーカーと株を買いました。(モノは日本には空輸になるので断念)
結果株価はコロナの影響もあり倍に...今後も成長に期待しています。
ところで対面の価値ってなんだっけ...
となった時にあなたはどう言いますか?
4Kから8Kの時代です。画素数では人間の目は判断できないかも。対面じゃなくてんもいけてる顧客体験をできるようにテクノロジーを組み合わせてリアルと連動させてサービスをしているのがペロトンのすごいところだなと思っています。
その中でも特に個人的にいいなと思っているのは
好きな先生を選べる
Pelotonは先生たちでエクササイズを選びます。(画像はhappynecoさんから)
先生たちに会いたいからエクササイズやりたい、という現象が起きている中、PELOTONはオンラインだけではなく実際のスクールも大賑わいだったそうで(今はクローズ)最初はオンラインからの入りだったけど、次第にリアルの価値がより高いことも垣間見れます。
普段見ているモノだからこそ実際に体験してみたい。この辺りのニーズは「ミスチル普段聴いてるからAPバンク行きたい!」みたいなニーズと同等なのでしょうか。
細かな選択肢から選べる
サイクリングだけでもとてもたくさんのコースがあり、飽きない工夫が素晴らしい。目的に応じたプログラムをアドバイスや盛り上げなどを随時してくれるようで満足度が高そう。あなたにも話かけているようなアドバイスを受けられるようですごい。
サイクリングだけではなく、フィットネス全般に展開してきており、ジム=会費を払って施設に行く、と言う現象から
ソフトウェアさえあればどこでもコーチ付きのジムとして起動することができる
という体験が現象として起きているなと感じます。コロナにおいてはそれがモロにフォローの風になっているなと言う感触です。
5/26現在、コロナによる緊急事態宣言は解除されました。山手線などは比較的空いており、また大企業なども徐々に出勤制限を緩めていく方針のようです。
では元に戻るのかどうか?それはわかりませんが、一度リモート便利だな、と思った人たちは次どのように行動に移すのでしょうか。
個人的には次のことが起こりつつあるなという芽生を感じます。
金融保険営業の指名制度が勃興、加速?
パーソナルトレーナーなどが流行ってきており、金融保険商品も日々のレビューなどをコーチに受けたいというニーズが出てくるでしょう。
自分に限っていうと、日々の状況から連絡をたくさんいただくことが増えました。
現状で言うとエントリーの学習はABCash Technologies
などがコロナ前が人気でした。
ただまだ先生で選ぶ、と言うよりはコンセプトで選ぶと言う感じ。
インターネットで情報を集めることがより当たり前となり、検索が仕切りにされる中で「どう発見されるか」と「継続的な信頼関係の構築」が結果として購買に結びつくという
DECAXの法則が加速される
と思います。
どの商品を買うか、よりも誰から買うか、がより重要になってくるでしょうし、
その誰から?も成績や客数と言うKPIよりも自分から信頼される人からの紹介+ 自分にフィットしそうか、が肝になりそう。
この辺りは自分の曝け出しや定期的にコンテンツをあげ続けるなどの信頼のストックとその可視化によります。
そこに誰かからの後押しが入ると一気にスケールする可能性があり、手間隙かけていいものを作り続けておくと、結果として日が当たっときの爆発力は過去のどの時代よりも凄まじい破壊力になることはYouTuberやInstagramerの昨今の活躍をみていると納得せざるを得ません。
一方で溢れ出る好奇心や圧倒的なPDCAを回し、やり抜く意志力、行動力がないとこの勝負には勝ち残れない可能性もありますのでごく限られた人にしか継続できないものでもあります。相当努力に差のつく世界になります。
が、人気な講師はどんどん顧客に集中して満足度をあげていくだけで自動的に集客できていくので、金融領域ではフィデュシャリーデュティーの観点からもこれがいいのだろうなと思ってしまいます。
今までとじゃ何が変わるかって言うとトップの人たちはあんまりやることは変わらないんでしょうけど(顧客に最善を尽くし続ける)、いかに自分の行動や活動を透明性を持ってできるかが肝になりそうですし、今まで以上に新たな生活習慣で言い訳ができなくなる世界の到来になりました。
とある企業では「タバコ部屋」で情報交換がされ人事が決まっていたり「なんとなく会社にいるから」努力しているような状況だったようですが、
オンラインになると発言しない人は意味がない、ドキュメント化され、文章で指示が出せない上司は無能。ただ伝達のみでワークした気になっている中間管理職も、構造上必要なくなってしまいます。
ある意味非常に効率性や生産性が可視化され、無駄が顕在化してしまう状況です。
でもリアルに横にいたら和む、とか周りが助け合う、などの文化の醸成はできなくなり、ギスギスした雰囲気になってしまう可能性もあり、それは果たしてディストピアなんじゃないかとも思ってしまいます、この辺りはどう折り合いをつけていくのか、社会全体の流れを注視していきたいです。
なんとなく感想的ですが、できる人がどんどんできる環境が整ってきており、今までのやり方から急速にアップデートされつつあるので必死に最前線にいた方がいいな、と思う今日この頃です。