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「Just for Funな組織のバリューを決める旅」の連載をはじめます!

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はじめに

2018年2月にスタートしたheyは、2021年1月にホールディングスと事業会社3社が会社として統合し、本当の意味でひとつになりました。それから約7ヶ月後に立ち上がったのが、バリュー言語化プロジェクト。その表側と裏側を、バリューづくりに関わったメンバーでリレーをつなぐ形で、「Just for Funな組織のバリューを決める旅」全4回の連載をはじめます。

バリュー言語化プロジェクトの背景

もともとheyには、2018年に開始したDay 1から「Just for Fun」というミッションがありました。このミッションは、いつでも会社の中心にあり、この言葉によって会社がまとまり、そして育ってきました。また、「多くのことを覚えるのは難しい」という考えのもと、あえてビジョンやバリューを定めず、「Just for Fun」というミッション1本で組織をつくってきました。それでも、組織が壊れることなく拡大してこれたのは、この「Just for Fun」に共感するひとたちが集まっているから、というのは間違いないでしょう。

ただ、事業が増え、人が増え、拠点が増え。そしてそれらをheyという会社、STORES というサービスでまとめていくようになった結果、ミッションのみでは限界がきており、より明示的な行動指針=バリューを組み入れることの必要性を感じたのは昨年の春。そして、その後、プロジェクトを推進できる体制がつくられ、「よし!」と足を踏み入れ、取り組み始めたのが昨年の秋でした。

と書くと、その後、サクッと進みそうですが、実際に進めてみると本当に難産でした…。

全社イベントという形で全員でバリューを考えるイベントを数週間かけて実施し、その上ですぐに決めきる予定が、その言葉たちをヒントに、個人や会社としての思想、こだわり、良いところ、悪いところ、その上での、勝ち筋。蓋をあけると、向き合うものが多すぎて、結果的に4〜5ヶ月近くを費やしてしまいました。

ただ、組織が路頭に迷う前に、という意味ではギリッギリ間に合ったような気がします。最近入社した経験豊富な人事のひとに「この会社は奇跡で成り立っているけど首の皮一枚。」って言われたんですが、まさにそんなタイミングでねじ込めたというか、いやまだ浸透という意味では全くねじ込めてはないけど、あとはやるだけの状態にまでは持っていけたというか。

ここからは、決めたことを正解にするフェイズです。作っておわりではなく、作ってからが本番ということで、あたらしいこのバリューというプロダクトを楽しんで育てたいと思うとともに、この難産だった私たちのバリューを決める旅のプロセスを、記録に残して公開することは、自分たちが振り返る良い機会になるかもしれない。同じような課題に直面している組織のヒントになるかもしれない。ということで、バリューづくりに関わったメンバーでリレーをつなぐ形で、5月13日から毎週公開していきます。

連載目次はこちら(各タイトルは仮です)

第1回:事業会社3社が集まった320人の会社のバリューづくりのリアル - 5/13公開予定


heyは、2021年1月にホールディングスと事業会社3社が集まってひとつになりました。それから約7ヶ月後に立ち上がった、バリュー言語化プロジェクト。どのようにプロジェクトを立ち上げたのか?なぜボトムアップでの意見収集を重視し、300人規模でのオンラインワークショップをやることにしたのか?など、人事目線での表側と裏側を書きます。
執筆者:PX部門カルチャー本部 高橋 真寿美  (@masumi.t)

第2回:「たのしそう!」を出発点に。全社での2週間にわたるバリュー策定プロセスの体験と場のデザイン - 5/20公開予定 


全社でバリューを考えていく上でまず何より重視したことは「たのしそう!」と思ってもらえること。自分ごと化と一体感を演出するために、目指したのはオンラインカンファレンス並みのワクワク感。2週間にわたる全社でのバリュー策定プロセスの体験と場をどのようにデザインし、実行へと結びつけていったかをご紹介します。
執筆者:デザイン部門ブランドデザイン本部 松本隆応  (@stam_mat2

第3回:320人同時接続のバリュー策定ワークショップでの運営方法とコンテンツ制作 - 5/27公開予定


バリュー策定のため実施した約320人同時接続のオンラインワークショップ。イベント当日の具体的な運営方法や失敗談、またワークショップのためのインプットや策定過程でのアウトプットをどのようにコンテンツ化し社内に届けていったのか、インナーコミュニケーションの方法をご紹介します。

  • 執筆者:デザイン部門ブランドデザイン本部 瀧野はるか (@takinoharuka) 

第4回:生みの苦しみは直前に。難産の末に爆誕したバリューを使い倒す - 6/3公開予定 


全社を巻き込んだ策定プロセスは、超特急なスピードながらワクワクを伴って順調に進み、何とか出口が見えました。みんなの意思と熱量は集約され、あとは最終言語化して完成させるだけ。しかし、生みの苦しみはここに潜んでいました。全社ワークショップから完成までにかかった期間は結局5ヶ月。時間をあけすぎることは熱量の低下を招く悪手ともなりうる中、なぜ当初予定を超えて多くの時間をかけたのか。そしてこれからどうしていくのか。ミッション実現に向けて、バリューを使い倒してみんなで成長していく。そんなストーリーの序章を締めくくります。
執筆者:PX部門カルチャー本部 齋藤悠介(@ysksai

さいごに

 バリューづくりの詳細は連載に任せるとして、バリューと、そもそもどんなことを考えたのかという長文を貼って、今回はおしまいにします。

たのしくあり続けるために

heyでは、たのしいというエンジンが、とても大きな役割を果たすと信じています。同時に、たのしさをもとに前進していくことの厳しさや難しさも認識しています。一時的にたのしくあることは簡単ですが、長期でたのしくあり続けるには圧倒的な努力が必要です。この努力が続けられるのがheyではたらく人たちです。

たのしくあり続けるには、お客さんによろこんでもらうこと以上に大事なことはありません。たのしいから始めたことであっても、よろこばれなければ続きません。たのしいからよろこびにこだわることができ、よろこんでもらえるからそのたのしさは続くのです。そして、そのよろこびは、私たちからしか手にいれられない独自の価値であればあるほど、大きくなります。そのために、私たちは進化をしていくのです。

まず、heyは、オーナーさんのよろこびにこだわる本物の顧客志向を目指します。目指します、というのは、私たちがまだすべてのアクションをオーナーさんのよろこびのために集中している「本物」ではないと考えているからです。

本物になるには、何よりもオールスターなチームでなければなりません。多彩な視点、多様な専門性、視座の高さ、視野の広さ、高い技術、溢れ出る好奇心、学習し続ける意欲、不確実性への楽観。それらを併せ持った人たち、併せ持ちたいという野心ある人たち。そんな尊敬できる仲間と、Just for Fun を信じ、遊び心をもって、細部にこだわるからこそ、独自の価値を磨き上げられます。誰もがなにかのピカイチな得意をもち、それを活かした重要なミッションを担い、そして、できることを広げたり、深めたりすることをいとわず、学習し続けていきましょう。

個人には成長する責任があり、会社にはそれをサポートしていくために成長する責任があります。本物の顧客志向は、一人ひとりの成長があってはじめて成り立ちます。オールスターな仲間と、heyらしい独自の価値を磨き上げることでオーナーさんによろこんでもらい、よろこんでもらえることをチームでよろこび合っていきましょう。

また、オールスターで取り組むからには、オーナーさんのよろこびをできる限り大きく生んでいきたいものです。そのためには一丸となってたくさんの挑戦をし続けなければなりません。少しくらい無茶かなと思うような難しい挑戦をしていかないことには、独自価値なんて生み出せません。仲間を巻き込んで、一丸となって高みに挑みましょう。

私たちは、失敗することを恐れていないでしょうか。不確実性に怯えてないでしょうか。変化の兆しに気づけているでしょうか。率直にコミュニケーションできているでしょうか。常に議論し尽くしているでしょうか。難しい挑戦ができないオールスターなチームなどありえません。そのために、いま、私たちが捨てなければいけないのが「敬意と疑念」です。

会社統合という形でスタートしたheyは、ずっと「敬意と疑念」を大切にしてきました。異なる目的、異なる事業、異なる文化をもった会社が一緒になり、それぞれの関係値が存在しない中において、1つずつ信頼と成功を積み上げていくには、これが必要だと考えていたからです。そして、敬意と疑念があったからこそ、これまで多くの変化を乗り越えて、heyは進んでくることができました。

そこから4年が経って、全員が同じ船の上で一つのものを目指すようになったいま、改めて重要なのは敬意と疑念ではなく、みんなで挑戦することです。そのためには、気づいたこと、考えたことをしっかりと伝える責任が全員に存在します。言いたくないことも、聞きたくないこともあるでしょう。でも、お客さんのよろこびのためには、絶対に避けるべきことではありません。heyには、もう「敬意と疑念」が十分に浸透しています。だからこそ、目的を中心におき、不確実性に向き合いながら、挑戦することを恐れず、一人では向き合いきれない大きくて複雑な課題をみんなで解くことで、オーナーさんのよろこびを大きく生んでいきましょう。

また、私たちは、これまで「お客さんのことを尊敬し、お客さんから学ぶ」ということも大切にしてきました。heyらしく、良いサービスを生むための秘訣です。でも、オーナーさんのことを尊敬していても、学んでいても、価値を届けなければ、何もよろこびは生まれません。オーナーさんにとっては、それが良いサービスかどうか、自分が享受できるかどうかだけがすべてです。どんな努力も、価値を届けて、よろこばれなければ意味がありません。私たちがオーナーさんを大好きなのはみんなが知るところでしょう。ただ、私たちはまだオーナーさんのよろこびには、こだわりきれていないように思います。なぜなら、現段階でそれがheyの特徴だとはっきりとは言えないからです。

私たちは常に領域の先端にいます。そして、向き合っているオーナーさんの課題は、まだ誰にも解かれたことがないものばかりです。いまはまだ一般的ではないかもしれないけど、そのうちあたりまえになる習慣をいち早く取り入れている未来人のオーナーさん。そんな尊敬するオーナーさんたちからたくさん学び、それを多くのひとに届くカタチに仕上げていくのが私たちのしごとです。それは、ただ真面目に、着実にやれば辿りつけるようなものではありません。死ぬほど考えて、とにかく動いて、見えてきた小さなかけらを必死で集めて、正解をたぐり寄せて前進させていくものです。

そのために、日々、1つでも多くの打席に立っているでしょうか。意思決定に時間をかけすぎてないでしょうか。リスクを取って前に進められているでしょうか。少しの差は、長い時間をかけることで、複利となって大きな差として現れます。そして、その差はチームが大きくなればなるほど、時間が経てば経つほど、歴然たる組織力となって現れます。ラーニングアニマルとは学習し続ける人のことをさしますが、heyでは圧倒的な熱量をもってデリバリーし続けることに執着し、学習し、どんどんと分かることを増やしていきます。

そう、たのしくあり続けるのは、本当に、本当に難しい。オーナーさんのよろこびのためにと我慢しすぎても続かないですし、続かないものはよろこばれもしません。オーナーさんの成長と自分たちの成長、それらの利害を一致させて、持続可能な仕組みにしていくことも求められます。ただ、どうせ人生の大切な時間を使うなら、意義あると信じられるものに取り組みたいのもまた事実。heyは、オールスターなチームで、仲間を巻き込んで挑戦し、たくさんの挑戦を通して、分かることを増やし、独自価値をつくりあげるという、本物の顧客志向を通して、Just for Funな社会をサポートしていきます。


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個人のこだわりや情熱、楽しみに駆動されるJust for Funな社会をめざし、スモールチームのデジタル化を支援する「STORES」プラットフォームを展開する hey という会社をやっています。