見出し画像

1938年の今日のバレエ

必要があって資料を見ていたら、1938年の今日からの公演のチラシがありました。

画像1

ピカソやシャネル、バクストが参加したバレエ・リュスが解散した後に生まれた「バレエ・リュス・ド・モンテカルロ」のものです。

イラストもとてもかわいいですよね。
サンフランシスコ公演のもの。

今日から31日まで5公演。
『白鳥の湖』を1幕にしたもの、『レ・シルフィード』や『薔薇の精』といったバレエ・リュスゆかりの作品に加え、『金鶏』や『ユニオン・パシフィック鉄道』『美しきダニューブ』などのオリジナル演目も含めたなかなか充実したラインナップです。

ダンサーもなかなか豪華。
映画『赤い靴』で知られるレオニード・マシーンにアレクサンドラ・ダニロワの名前も見えます。
また、バレエ・リュス・ド・モンテカルロ結成時に文字通り "看板娘" だった3人のベビーバレリーナのウチのタチアナ・リャブシンスカ、イリーナ・バロノワ、そして唯一の日系ダンサーだったソノ・オーサトの名前も。

画像2

今日、かつて自分も行ったことがあるサン・フランシスコのワー・メモリアル・オペラ・ハウスで彼らが踊っていた姿を想像するとちょっとした現実逃避になりそうです。


ありがとうございます。 欲しかった本やプログラムを購入し、Ballet Collectionの充実に励みたいと思います!