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地味だけど、確実に力をつける奥義。

「か」だけを9回連続で、言ってみてください。

♪かかかかかかかかか♪

あ、すいません、正確にいうと

KA です。

♪KA KA KA KA KA KA KA KA KA♪

できるだけ速く。

できました??

10回ゲームみたいですねーー!

ちがいますよーー!


これは発音の練習です。できれば他の音もやってみてください。が、とか、つ、とか、りゅ、ざじずぜぞ、とかも。朝やるといいですね。1日のスタートにぴったりです♡

 か、っていうのは、分解すると

K=子音、A=母音、になります。

Aを発音するほんの0.0何秒かあとに響きが来ます。これがだいじ。響きがだいじ。

Aのあとに響きを生むのは、おなかの支え(息圧)と、口腔のスペース。

そこらへん意識して

♪KA KA KA KA KA KA KA KA KA♪

できました??

で、で、で、

さらに

この“KA”を、9回とも同じように発音してほしいんです。


できます??……子音が短くなっちゃったり、舌が硬くなってきて母音が鳴らなかったりしません?その後の響きまでいきました?

んーと、2個目と3個目のKAはもつれちゃいましたね!

これすっごい地味なんですけど、めちゃくちゃ効いてくる練習です。

お寿司屋さんが、毎回同じ形でお寿司を握るように

どんな音程でも、どんな発音でも、寸分たがわず声を出せるようになる練習です。

これは、自分の脳内で「こう出したい!」ってイメージした声を、そのとおりに出せる力が付きます。


声を出すというのは、ほかのスポーツや楽器の練習と同じように、

自分で声を出して、その身体感覚を頼りに、自分で、試行錯誤しながらできるようになっていく、感覚運動練習が必要です。


いっぱい聴いてるだけじゃ、うまくならない。

なんとなーく歌うだけだと時間かかっちゃう。

ジミーな練習を日課にして

感覚神経と運動神経の両輪を育てるんですよねー。


歌でこれができたら、しゃべりなんてちょろです♡

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