どんな声が出るのかは、出す前にわかっちゃう。
低い音から高い音へ跳躍するときに
えいやっ!
って、行かないでくださいね(笑
たとえば、福山雅治の「最愛」という曲。
歌い出しは♪夢のような〜 から、始まります。
この、「ゆめのような」という歌詞の所のメロディは
“ゆ”の音がとっても低くて
“め”で
結構、上がってるんです。
でね。これを
「よーし!音程外さないように歌うぞー!」って、歌うと、どうなりやすいかというと
♪ゆ
めのよおーなー♪
……。
《夢》が途切れます。
いやです。夢みさせてほしいです。
《夢のような》という言葉として声をつなぐ意識は、しましょう。
でも、音が跳躍してる。
低音から高音へ瞬時に飛ばなきゃいけない時に大事なのは、息のスピードです。腹圧で息のスピードを速くすること。そうすると、えいっ!じゃなくて、もっとじわっといきます。
要は、息。やっぱり、息。
歌い出す前の吸う息の精度で、出る声の精度が決まります。
だから、浅い呼吸で始めない。歌用の息を吸っておく。つまりは横隔膜を緩ませて肋間も緩ませて、胸にもお腹にも空気を入れて、始めること。
そして
“ゆ”に、重心を置いてください。
“め”をひっこめなくていいから“ゆ”を目立たせて。
《夢のような》って、素敵な言葉ですよね。
現実じゃない。リアルじゃない。ありえないような。ふわふわした。甘やかな。香り立つような。
《夢のような》って言葉には色がある。“色気”の色が。
だからこそ
♪ゆ
めのよおーなー♪
は、ダメです。大人はダメ。ダメゼッタイ。
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