教員は天職！だけど、退職したワケ

15年間、公立中学校の教諭として勤務してきました。

とてもやりがいがあり、大好きな、そして天職と思ってやらせていただいたお仕事ばかりでした。

もちろん今も、この仕事に誇りを感じます。

でも、退職を決意したのはこんな理由からでした。

退職理由

退職を決意した一番の理由は、

私のライフスタイルに合わない。

これは、とても大きかったです。

う〜ん…ライフスタイルというか

「本当にやりたいことができない」って

言った方がよいのかも知れません。

本当に今まで必死で

自分を変えて適応しようとしてきたのですが

やはりもう変えられることも限界でして

この決断に至りました。

本当にやりたいこと

そもそも

いやいや「勉強させられている」という生徒たちに英語（私の専門は英語）の授業をして

ピリオドがないからー１点とか

ノートを言った通りに書いていないから減点とか言いながら

「はい、あなた、英語できませんでしたよ〜」って

成績に２とか１とかをつけてしまうことが

心底ストレスになりました。


中学校の英語の授業は少人数のコース別授業が行われる事がほどんどなので

他の先生と足並みを揃えるために

教材の共有や評価の観点の事前連絡やシェアを細かく行います。

なので、「これは私は評価したい！」

ということは評価できず

「それは評価しなくてもいいよな〜」

って思うことも

必ず評価しなければならない

という事態が起きるようになってきました。



みんな

それぞれがそれぞれの力を伸ばすような

目標設定ができて

個々がその目標に向かえるような

教師のサポートがあって

自分のやるべき行動が明確になっていて

更に

横でつながって情報を共有したり

お互いを高め合ったりできるシステムがあれば

子どもだけでなく大人も

勝手に学んでいくと思えたのです。

そんな学ぶ人の心を支えていく仕事を

これからの教師はたくさんたくさん担うようになるのだろうし

ティーチャーよりも

メンター、ファシリテーター、コーチ、そして、もしかしたら

カウンセラーみたいなこともするのかもしれないなぁって思うわけです。


率直に

「そっちの方がやりたい」

っておもちゃったんです。

で、ここでは、それができないな〜って。

名ばかりの時短勤務制度

私の場合

両実家が近くにないため子育てのサポートが受けずらく

保育園の送り迎えがすべて自分で

そのため、担任や部活顧問をもつことが難しく
（→マミートラック（本当はもちたいがもてない状況））

主任教諭になるため昇格試験を何度も断ったりしていたので
（→受けたいな〜とも思いましたが、受けるとさらに多忙に…）

昔は確かにあった「やりがい」というものを

見いだせずに爆走してきました。


ママ友やファミサポ、シッターさんを頼り

部活も、できるだけ土日の大会だけは
行くようにして

テスト採点のときはもちろん

持ち帰り仕事で深夜までやっていましたし

授業準備も通勤電車の中で

YouTubeの素材を探したりしていました。

さすがに燃え尽き症候群（通勤電車の中で涙が止まらなくなる）になってしまったので、

部分休業を使わせていただき

朝２時間までゆっくり

通勤してよいという勤務形態を取り入れました。

しかし、業務が減るわけではないですし

授業時数が減るわけではないのです。

空きのない連チャンの授業の日々。

トイレも行けません。
（↑教員をやっている方はみんなこれです。）

休み時間もずっとPCの前に座り

退勤時間と同時に職員室を出られるように調整していく毎日。

お迎えで保育園へ滑り込んだ時には

もうヘトヘトのヘロヘロです……。

で、もう少し業務を減らしたいと思って

思い切って育児短時間勤務を申し出たら

「これは事務職員さんを想定して決まった制度だから、

実際の教員が使うと……難しい事が多い」

と。

ほほ〜…そーでしたか。。。

確かにね。

まぁ、そうよね。。。




週２、週３、週５勤務が選べる（なぜ週４がない？w）のですが、

これやられたら現場の先生たちも

生徒たちも困惑オンパレードです。



使えないわ……。

この時短制度。。。

業務量の多さ

教員の始業は8:15と言っているのに

行事の前は当然のように朝練があり、

7:30には生徒が登校してきます。


運動会のクラス練習やら、

合唱コンクールの音合わせ練習やら。


7:30なんて、

我が子は家でまだ朝ごはん食べてます。。。



あまり知られていない退勤時間も、

実は16:45ですw （早っ！）

部活動が終わるのは、18:30。

学童のピックアップリミットが19:00。

通勤に１時間かかりますので、間に合いません。

普通にやってたら。


色々手を使えばできないことはないのですけれども、

「そこまでして、今それやる？？」

って、なってしまった私なのでした。


心と体を壊す覚悟でならば、

できないことはないのでしょうけれど、

一度自分の限界を知ってしまっていた私としては

もう、ちょっと、限界だな〜っておもっていたのでした。

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました。

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