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日々思ったことや感じたことを綴るための記録。
映画と語学と哲学のこと、仕事や生き方のことを書いていく。

私の好きなことである、映画と英語は繋がっている。
学生時代は勉強は得意な方だったけど、英語は試験のためにする程度だった。
英語を理解したいと思うきっかけとなったのが映画。
昔は字幕と吹き替えのどちらも見ることでストーリーの細かい部分を理解しようとしていた。
なぜなら、字幕と吹き替えで全くセリフが違っていて、その違いを知ることが楽しかったし、よりストーリーを理解できるのがうれしかった。

私の英語への興味が湧き出したのは、500日のサマーという映画を見てから。
同じように字幕でも吹き替えでも見ていた。
マークウェブ監督はMVを撮っていた監督ということもあり、
映画監督としては新人の部類ではあったと思うのだが、
そのMVのような映画とサントラの融合も好きだった。

この映画はトムの目線で進んで行くので、サマーの感情はトムの目を通してしかわからない。
なので、どうしても理解できないシーンが一つあった。
サマーが「卒業」という映画を観て涙を流すシーンだ。
その顔が悲しいというより、心から感動している喜びの涙にも見えて、
私はその理由が知りたくなり、いろんな解説を読み漁った。
その中で、いろんな映画からオマージュを受けている事を知りその映画たちも観た。
それでも完全には理解できていない。
「これを英語のまま理解できたら、さらにこの映画のことを知ることができるのに」と思うようになった。
これが英語を勉強したいと思ったきっかけ。

そのきっかけとなった500日のサマーに関しては、
多分もう20回以上は観ているけどいまだににわからない。
というか多分、そこまで深読みする映画ではないのかもしれないので、
答えは一生見つからないかもしれない。
でもその過程が楽しい。

英語は独学でいろんなテキストを買って勉強している。
昔は英検なんかを受けていたけど、英語能力のバロメーターを測定したいわけではなく、純粋に英語を理解することが楽しいので、今のところは資格取得やTOEICなどの受験は考えていない。

1年ほどオンライン英会話もやってみた。
フィリピン人の先生の友達もできた。
オンライン英会話だけでペラペラに話せるようにはならなかったけど、
初対面の人と話す訓練だったり、自分の考えを話したり考えたりすることになったので、結果的に論理的に話したり、自分の考えをきちんと持ってそれを言葉にできるようになったので日本語的な学びもあった。
話すことに苦手意識があったけど、この経験で堂々と考えを話せるようにもなった。

この自分の考えを言葉にするという行為は、
映画のレビューを書く時にも役立っている。
昔は、○○がおもしろかった。とか、○○がよかった。とか
つまらんレビューをとりあえず残していた。
あと、自分の感じたことを書き留めること自体になんとなく恥じらいもあった。
今ではその瞬間の自分が感じたことを記録することで、
2回目観た時などに振り返って読んでみるのが楽しい。

てなことで、私のなかで映画と英語は繋がっている大切な存在。
2年ほど前に始めた韓国語もそれに似ている。
BTSに突然はまり出し、それまで韓国もアイドルも興味がなかったのに、彼らの作る音楽に魅了されていった。
アイドルといえばプロの作詞家や作曲家が作った歌を歌うことが多いと思うのだが、彼らは自分達で作詞作曲もしている。
だから彼らの作った曲や話す言葉を韓国語のまま理解したいと思い勉強を始めた。
まずは耳で聞いて理解したり、文字の雰囲気や読み方を軽く理解できる程度の勉強しかしていなかったけど、今週ついにテキストを買ったので論理的に理解中。
言語学習は日本語の上達にも繋がるし、英語ならでは、韓国語ならではの表現があることも面白い。

最近突如としてはまり出した哲学について。
言語学習のアプリで出会った、ギリシャ人の方。
私が書いていた福沢諭吉の学問のすすめの記事に反応してくれた。
なんと日本の哲学の勉強のため日本の大学院に行くとのこと。
その頃、福沢諭吉以外にもショーペンハウアーやプラトンなんかを読んでいて哲学には興味があったけど、その彼の語る哲学の深みが面白く、私もさらに興味を持っていった。

哲学に興味が出ていた頃、ベストセラーである「嫌われる勇気」のことが気になり出していた。
存在は知っていたけど、私には嫌われる勇気あるし、ベストセラーすぎて逆に興味なくなる天邪鬼を発揮して読んでいなかった。
でも読んでみるかーと思って古本屋に行くと、ぜんっぜん安くない。
ここまで売れてると数冊は100円とかであるはずなのにない。
しかも定価1600円で1400円とかで売られている。
私は確信した。これは絶対面白いんだ。
即買って毎朝5時から日が昇るのを窓から見ながら読んだ。
とても素晴らしい本だった。

そのことを母に話すと、「岸見一郎やろ?」と言われた。
「キシミイチロウ…?」となったのだが、著者の一人のことだった。
岸見一郎の本なら3冊くらいあるから貸すよと言われ、読んだ。
岸見さんはとても穏やかに私に語りかけ、今人生の帰路に立ち悩んでいる心にすぅっと手を差し伸べてくれた。
そんな岸見さんは韓国語の勉強をしているという。
韓国文学に興味を持ち、原文のまま読みたいと思ったのがきっかけらしい。
最近別の本で出会った、茨木のりこさん。彼女を韓国の文学に惹かれており、同じような理由で韓国語を勉強していたという。
この二人は私に楽しみとしての言語学習の良さを常に伝えてくれている。
いつか英語を英語のまま、韓国語を韓国語のまま理解し感動できるようになったらどんなに楽しいだろうか。
これからもゆっくりと自分のペースでやっていこうと思う。

そんなことで私の好きなことは、お互いに影響を受け合いながら存在している。
長くなりすぎたけど記録はここまで。

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