ハッピーテキストコミュニケーションのために心がけていること

お疲れ様です。

先日社内でLTをさせて頂くタイミングがあったので、
そのときにお話ししたことを、
明文化したいと思います。

概要


普段の業務で、どんなお仕事でも、
テキストベースでコミュニケーションを取ることも多いかと思います。

特にスマートフォンが普及したこの時代、
SNSなどでコミュニケーションを取られる方も多いと思いますので、
お仕事に限らず、テキストベースでのコミュニケーションの機会は、
とても多くなっていると思います。
(自分は、Slack、LINE、Twitterを多く使っております。)

自分が従事しているIT業界では、
プログラムのコードを読みやすくすること(可読性の高いコード)を、
心がけている方も多いかと思います。

日本語も言語であるため、
可読性の高さ、というものが存在すると考えております。

可読性の高い日本語を書くように、
普段自分が大事だと思っていること、
心がけていることを列挙させて頂きます。

文章による例だけでなく、
Slack上での見え方をサンプルとして、挙げさせて頂きました。

大事だと思っていること

・読み手のことを考えること
    ・見やすい文章か
        ・文章の内容を認識してもらうための努力
    ・理解しやすい文章か
        ・内容を認識してもらった上で、反応しやすい文章か
            ・聞かれていることが分かる
            ・どう反応すればよいかが分かる

心がけていること

・「の」は3回まで
・漢字を使いすぎない
・1行を長くしすぎない
・構造化を利用する

「の」は3回まで

よく聞くお話かとは思いますが、
単語を形容するための「の」を続けてしまうと、
読み手に以下のような印象を与えてしまうと言われています。

・目が滑る
・幼稚に見えてしまう

できる限り、「の」は続けないように、
心がけております。


・「の」を続けた場合
    AppleのiPhoneの新発売の時期のお知らせ

・「の」を続けない場合
    AppleのiPhone新発売に関する時期のお知らせ

サンプル

漢字を使いすぎない

こちらもよく聞くお話かとは思いますが、
あまり漢字を使いすぎてしまうと、
読み手に以下のような印象を与えてしまうと言われています。

・目が滑る
・文章が硬い

一般的に、「漢字:ひらがな=3:7」
と言われています。


・漢字を多く使った場合
    拙者、親方と申すは、御立会の内に御存知の御方も御座りましょうが

・漢字を控えた場合
    拙者、親方と申すは、お立会の内にご存知のお方もござりましょうが

サンプル

1行を長くしすぎない

個人の見解ですが、人間は、
横に眼球を動かして文章を読むより、
縦に眼球を動かして文章を読むほうが、
得意なのではないかと考えています。

基本横書きが多いテキストコミュニケーションにおいて、
眼球を横に動かして一番右まで読んだあと、
次の行の行頭を読むために、再度眼球を動かし、左に戻るのは、
少し辛いのではないかなと考えております。

そのため自分は、
長くなりすぎないようにすることを心がけています。
(ソースコードでも、このような心がけがあるので、
それにならっています。)


・1行を長くした場合
    玉ねぎの皮をむき縦半分に切り、片方はみじん切りに、片方は乱切りにし、にんじんとじゃがいもは皮をむき、食べやすい大きさの乱切りにします。

・1行を短くした場合
    玉ねぎの皮をむき縦半分に切り、
    片方はみじん切りに、片方は乱切りにし、
    にんじんとじゃがいもは皮をむき、
    食べやすい大きさの乱切りにします。

サンプル

構造化を利用する

個人の見解ですが、
せっかくのテキストコミュニケーションなので、
話し言葉をそのままテキストにする必要はないと考えています。

自分はこちらの方が読みやすいと考えているため、
極力、話し言葉ではできない、
構造化を利用して表現することを心がけています。
(Markdownを意識しています。)


・構造化を利用しない場合
    玉ねぎの皮をむき縦半分に切り、
    片方はみじん切りに、片方は乱切りにし、
    にんじんとじゃがいもは皮をむき、
    食べやすい大きさの乱切りにします。

・構造化を利用した場合
    野菜は以下のように準備します。
        ・玉ねぎ
            ・皮をむき縦半分に切る
                ・片方はみじん切りに
                ・片方は乱切りに
        ・にんじんとじゃがいも
            ・皮をむく
            ・食べやすい大きさの乱切りに

サンプル

Slackならば、Markdown形式のスニペットを作成できるので、
そちらのほうが、より一層読みやすいですね。

いかがでしたでしょうか。
参考になれば幸いです。
また、「もっと良い書き方がある」などありましたら、
ご指摘頂けると幸いです。

Happy Text Communication !


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