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ドイツ野球はヨーロッパで何番目に強いの?

規模はヨーロッパNo.1のドイツ野球。

では実際どれくらい強いのでしょうか?

その前にまずは、ヨーロッパの野球の仕組みを見てみましょう。

欧州野球の仕組み

参照:http://www.footrans.com/baseball/

ヨーロッパ野球は欧州野球連盟(CEB)によって管轄され、現在39ヵ国が所属しております。

各国A・B・Cプールというカテゴリに分けられており、Aにいく程レベルが高くなります。

プールAに属している国は、ヨーロッパで行われる大会(ヨーロッパ選手権やWBCヨーロッパ予選等)に参加することができます。

プールB所属国はプールBの中で戦って勝ち上がらない限り、ヨーロッパで行われる大会本戦に出場することはできません。プールCはさらにプールCの中で勝ち上がりプールBに上がる必要があります。

プールAに所属している国はいわば、ヨーロッパ野球の最高峰ということです。

2019年にヨーロッパ選手権が行われました。そこに出場した12ヵ国が現時点でのヨーロッパ野球トップ12になります。

では、その12ヵ国を比較してみましょう。

この大会は、単純にいえばヨーロッパで強い国を決めるという大会なわけですが、昨年の大会に限っては、2020年開催予定であった東京オリンピック予選も兼ねていたので、各国戦力をしっかり揃えてきました。

出場チームがこちら

※右の数字はWBSCが発表している2020年3月時点での国別野球ランキング

結果がこちら

やはりオランダはかたいですね。

ヨーロッパはオランダ・イタリアの2強時代が長く続いてきました。

国内のリーグにおいてもこの2か国のレベルが圧倒的に高い印象があります。

ですが、この大会後に行われた東京オリンピック、ヨーロッパ・アフリカ最終予選(上位5チーム+アフリカ大陸王者1チームを加えた6ヵ国による総当たり戦)では、イスラエルが優勝、2位にオランダ、イタリアはなんと5位となっています。イスラエルが近年ヨーロッパにおいてダークホース的な存在となっております。この結果から見るに、オランダ・イタリアの2強時代は確実に崩れつつあります。

3位のスペインも近年急速に力をつけております。南米出身の選手も多く、リーグのレベルもオランダ・イタリアに次いで高いと思います。

オランダ・イタリア・スペイン・イスラエルに次ぐのがチェコ・ドイツ。お互いがライバル関係にあり戦力が拮抗してますが、僅かにチェコが上回っている印象です。

フランスも日本の社会人チーム相手に勝利する力を持っています。

以上を考慮し、筆者の独断と偏見で考慮した野球ランキングが結果がこちら

ドイツ野球はヨーロッパでは5、6番目が妥当であると考えます。

ですが、以前よりも国同士の差は確実に縮まってます。
近い将来ドイツがヨーロッパチャンピオンになる日もくるかもしれません。

すでにイスラエルがオリンピックの切符を手にしております。ヨーロッパではオランダがまだ唯一オリンピック出場の可能性を残しております。是非残りの席を勝ち取り、ヨーロッパから2チーム出場してほしいですね。

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