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投球障害予防について考える

私は整形外科クリニックで働いている、理学療法士です。

私は高校まで野球をして今でも野球が大好きですが、実は学生時代に度重なるケガで別メニューでの練習が多かったのです…。

小学生〜中学生の時は野球ひじ、野球肩になり毎日1人で走り込み…
足首を捻挫&骨折した時にはベンチで座ってひたすら声出し。
高校で膝の靭帯を損傷した時にはネット裏でウェイトトレーニング。
実に1/3以上は別メニューをしていたのではないでしょうか。
とてもつらいですよね。

今は整形外科クリニックの理学療法士として、毎日小学生〜中学生の野球選手のリハビリを行なっています。

私の小学生時代と比べて、最近の子供たちは野球チームに所属していたり習い事などで忙しい生活をしていると感じます。ゆっくり休む日はありません。
おそらく保護者の方やチームスタッフ、子供たち自身も熱心に一生懸命取り組んでいることが本当に伝わってきます。

しかし、ひじを痛めて当院に来院しDrの検査を受けたあとに、野球ひじで安静をしいられたり、今週大事な大会があるのに…と言われる保護者さんや選手をみるととてもつらい。
でもその状況になってしまっては、炎症がおさまらない限り「投げていいよ」とは言えません…。

できることなら 痛みが出る前、ひどくなる前に予防したいものですね!

選手は今の試合や大会も大事ですが、これから中学、高校、それ以降と野球を続けたい(または続けてほしいと思う)のならば、

無理せずに自分の体を知ってケアすること、ケガ予防を身につけることは大切なことではないでしょうか?


1人でも野球でケガをする選手が減るといいなと思います。
選手自身、保護者の方、スタッフ、成長期の野球に関わる関係者の方のケガ予防意識が広がってほしいです!

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