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Vol_33:環境に拘るとは

イケイケの上司が使う言葉ランキングNo1に
「環境に拘れ」というワードがあります。

『いいか、環境が全てだぞ!』
『やっぱり環境がすべて!』
的な感じです。

これよく聞くんですが、じゃあ、自分にとって
どうゆう環境が「良い」のかというのを今回は
深掘っていこうと思います。


その際に、よく
「レベルの高い会社の方が自分が成長できる」
とか、

「憧れの先輩や、年収が高いスーパーセールス
がいるもとで自分も一緒に仕事がしたい!」
とか、

「すべての意識というか、基準値が高い環境に
いれば自分も向上できるんじゃないかと思って
いるので、そこに行きます!」
とか、


このように
”環境に拘る=レベル高いところにいく”こんな
感じに思っちゃってる人が、20代の社会人アン
ケートによると1,000万人以上いると。※ウソ


僕、こうゆう考え方はビミョーというか、
もはや違うんじゃないかと思ってまして、

そんなことよりも、
環境が大事とか、環境に拘れというところの
「環境」ってゆう部分の、本質で考えなけれ
ばいけないところがあるんじゃないかと思っ
ています。


自分にとってどうゆう環境が良いのかと考える時
僕は重要な点が2つあると思っています。


1つ目は、幸福度。
自分にとって幸福度の高い環境はどこなのか?
という視点です。

2つ目は、自分が勝つステージ。
この環境は、自分が勝てる環境なのか、長く続け
ていけるステージなのか、向上していける環境は
どこなのか?という視点です。


僕的には、この2つが揃ってる良い環境が、その
人にとって「良い環境」ですと。

そして、この2つは8割くらいリンクすると思っ
ていまして、同じ要素があるのではないかと。


その要素も2つあって、、、

1つは「スタメン以上である」ということ。

ようは、その会社で従業員が50人いたとしたら、
自分がスタメンの位置にいるかどうか。
本当は欲を言えば、クリーンナップを打っている
のがベスト。

ただ、少なくともその会社で(イメージとして)
最低限スタメン入りしてるのかどうか。


僕自身、大学4年間は強豪校のサッカー部だった
んですけど、基本的にずっと補欠だったんですね。
なので補欠の気持ちがめっちゃ分かるのですが、
補欠のデメリットって大きいと思うんです。


例えば、練習時間が2時間あったとして、補欠の
人って、そのうち1時間30分くらいを「補欠とし
ての気遣い」や「補欠としての考え・行動」に費
やされるんですね。

一方で、スタメンのレギュラー格は2時間の練習
時間のほとんどを、前向きに自分の技術の向上や
サッカーが上手くなるために、というマインドで
練習に取り組めるんですね。

ようは、スタメンの人はより上手くなり、補欠の
人はより上手くなりにくいという環境になる。


これを会社内に置き換えると、

営業数字もソコソコで、まだ周りからも認められ
ていない、評価が微妙な補欠くんがいた時に、
そいつって変なところにリソースを割いてしまう
んですね。


『上司に怒られないようにどうしよう』とか、
『一応、飲み会は参加しておこう』とか、
『社長はこうゆうタイプが好きだろうから、社内イベントは参加しておこう』とか、


周りから見ると、いわゆる「社内営業」みたいな


実際の営業数字よりも「見せ方」をどうすか気に
して資料をイジくりまわすとか、、、
本来、自分が向上して仕事ができるようになるた
めに使うべき時間を「上司の評価を得る」とか、
変な気遣いとか、その場しのぎ的なことにリソー
スを割いてしまう。

補欠としての立ち回りにリソースを割き続けるの
で、全然向上しないという感じです。笑っちゃう
ようですが、これは結構リアルに起きてます。

一方で、スタメンはスタメンとしてプレッシャー
は大きいと思うんですが「幸福度」という観点で
は高いと思うんですね。


つまり、「環境に拘れ」とはその組織の中で自分
がスタメン入りできているのかどうか。
これが1つ目の要素です。


もう一つの要素は「ライバルが少ない」という事

例えば、会社でたった一人の職人経理みたいな人
ですね。「この仕事はアイツしかできないよな」
とか「アイツいないと回らないじゃん」という人


これは、周りからそのように思われることで、
そもそも幸福度が高いという感じです。


かつ、それらの仕事って自分しかできないので、
何としてもやるしかないと思うんですね。
だから、向上と言う観点で見ても、向上スピード
は速いってことです。

※これが悪化すると「お局」になるケースも。


もし自分と同じ仕事をやっている人がフロアに
10人いたとしたら、仕事って細分化されると思う
んですね。こうゆう環境にいると、なんか作業ロ
ボットになっちゃいますと。

ただこのライバルが少ない仕事って、多くの場合
雑用に近い「誰もやりたがらない仕事」である場
合が多いので、やってる人としては大変なんです
けど、幸福度の路線では高いということです。


ただ、
「スタメン以上」とか「ライバルが少ない」
そんな環境に行くべきだというと、シャキってる
人から必ずこんなことを言われます。


『いやいや、それってレベルが低い、お山の大将
になるだけでしょ』と。

うん、これも一理ありますね。
というか、もはや六理くらいある感じです。


ただね、そりゃ、上を見ればキリがないんです。
バルセロナで1シーズン補欠で過ごすよりも、
サガン鳥栖でスタメン張ってプレーした方が、
プレイヤーとしての成長はあると思うんですよ。

「肩書」という観点ではバルセロナでしょうけど
大事なのって「自分の成長=幸福度」だからこそ
たとえ下のランクであっても、その環境の中で自
分の役割があって、スタメン入りしている方が圧
倒的に成長していくんじゃないかと思ってます。

その結果として、実力値が上がって、後からバル
セロナでスタメン入りすることもできる。こんな
感じです。


ようは、
ショボイ人ほど「環境に拘れ!」と言われた時に
『環境』が主語になるんです。

「”環境が”良ければ成長する」とか
「”環境が”自分を向上させてくれる」とか
「”上場企業”で働く自分カッコイイ」みたいな。


何というか、自分が受動態というか、環境メイン
で考えてしまう。そんな感じがします。

そうじゃなくて、
絶対的に自分が主語であるべきだと思うんですね

”自分が”その環境で輝けるか、向上できるか、
前向きに取り組めるか。これを考える必要がある。


そうゆう意味で
「スタメン以上」「ライバルが少ない」という
2点は重要なんじゃないかと思います。


つまり、
シャキってる人がよく言う「環境に拘れ」とは

①自分にとって幸福度が高いか
②自分が勝って行けるステージか

この2つであると。

そして、それらを満たすための要素に
「スタメン以上」「ライバルが少ない」というのがある。

決して、会社の規模、とか、フカフカのソファ
とか、福利厚生とか、成長産業とか、そんな要素
ではないということ。


皆さんは今の環境でスタメンですか?

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