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コミュニケーションの密度を考える

ブランドからのコミュニケーションとは

ブランドは常に顧客とコミュニケーションを取っていないといけない。理由は簡単で忘れ去られてしまうからです。ただし、押し付けがましいメッセージや多過ぎる頻度のコミュニケーションは逆効果です。今日のテーマは顧客とどうやってどのようにしてコミュニケーションしていくことがブランドにとって一番いいのか、という点について書いていきたいと思います。
ブランドからのコミュニケーションは、先も述べたように顧客との会話であり、ブランドが何をしていて、どのような状況にあるのかを知らせるものです。ブランドからのコミュニケーションはブランドの意図したメッセージが込められるにも関わらず、金太郎飴のような他のブランドがやっているようなフォーマットに沿って作られているコンテンツが多い。本当に勿体無いことをしていると思います。どこかで見たようなコンテンツを出し続けているとそのうち飽きられてしまいます。

どういったコンテンツを入れるべきか

ブランドから送るメッセージにはセールの案内であったり、新商品の案内であったりするかもしれませんが、ブランディングの観点でいうと、プロモーション関連のみのコンテンツではなく、ブランドの今を知らせるようなコンテンツ、ブランドヒストリーを再確認するようなコンテンツは必要になってきます。また、新商品の案内時やセール時においても同様で、取り上げる商品やサービスの機能や便益だけではなく、その背景にある開発の考え方なども折り込むことでブランドの世界観を伝えることができます。何より重要なのは、

受け取った方々にとって、その方々の時間を使ってもらう価値のあるコンテンツか?

という視点に立ってコンテンツを作ることです。どうしても、発信者の目線で伝えたいことを詰め込んだだけのコンテンツになっていないかは常にチェックする必要があります。

コミュニケーションツールは何を使うか

さらに重要なのは、どのコミュニケーションツールを使っているか、です。オンライン・オフラインでも違うし、Eメールを使うか、メッセンジャーのようなツールを使うか、などはブランドの観点で相応しいものを使っていくべきだと思います。
一方で、受け手側の変化もきちんと把握しておく必要もあります。先に挙げたEメールですが、ビジネスツールとしては今も健在ですが、プライベートでの使用率はどんどん下がってきています。Eメールで一生懸命コミュニケーションを取っているつもりでも実は開封されるどころか、メールボックスさえ見にいっていないという現実もあるのです。このようなことを勘案しながらブランドコミュニケーションを何を使っていくのかを再考することも忘れてはなりません。

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