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Webの文章に凛々しさは必要ない

Webの文章では「〜です・〜である・〜だ」をよく見かけます。

だけど、Webの文章に凛々しさは必要ない。

実は僕もよく凛々しい文章やっちゃうんです。構成書いてから、テンプレートに従って文字を書く。

キレイな文章書かなきゃ、読まれやすい文章書かなきゃ、みたいな感じで意識していると、やけに文章が引き締まっちゃうことが多いんです。


例えば、新聞を想像してみると分かりやすいのではないでしょうか。紙面にたくさんの文章が書かれています。雑誌とは違うため、フォーマルな文章を使ってますよね。

よく見られる語尾としては、

〇〇だ。
〇〇である。
〇〇た。
〇〇い。
体言止め。

もちろんプロが書いています。

下手ではありませんし、僕には偉そうなことは言えません。でもYouTuberが「〇〇だ、〇〇である」を使っていたら、おかしいし、距離を感じませんか?

きっと政治家のチャンネルくらいでしょう。

逆に、広告の世界を覗いてみると文章の硬さが変わってきます。新聞と違って、なんか距離感のある文章を使っているんです。

なかには、「〜だ・〜である」系を使っていても刺さるキャッチコピーも。


刺さるキャッチコピーって結構タメ口だったり、インパクトがあったり、カジュアルさがあります。代表的なのは、Apple。


結局共通するのは、『面白さ』なんです。でも新聞やメディアの記事を見ると、面白さはありません。事実を単調に述べていたり、記者の考察が書かれています。

ぼくはこういった文章が嫌いなわけではないんです。むしろ好き。

それに新聞やメディアの書き方は、プロが書くからこそ意味があって、素人が書くとただの気取った文章になってしまいます。

素人だって構成を意識することもあります。たとえば、文章を書く前に伝えたいことを箇条書きにしたり、構成テンプレートを作ったりなど。

たとえば、、、

Noteでやっている作業
⓪キーワード決め・競合の調査をする
①伝えたいこと→書きたい話題を箇条書きにする
②要素のボリューム→要素・話す順番・どれくらい話すか?
③要素の順番→順番の並べ替え
ブログで必ずやる作業
■キーワード
① 問題提起:読者が抱えている悩みや問題を明確にする
② 結果の明示:あなたの記事を読むとどうなるのかを具体的に伝える
③ 結果の根拠:②で示した結果が出る根拠を伝える
④ 行動:読者の行動は?(マネタイズ設計)
■タイトル
導入文
① 問題提起:読者が抱えている悩みや問題を明確にする。
② 結果の明示:あなたの記事を読むとどうなるのかを具体的に伝える。
③ 結果の根拠:②で示した結果が出る根拠を伝える。
■見出し
①主張する
②理由を述べる
③具体例を述べる←体験談を語る
④反論への理解を示す
⑤もう一度、主張する
■見出し2
①主張する
②理由を述べる
③具体例を述べる←体験談を語る
④反論への理解を示す
⑤もう一度、主張する

場合によっては、構成を作ることで文章に硬さを生み出しやすくなるかなと。

なんだかんだWebの文章は、フォーマルさを意識せず、カジュアルにしてもいい。

ということで、「です・ます・体言止め」だけじゃなくてカジュアルさも必要と気づく今日でした。

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