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下積みの効率化。ひとりごと

僕の職業は一般的に学校を卒業後、就職したら見習い、下積み期間がある。

これがまた会社や店舗によって違う。

10年ちょっと前の僕が新卒一年目の20歳の頃は、いわゆる技術者になるまで、約5年前後の下積みが一般的だった。

就職すると、学校時代の技術はあまり役に立たない。
あくまで国家試験に受かる為に学校に行くようなものだ。

それで、今振り返ってもこの下積み期間がホントに厄介なのである。

もちろん会社とか店舗にもよるが、器用で世渡り上手なタイプであれば、2年前後ぐらいで脱出する。

でも一般的な凡人であれば、5年ぐらいはかかっていた。

僕も店舗を変わりながら、5〜6年ぐらいはかかったかな。

テスト形式で、ひとつひとつ先輩達から合格をもらい次の課題に望む。
特に、職人気質なプライドの高い先輩から合格を貰うのはしんどかった。笑

やっとの思いで技術者になっても、すごく生活が楽になるわけではない。

ここからがスタートである。

僕も20代の時には、同期、後輩、同級生たちが技術者になるまでに辞めていくのを何人もみた。

別に辞めていっても、別の仕事で収入も増え、楽しそうにしている人は何人もいた。

そんなまわりの様子をみて、必ずしも続けたからといって、報われるわけではないんだよなぁ。と思った。

会社や店舗によって、下積みのやり方、基準が全く違うので、たとえ技術者であっても会社や店舗を変えると、また下積み期間からというのもよくある話。

で、最近段々この仕事を目指したいという若い子がちょっとずつ減ってきているらしい。

それもあってか、ここ最近は新卒一年目でも2〜3年で技術者になれるように無駄を省き効率化し、カリキュラムを組んでいる所も増えている。

学校に何百万も支払って通い、国家資格だけ取得してまだ何も出来ない状態からスタートっていうのもちょっとなぁー。最短でなれるにこしたことはない。

下積み期間中は、営業前の朝と営業後の夜に練習をしていた。
もちろん残業代などあるわけがない。

この辺もしっかり考えている所は、営業時間の隙間時間に行っている。

その方が集中力も保てるし、電気代などの光熱費も節約出来る。

やっぱりいつまでも昔のやり方に捉われていては衰退していくだけである。

他の業種に比べて、効率化に関しては少し遅れている業種だ。

もっと時間や練習、仕事のやり方を変えていけば、これからの若い世代も希望をもって働けると思う。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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