医師起業日記_vol.16_なぜ"安い"情報・投資では人生が変わらないのか
ノウハウがその辺にタダで転がっている時代
「超有料級の情報」
タダで有料級のコンテンツが手に入るとしたら、欲しいと思うだろうか。自分も思わず無料プレゼントのボタンをポチッとしてしまうことがある。
このコンテンツが期待外れで「無料だもんなー」とガッカリしたことばかりだったかというとそうでもない。むしろ「ここまで出すんだ、すごいな」と感銘を受けることも多い。
なのに、なぜかこのような"そこまで高いとは感じないお金で手に入れた情報"で、大きな自己変化が起こった経験があるかというと、ない。
逆に「こんな額を払っていいんだろうか、、これなら無難にNISAにつっこんでおいた方が長期的には、、」と躊躇する金額の自己投資にトライした場合、大体めっちゃ変わる。
なんでこんなことがおこるのだろうか。ちなみにこの現象は、情報源を忘れてしまったが、学術的にも証明されている話らしい。
同じ自己啓発コンテンツを「あなたの言い値で購入していいでっせ」と言われた時、安く買った人と高く買った人では、後者の方が効果が如実に現れた、というものだ。
これまでたくさん自己投資をする中で、このイヤというほど実感してきた。今回は「なぜ安価な情報だと、人生に大きな変化がおきないのか」についてお話する。
1. 高額商材は、提供者のエネルギーが受講者にウツる
「ウソつけ。いきなりこんなスピリチュアルなこと言われても。」
そう感じた方。たしかにおっしゃる通りだが、少し考えてみて欲しい。これまでの人生で、こんな存在はいなかっただろうか。
これはその存在により「自己のエフィカシーが高まる」ことで生じる現象だ。エフィカシーとは、"自分の力に対する自信"だ。
完全なる詐欺師だったら元も子もないのは当然だが、高額商材をしっかりと販売している人は、安価なそれを扱っている人より、エフィカシーが高い。
高い商材を販売するためにはエフィカシーが必要で、かつ実際に売れることでまたエフィカシーが高まる。このループで、高額商材の販売者・提供者はエネルギーを身に纏っている。
このエフィカシーは伝染するようにできている。部活動などで、仲間のモチベーションが自分にまで波及した経験がある人は多いのではないだろうか。
そのような人とコンタクトをとって、かつただ話すだけでなく真剣にコミュニケーションをとる時間を得ることで、受講者も「なんか自分でもできる気がする」というエネルギーが沸々と湧き、パフォーマンスが高まる。
まったく同じ情報を喋っていても、安価に売り捌いている人のそれは響かないし、エネルギーも伝わらない。いい情報でも「"誰がいうか"が最も大切」というのはもっともだ。
2. 背水の陣になり、認知が書き換わる
なんだか怪しい。これも単なる根性論・精神論に思われがちだが、人間の認知機能の原理原則に基づいた自然な行動変容である。
人間の脳には「本当に"決断"することで、これまでとはインプットアウトプットの質が変わる」という原則がある。この"決断"とは、"決意"ではない。単なる決意にはほとんど価値がない。
「1年後までに独立して稼がなければ家族が死ぬ」と言われれば、それまでとはインプットアウトプットの質が変わるのは、想像にたやすいだろう。それに近しいのが"決断"というアクションだ。
例えば「アーティストとして独立してみたい」と心の中でうっすら思いつつも、特にゴールやアクションを決めてはいない医師がいたとしよう。
この先生の脳は普段、どんな情報を集めているだろうか。アーティストとして独立するための情報を本で読んでいたとして、本当に独立するための情報を集めているといえるのだろうか。結論はNOだ。
驚くべきことに、この先生は無意識下でずっと「医師として働き続けるための情報」を集めている。アーティスト活動のための情報も『自分が本当に実現する前提』で入ってはこない。
起業に憧れて本を読む人と同様、入力された情報が"ダイレクトに現実を変えるカタチには加工されないまま"ただただ入ってきてしまっているに過ぎない。
この先生が目標を現実化するには、ゴール達成を決断することが必須だ。「退職」「転職」でも決断はなされるし、それ以外にも「高額な自己投資」という形でも実践可能。
退路が断たれることややらないと大きな損失だけが残るという状況を作ることで、人は本当の意味で変容するわけだ。
本気なら、きちんと投資しよう
もし「一年後までに絶対こうなりたい」と思っている場合は、「自分一人で頑張ればできる」という過信を捨てて、それを実現している人に投資してみるのはオススメだ。
逆にそれさえできてしまえば、あとは淡々と本当に必要な行動を積み上げていくだけで十分。過剰なやる気は必要ない。
走り書きだが、少しでも参考になっていれば嬉しい。
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