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医師起業日記_vol.32_「やりたいこと」を探す前に、必ずすべき"たった一つのこと"
やりたいこと探しの落としアナ
「やりたいことを見つけるには、とにかく行動するしかない」
やりたいことを見つけようとすると、必ず「とにかくなんでもやってみるしかない」「今目の前にあることを楽しむ」というアドバイスが目に飛び込んでくる。もちろんいろんな意見があって自然だから、誤りではない。
ただ、やりたいことの定義にもよるが、やりたいことを探しているのになかなか見つからない人の中に、一定数「おそらく、そのまま探し続けてもずっと見つからないであろう」と思われる人が散見される。
彼らは「やりたいことさえ見つかれば現状に対するモヤモヤはとれる…」という感覚だが、何とも悲しいことに、仮に見つかったとしても豊かな日々にはなり得ない。
今回は「やりたいこと探しの前に必ずすべきたった一つのこと」についてお話する。
「まず今、やりたいことを楽しくやっていい」という許可を出す
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いきなり本末転倒に見える結論が出てきた。
「だから、そのやりたいことがわからんから困ってるのよ」
そんな声も聞こえてきそうだが、実はここの許可出しができていない状態でやりたいことを探しても、「悪くないけどこれじゃない感もある」ことばかりに遭遇し、結局やりたいことは見当たらない。
一体、どういうことなのだろうか。
実は、やりたいことというのは、その人に「それを楽しむだけの"価値観・気持ちの余白"」がない限り、見つかっても十分にその喜びを享受できない。
自覚困難なのだが、「やりたいことがない」人の多くは、「すでにやりたいことは目前にあるが、楽しめる"価値観・気持ちの余白"がなく、結局(人にも評価されそうな)やりたいことを探している」状態にある。
だから、価値観・気持ちの余白を作り、まずは(人に評価されなくても)存分に楽しめる自分になることが必要。
そして、その価値観・気持ちの余白というのは、実は「普段からやりたいと思ったことをすぐにフラットに実行する」ということの積み重ねで、ある程度はつくることができる。
「やりたいと思ったことをすぐにやらないと」ではなく「あれやりたいからやってみよ」くらいなイメージだ。前者は、まだ「やりたいことを今すぐやって楽しんでいい」という状態から程遠い。
気持ちの余白は、①とにかく日頃からやりたいと思ったことをすぐにやってみて楽しむ、②自己受容(ありのままでいいと実感できている状態)を確立する、の2つのいずれかでしか生まれない。
②はコーチングの専門的スキルを要するが、①なら1人でできなくもない。ぜひやってみてほしい。
そして、そうやって自分の気持ちに素直に、楽しく日々を過ごせるようになってくると、いよいよ「やりたいこと」が見えるようになる。
人間は、内発的なモチベに従えば従うほど、自己肯定感が高まる
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よく子育てにおいても「自己肯定感の高い子にするには」というテーマが注目されがちだ。このテーマ自体、子供を操作しようとしている響きがあるのでちょっと怖いが、子どもの身を案じるのは親として普通のことだ。
ちなみに、自己肯定感を高める方法というのは、結論「本人の内発的動機をしっかりと満たす習慣をきちんとつくること」に尽きる。
そうして、自分を満たすことで初めて「自我」が生まれるからである。
実は、ツンツンしていて主張が強い人というのは、逆に「自我」があるように見えてほとんどない場合も多い。自我とは、自分を満たすことで生まれる自画像だからだ。
大人でも同じで、毎日、誰かに期待された仕事をして、家族に期待された親としての行動をして、という日々が続いていれば、当然ながら自己を肯定できなくなる。
「やりたいことを見つけたい」というのは、そんな状況の人から出てくる心の悲鳴であることがほとんどだ。
「もっと自分のやりたいように生きていたい」
そんな声を無視し続けた状態でいきなり「やりたいこと」を探しても、どうしても「(人から評価される)やりたいこと」ばかりに無意識に目がいってしまい、気づけば楽しむことができないまま、
チャレンジホッパー(新しいことに挑戦しては、中途半端な状態ですぐにやめてしまう人)になってしまう。これではいつまでたっても幸せになれない。
もし、今自分のやりたいこと探しがなかなかうまくいかなかったり、子育てにおいて子どもをより豊かにしてあげたいという思いがあれば、今回の内容を参考にしてほしい。
走り書きですが、少しでも参考になっていれば嬉しいです。
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