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医師起業日記_vol.35_「こじらせる」とは一体何のことを指しているのか?

こじらせた人に対する世間の目

「いい歳して◯◯して、完全にこじらせてるよな」

「こじらせ」に対する世間の目は厳しい。とにかくSNSで平均値から外れたことをしていると、それに対する同調圧力から「こじらせ」という評価を叩きつけられているシーンもしばしばだ。

とにかく「こじらせ」「イタい」という表現というのは、曖昧な定義づけのまま、非難・誹謗の言葉として乱用されがちだ。誰しもこれは言われたくないだろう。


ところで、そんな嫉妬まじりで言われている「こじらせ」はさておき、「こじらせ」とは何だろうか。

  • 世間的に見た"年齢相応"のライフステージ進行ができていない人?

  • いつまでも目立ちたがりの人?

  • 自分のキャラに合わない振る舞いをしようとする人?

色んな見方があると思われるものの、自分的にひとつ「こじらせ」に対する定義づけがある。


こじらせている=100%のホンネをさらけだせない

ホンネをそのまま出すことができていない人

これが最も「こじらせ」というにふさわしい人なのではないかと思う。

ホンネを出せないとは「稼ぎたいとかモテたいとか思ってるけど言えない…」というレベルの人から、「もはやホンネが何かわからない」という無自覚なところまでいってしまっている人もいる。

つまり「こじらせ」とは、別に幼稚だとか、性格が悪いとかという話ではなく、本人も自覚しきれていない何かしらのキズを抱えた人なのだ

ところが、世間はそんなキズをいちいち見てくれるほど優しい人だけではないし、本人も必ずしもそのキズに気づいて欲しいとは思っていない。複雑な問題だ。

かつ「こじらせ」は本人も原因を誤解していたり、そもそも「こじらせ」を自覚していなかったりするので、解決できる人がいなくなってしまいがちだ


ホンネを出せる存在はいるか?

ホンネを必ずしも誰しもに出す必要性はない。ホンネをさらした結果、否定された時に嬉しいと感じる人はいないので、あくまで「晒せる人がいる」という状況が肝心だ。

なので、「こじらせ」の要因になりやすいのは、「ホンネを曝け出せる人がいない」という状況。これがいないだけで、本人はその「こじらせ」に対する打ち手がなくなってしまう。ずっと抱えるしかない。

だから、この世界にカウンセラーやコーチと呼ばれる人がいるのだと思う。彼らは、自身がホンネを思い切り公開していたり、ホンネを引き出すスキルがうまかったりで、本人の気持ちを曝け出せる場を提供できる。

つまり、あなたがもし「心の底からの100%のホンネを曝け出せる人がいない」というなら、まずはその存在を見つけることから始めて欲しい


ホンネを曝け出すことで「こじらせ」は徐々にほどけていく。なぜなら、それはただホンネを出せないことで、だんだん根本的に自分の欲求感情が認識できない状態だからだ。

「なんとなくそうかも」と感じている人の一助になれれば嬉しい。


走り書きですが、少しでも参考になっていれば嬉しいです。


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