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医師起業日記_vol.22_パーソナルトレーナーの選び方

ジムに行けばたくさん候補が貼ってあるけど

「自分だけでは負荷が足りないので、もう少し負荷かけないとなぁ…」

ジムに割とよく通っている人、もしくはジムに自分だけではなかなか通う気になれない人。こうした人には、パーソナルトレーナーやパーソナルジムを検討するだろう。

しかし、どうやって選べばいいんだろうか。ジムの壁に貼ってあるトレーナーにでも連絡すればいいのか、はたまた近くのパーソナルジムにでもいけばいいのか。


ぼく自身、3年前に一度ジムの壁に貼ってあるトレーナーに連絡して、パーソナルを受けたことがある。しかしだ。

もちろんいい人だし、負荷はかなりかかるので、雇った甲斐はあるのだけど、何だか「整わない」というか。がむしゃらに負荷をかけているだけ感が拭えない。

パーソナルトレーニングを初めて受けた感想は、結局「身体がよりよくなっている感覚がない」という感じだった。当時は、5回で終了。


そこから3年たった今、改めて最近またパーソナルを受けることにした。仕事が多いゆえ、身体が資本すぎて、身体作り抜きでは日々をこなしていけないと感じたからだ。

とある知人が経営している「業界初の"卒業する"ジム」というコンセプトのちょっと新しいジムへ。

ここを選んだ理由はいくつかあるのだが、結果、「ここを選んで間違いなかった」と断言できるレベルだった。というか、投資対効果があまりに高すぎるし、他はもう受けられないといった感じだ。

今回、そんなショッキングなパーソナルとの出会いを通じて感じた、「パーソナルトレーナーの選び方」について書いていく。


1. 「本当の問題は何か」を見抜く力

パーソナルトレーナーといえば、こんなのが通常だろう。

自分「もっとこんな体格にしたいです」
トレ「なるほど、そうするとココとココ鍛えないとですね」
自分「たしかに、お願いします」
↓運動後
自分「もう動けないです」
トレ「いいですね!食事はこんなのがいいです」
自分「ありがとうございます!」

自分も正直、これがパーソナルトレーナーだと思っていた。しかし、よくよく考えてみると、このサービス提供には大きな欠陥があることがわかる。

望む体型にならないのは本当に負荷不足・栄養バランス量のせいなのか?

そう考えていくと「増量期にはこんなものを食べて」「減量期にはこんな生活をして」「あとは間隔をあけて、負荷をかける」くらいなトレーニングでは、補えない問題が出てきてしまうのだ。

  • 関節可動性が上がっておらず、トレーニング効率が悪い

  • 柔軟性が上がっておらず、機能性に乏しい体になる

  • インナーマッスルがきたえられず、体軸不安定により気付かないうちに身体への負担がかかりっぱなしに

  • 身体の基盤が整っていないので、疲れが残りやすい

本当の問題を解決しにいくパーソナルを選ばないと、「トレーナーによる負荷」に依存した状態になってしまう。逆に根本問題を解決できれば、そんな不健全な身体にはならない。


2. 「何により解決できるか」が豊富

身体の根本的な問題があったとしても、解決策が「ストレッチングしましょう」「筋膜リリースしましょう」「定期的にマッサージ行きましょう」では心許ない。

あらゆる問題に対する解決策をきちんと全て知っていて、かつそれを本人の状態に合わせて、順番に「処方」していける力が必要だ。

そうすると、筋力トレーニングに対する知識以外に、ヨガ・ピラティス・タイ古式マッサージに関する知識、およびそれを実際に施術できる総合的なスキルがあるべきだ。

今回のパーソナルで驚いたのは、正直医師である自分でも「ん、そんな筋肉あったっけ」というレベルの細かさで筋肉・靭帯の名称を知っていたことだ。

かつ、エビデンスもあらゆるところからかき集めており、アドバイスに「業界常識をただ横流しにしている感」がなく、超ロジカルなこと。このレベルまできていれば、もはや納得感・信頼感は覆せないほどに強固だろう。


無論、これは習得にも時間を要するし、非常に難題であることもわかる。しかし、わかっていないと本当に身体の問題を解決するプロフェッショナル足り得ない。

なので、トレーナー選びにおいては、どれだけの解決策を持ち合わせているかをしっかりと聞いてみることが重要だろう。


自分も今回のパーソナルに通い始めて、結構目から鱗だった。あなたが今通っている、もしくは通おうと思っているパーソナルはどうだろうか。

こうした本質的な実力があってこそ、「サービス提供」だなとも感じているし、ビジネスパーソンとして見習いたいなと心から感じた。


走り書きですが、少しでも参考になっていれば嬉しいです。


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