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クラスが落ち着く方法

今回の記事では、クラスがどうしたら落ち着くのかについて自分自身が意識して取り組んでいること、取り組んできたことについて書きたいと思います。

現在、私は5年生を担任しています。
この5年生は特別な支援が必要な児童が多く、学校の中では大変な学年だといわれています。
昨年度、担任をしていた先生からは「休み時間は必ずけんかが起きるからトイレにも行けませんでした。」とも言われました。

しかし、半年がたった現在。
けんかが起きることはありますが、あっても2週間に1回程度になりました。
また、専科の先生から「落ち着きましたね。」と言われたり、今年初めてもった実習生が久しぶりにクラスに来た際に「雰囲気が穏やかになりましたね。」など好意的な反応を多くいただけるようになりました。
何が理由でそのような状態になったかかははっきりとは分かっていませんが、今回はこれかなと思う3つを紹介します。


1、静と動を意識する

これは、1時間の授業や1日の中で意識して行うようにしています。

例えば、簡単な例でいうと授業をする時間とテストをする時間を1日の中で入れることです。
授業では活発に意見を出したり、話し合ったりするようにします。一方、テストでは当たり前ですが、静かな状態で行います。そうすることで、自然と静と動の状態を作ることができます。
このようなことを1学期の最初の段階から意識的に行っています。
すると、静かな状態を経験するにつれて、だんだんとその状態が通常になっていきます。

2、大きな声での注意を極力しない

基本的に、大きい声での指導はしません。
もちろん、命に関わるようなことやケガにつながるようなときには行いますが、基本は行っていません。
大きい声での指導を続けていくと、だんだんと子供たちも大きな声での指導に慣れ、指導をきかなくなってしまうからです。
それよりも、なぜダメなのか基本はその理由をセットで伝えるようにしています。
高学年ということもありますが、注意の際に理由を伝えたほうが納得して指導を聞きます。
また、ときには冗談ぽく指導をしたり、個別で後で呼んで指導をしたりと相手の状況や場に応じて指導を行うようにしています。

3、読書をする環境を作る

これは、私自身が好きなこともありますが、本に触れる機会を多くとれるようにしています。

例えば、テストが終わった後やちょっとした隙間時間に読んでよいことにしています。
そのため、私自身がこれまで読んだ本や子供用に買った本、もらった本を教室に置いています。(数にして100冊以上はあるかと思います。)
ジャンルも絵本から歴史の漫画、小説など様々置いてあり、多くの子が読んでいます。
本を読んでいるときは当たり前ですが、多くの子はしゃべらずに読みます。そのため、1に書いたように自然と静の状態を作ることができます。
また、昔読書をするとストレスが軽減されると何かの本で読んだことがあります。きっと自然とストレスがなくなっていることも関係しているかもしれません。
こういう教室の状態を作ったこともあり、4月にはテストの後に何をしてよいかわからずボーっとしていた子が気が付いたら本を読むようになっていました。

以上が、私が思うクラスが落ち着いたと思う3つのことです。
他にも私自身は「話の聞き方を繰り返し指導する。」とか、「休み時間をしっかりと確保する。」などを意識して指導をしています。
ただ、何より大切なことはそのような指導を継続して行うことだと考えています。
教師自身がぶれずに指導を続けていくことできっと目標が達成できると思っています。

他にも理由はあるかもしれませんが、今回はここまで。
参考になれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました。

では、また。


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