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膝の痛みが気になるなら股関節を見よ!

以前のブログで膝を痛める原因は
膝が内向き、つま先が外向きになる
「ニーイントゥアウト」に注意しましょう!
と書きました。

ただ運動中に意識するのは結構大変です。
ましてやジムでトレーニングやレッスンを始めたばかりの方が自分で気づくのは難しいですし、それを自分で修正するのはもっと難しいと思います。

それができたら指導者はいらないですよね(^◇^;)


それだけコントロールが難しいですし、
意識してやってもらうだけでは根本な原因解決になりません!

最終的なゴールとしては無意識にできるようになるのが理想です!

その為に筋肉のコンディションの改善や動きの学習が必要になります。

ではどういった要素が絡んでくるのか?
今日は股関節をメインにお話します。


股関節の筋肉

まずは股関節の筋肉を見ます。
股関節は関節の構造上3Dに様々な方向に動きます。
膝が前後の動きしかしないのに対し、股関節は前後左右斜めと動きの自由度はかなり高いです!

膝が内向きになるのは股関節の影響を大きく受けてます。
大腿骨(太ももの骨)が内側に捻れていることが主な原因になります。


大腿筋膜張筋・腸脛靭帯

太ももの外側に大腿筋膜張筋腸脛靭帯という組織があります。
膝を痛めやすい人はここが緊張していることが多いです。
大腿筋膜張筋は太ももを内向き腸脛靭帯はつま先を外向き
にする作用があります。

太ももの外側が張ったり、太くなりやすい人はこの組織の硬さが原因です。


この筋肉が硬い人は横向きに寝て太ももにローラーを当ててほぐすとスッキリします。
しかし痛い人はかなり痛いです。
おそらく悲鳴をあげるくらい(^◇^;)
しかも靭帯部分は表面の筋肉が薄いので余計に痛く感じると思います。


どうしても痛い方は太もも前側の外側お尻の筋肉からほぐして下さい。
この2つの筋肉は腸脛靱帯と繋がってるので、緊張をほぐすことで腸脛靭帯の緊張もほぐれます。


臀筋群

腿前や横、お尻の筋肉をほぐすだけでは根本な解決になりません!
何故なら腸脛靭帯が硬くなってしまう原因はお尻の筋力不足にあるからです!

お尻の筋肉は太ももを外向きにする働きがあります。
※正確に言うと股関節と大腿骨の骨頭につく細かい筋肉もその働きがあります。

また片脚になる場面でお尻の筋肉がバランスをコントロールします。
この場面でお尻の筋肉が使えないと太ももの外側にある腸脛靭帯の支えが強くなり、膝にストレスがかかる・太もも外側が張る原因になります。

ついでに言うとお尻の筋肉は身体の筋肉の中でも感覚が鈍い部類に入ります。
ちゃんと刺激を入れないとすぐサボってしまうのでお尻が垂れてしまいます。
なのでしっかりと鍛えてあげることは膝の痛みの予防だけでなく、お尻が垂れにくい状態を作ることにもなります。

鍛えたい筋肉としてはお尻の大部分占める大臀筋以外にも脚を横に開く作用のある中臀筋という筋肉も鍛えたて欲しいです!
この中臀筋を鍛えることで片脚立ちになった時にしっかりとお尻でバランスをとれるので太もも外側への負担の軽減に繋がります。
※それ以外にも鍛えて欲しい筋肉はいっぱいありますが長くなるので別の機会に…


最後に

膝の痛みの原因は人それぞれです。
今日の話はあくまで一例であり、万人に当てはまる訳ではありません。
しかし膝痛で悩んでる方は全国3000万人を超えると言われてます。
今は痛くなくても早いうちから予防するに越したことはありません!

また近いうちに膝を取り上げた記事を書こうと思います。
みなさんの参考になれば嬉しいです^^

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