京都芸術大学(通信制)に入ってみました【50代からのゆるチャレ】
「50代からのゆるーくチャレンジ」をテーマに活動していますなおすけです。
人生をちょっと変えるために何がいいかなと考えた時に社会人大学が面白そうということで入ってみました。
入ったのは京都芸術大学(通信制)です。
こちらではこの大学に社会人として入って良かったことをまとめてみたいと思います。
【京都芸術大学(通信制)に入って良かったこと】
1)美術館に行くようになった!
これまでは美術館といえば、ゴッホ、セザンヌ、モネなどの海外の有名画家の展覧会がある時だけでした。
特に興味があるわけではないけども、話題になってるから1回見ておきたいという理由で足を運んでいました。
しかし、京都芸大に入学して学習するうちに美術館というのはそれではもったいないということを感じるようになりました。
具体的には日本の美術の再発見です。
海外の作品を見なくても日本には多くの優れた作品があるということを知りました。
私は特に江戸時代の作品が気に入りました。なんといっても数が多いです。
わざわざ海外の作品が来ることを待つことなく、いつでも美術館に行けば見ることができるのです。
伊藤若冲や尾形光琳、英一蝶などのスター画家の作品を生で簡単に見ることができる、これはすごいぜいたくなことではないでしょうか。
フランス人がルーブル美術館でモナリザを、イギリス人が大英博物館でエジプト美術を手軽に見れるようなものだと思います。
2)現代アートの面白さに気づいた!
次に現代アートの面白さに気づきました。
皆さんは現代アートについて興味があるでしょうか?
多分興味があるとか、わかる!と言う人が少ないのではないでしょうか。
なんとなく難しそう、公園とかに設置してあるオブジェという印象を持っている方が多いのではないでしょうか。
私もまさに同じ感覚でした。(今でも大きくは変わりません)
しかし、解説を読んだり、その作品の制作背景を理解したりする中で、作品10個に1個ぐらいの確率で「なんかこれいいかも」と思える作品に出会うことがあります。
現代アートの特徴の1つは私たち見失ってしまった何か、見過ごしている何かを気づかせてくれるものだと私は解釈しています。
何にもない部屋にほうきが1つ置いてあるだけの展示や有名な便器の展示も現代アートです。
そこに解説は必要ありません。
何かを感じるかどうかです。
私もそれが分かってから現代アートの美術館に行くことが増えました。
(ただ、作品の多くは意味が分かりませんし、消化不良の状態で会場を出ることが多いです。)
ノリに乗って東京からわざわざアートの島と呼ばれている香川県の直島にも一人で行って来ました。
大事なことは現代アートをわかったふりして他人に語らないことです。
あくまで自己満足にしておくことが楽しむ秘訣だと思います。
(私が妻に現代アートについてちょっとでも知ったかぶりして話せば、絶対に「あんた、そんなことのために大事なお金使ってんの!」と激怒されることは間違いありません。)
3)芸術祭に行くようになった!
最後に芸術祭に行くようになったことです。
皆さんは芸術祭というものを知っているでしょうか?
だいたい3年か4年に1回、日本国内で行われる芸術の祭典であり、アーティストの作品展示や市民が参加するイベントなどが行われます。
いわゆる芸術をテーマにしたお祭りですね。
東京や横浜などの都市部で大規模な会場中心に行われるものもありますが、私が好きなものは地方で行われるものです。
何が良いかというと、地方での芸術祭は、街や地域全体をアートに見立てた設定になっていることが多いからです。
新潟の越後妻有(えちごつまり)地域で行われる「大地の芸術祭」や瀬戸内海の島が舞台の「瀬戸内国際芸術祭」は有名ですね。
町おこしの要素が大きいと思いますが、地域全体がアートになるイベントが3年や4年に1度、日本全国で開かれるのですから、人生の楽しみの1つになるのではないかと思います。
オリンピックと違うところはそれぞれの芸術祭の周期が違いますので、毎年、日本のどこかでやっているイメージですね。
【結論】
京都芸大(通信制)に入って良かったことをまとめてみました。
少しでも芸術やアートというものを自分の生活に取り入れて豊かにしたいと思える方は京都芸大は選択肢の1つになると思います。
ただ、本気で卒業しようと思うと仕事をしながらでは結構大変です。
年17万円のコストもかかりますので目的を卒業なのか、何らかの発見や経験を得るためなのかをよく考えて取り組んだ方が良いかと思います。
ちなみに、私は入学した時は卒業をゴールにしてましたが、途中であきらめ(方向転換して)大学生活を楽しむことにシフトしました。