見出し画像

人は自分が見たいものだけを見ている

noteの記事を読んでいると、新たな気づきや学びがたくさんあります。

少し前に、あしびなさんが散歩道での春の花を紹介しておられました。

「お花の名前や特徴がわかると、お散歩もまた一つ上級の楽しみ方が出来る気がします」

と書いておられて、そういうお散歩の楽しみ方もいいな~と思いました。

あしびなさんの写真でとくに素敵だなと感じたのが「モッコウバラ」。
優しい黄色に癒されました。

その記事をみた数日後のことです。

近所を歩いていたら、モッコウバラを発見したんです😄

モッコウバラ

たまに通る場所なので、何度も目にしているはずですが、これまでは目に留まっていませんでした。

ちょっと嬉しくなって周りをキョロキョロしてみたら、いろんなお花がありました。

キリシマツツジ


ヤエザクラ


キンセンカ


モッコウバラを探し歩いていたわけではないけど、ふと目に留まったんですよね。

普段意識していないと素通りしていたのに、ちょっと気にしていると急に視界に入ってくるから不思議です。

「たしか、こういう現象を説明してるワードがあったよな~」

と思って調べていたら、見つかりました!

それは「カラーバス効果」です。

カラーバス効果とは、ある特定のものを意識し始めると関連情報が自然と目に留まりやすくなる心理効果を指します。

人混みや雑踏の中でも、自分に関係があったり興味があったりするキーワードを自然に聞きとることができる心理効果「カクテルパーティ効果」と類似しています。

例えば、今日のラッキーカラーが「赤」だったとします。すると、普段以上に赤色のものが目に入ってきた経験はないでしょうか。

これは事前にラッキーカラーという形で「赤に意識を向ける」という情報が脳内にインプットされ、いつも以上に赤色に注意が向いている、ということです。


ある特定のものに意識を向けていると、それに関連した情報が自然と目に入りやすくなるのがカラーバス効果です。

逆にいうと、人間は視覚情報のうち大部分は捨てていて、認識するのはほんの一部だけということ。

生きていくために必要な情報を、優先して取り込むための脳のしくみなんでしょうね。

自分がどういう情報を必要としているのか、何にアンテナを張っておくのかによって、見える景色は変わってくる。

たとえばビジネス目線なら、対象となるユーザーの興味関心を意識して街を歩けば、参考になるキャッチコピーや商品などが目に留まりやすくなる、といった感じでしょうか。

普段から何を意識しておくかって、大切だな~と思った次第です😊

この記事が参加している募集

最近の学び

休日のすごし方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?