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最強のパパカメラ

これから父になる人で、我が子をよりよく撮るためのカメラに悩んでいる人のために、吾輩から最強のカメラを紹介しよう。

あくまで悩んでいる人向けである。
つまりは、カメラに詳しくないし、写真を趣味にしているわけではないけど、我が子のことはちゃんと撮りたいという人向け。
すでにカメラに精通していて、最高のパートナー(カメラのことね)を得ている人は離脱してほしい。

引っ張っても読んでくれなくなるので、とっとと答えを出す。

最強のパパカメラは、スマホである。

以上。

「なぁんだ、じゃあスマホで撮ればいいや」とすんなり納得した人はもう離脱してかまわない。

「え!?スマホ?いいの?」と疑問を抱く人のために解説する。
回りくどい話になるような気がする。先に謝ろう。

なぜスマホのカメラがいいか。

それは、我が子を、というより、父親としてこどもを撮るためにどんな機能が必要かを考えればおのずと答えが出る。

1.いつも手にしていること

いつシャッターチャンスが訪れるかなんてわからないのがこども。
だからこそ、いつでもシャッターが切れるよう、大げさに言えば肌身離さず持っていることが大切だ。
一眼レフであれ、ミラーレスであれ、コンデジであれ、よほど趣味的に極めていなければ、カメラを肌身離さず持てるようになるには時間がかかる。
下手すれば、極める前にこどもが大きくなってしまう。

2.すぐに、かつ自然に構えることができること

いつシャッターチャンスが訪れるかなんてわからないのがこども。
だからこそ貴重なシャッターチャンスを逃すわけにはいかない。
一眼レフであれ、ミラーレスであれ、コンデジであれ、よほど趣味的に極めていなければ、瞬時に構えることは難しい。また、見慣れない機械を前にしたことで、こどもの表情から自然さが薄れる恐れもある。いつも使っているスマホという存在が、撮影をも自然な行為にしてくれる。

3.シェアが容易であること

せっかくの我が子の姿、誰にも見せずにいるのはもったいない。
SNSにあげるかはそれぞれ考えがあるだろうが、親や親せき、近所の人にお友達、我が子自慢をする相手は事欠かない。
スマホであれば、撮った写真を見せるのも簡単だし、メールに添付するのもお手軽だ。
カメラのデータだとどうしたってワンクッション挟まるのが手間になってしまう。


それでも、中には、「せっかく我が子を撮るんだから、より良い画質やらなんやらで撮りたい」とスマホカメラからの脱却を目指す人がいるだろう。
もちろん、絞りやシャッタースピード、露出の調整などを瞬時にできるウデがすでにあるならそうしたほうがいいかもしれない。

しかし、我が子を授かった時点で本格的なカメラに精通していないなら、そこからカメラの技術を習得しようとするのは手遅れだ。
趣味としてカメラを扱うことに割り切ってスマホカメラを駆使し、カメラの腕前が身についたら併用すればよい。

我が子の写真を撮るために必要なのは、絞りやシャッタースピードや露出といった細かい設定ではなく、シャッターチャンスを逃さない機動力なのだ。


まさかとは思うが、誤解している人がいるといけないので言っておく。

「スマホのカメラいい」のではなく、

「スマホのカメラいい」のだ。

吾輩が第一子を授かった時、携帯はまだガラケーオンリーだった。カメラ付きはあったが、性能的にはおもちゃのレベルだった。
ゆえに、携帯とは別にカメラが必要だった。

しかし、今では持っていた一眼レフもハイスペックコンデジも手放してしまった。
携帯はスマホになり、そのカメラの性能が高まったせいで持て余したからだ。
個人的には、iPhone6に機種変更したとき、「ああ、もうカメラはスマホで十分だな」って思った。

その分、スマホを選ぶ際には、カメラの性能とメモリの容量にこだわってほしい。

むしろカメラより高い買い物になってしまうが、主眼は値段ではない。
より満足のいく我が子の写真を撮るためである。

かくいう吾輩、現在はiPhone Xを使用。
5Gが気になるため、iPhone12Pro(仮)を首を長くして待っている。

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