見出し画像

凝り固まったら、別人になろう#54

心理学と行動経済学の記事 第54回


3分もあれば、ぱっと読み切れます!


まずは、こちらをご一読お願いします。

私は、A株式会社のCMO(最高マーケティング責任者)であり、マーケティングに関しては誰にも負けない。今回、ある商品開発事業に参加している。しかし、困難が立ちはだかっており、なかなか思うようにいかない。今回の商品は、我が社として力を入れている部分であるがゆえに譲れない。さて、どうしたものか……。



読みましたか?


最高マーケティング責任者と言われる人がそもそも、こうなるかはさておき……

マーケティングに特化した人が、今回の事業で頭を抱えている光景が浮かびます。


このようなケースだけでなく、他の分野でもそうであるし、もっというと、自分の趣味にかなり詳しいが故に、周りに理解されない、詳しく語れば語るほど、周りの人は興味をなくしてしまっている。

私は、洋楽(特にedm)が好きなのですが、その良さを友人に詳しく語ったところでハマってくれないのが現状です。

趣味ならまだしも、商品を売りたい!のようになると、そのようには行かないのが現状ですね。


行動経済学でも、「専門性の罠」という言葉があります。

Harvard business reviewに、「仕事において専門知識を身につけることは、よいことだと見なされる場合が多い。しかし、企業幹部を対象にした調査では、これらの知識がパフォーマンスを低下させることがわかった。ある分野に長けていれば別の分野でも能力を発揮できると考え、自分の能力を過信することがある。また、豊富な知識や経験は、時として視野を狭くする。」と書かれている記事を見ました。

Harvard business reviewは有料であるため、興味がある人は読んでみてください。


私は、大学生であり22歳の若造です。ただ、人生の経験値はとんでもないです。母のことが主ですが、ほとんど経験されたことのないことを経験し、考えたことは事実としてあります。

私の知見としては、このように自分の分野で凝り固まったら、より専門的な人に聞くことも一つだと思います。

一方で、全く違う分野の人や、極端な話そのことについて何も知らない人に聞くということも、面白いかなと思います。

専門的であるがゆえに、本質に気づかず、全く関係のない第三者からの指摘でハッとされる。そんな場面を私は遭遇したことが結構あります。

「専門性の罠」があるということを知っておくだけでも、凝り固まることが少なくなりそうですね。そして、「罠」に対する自分なりの対処方法も知っておくといいですね。


ここで、タイトルを回収。

凝り固まったら、別人になってみよう。


ここでサポートいただいたものは、全て私の母の病気への還元に使わせてただいています。