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「思考は現実化」ではなく、「思考=行動は現実化」#15

心理学と行動経済学の記事 第15回

行動経済学を学んでいると、人間は考えてるけどできないってことや、思ってたことと違うことをしてしまうとかが、結構起こってて面白いなって感じます。

そうような思いを張り巡らす中で、ナポレオン=ヒルさんが書いた世界的な名著「思考は現実化する」という本に対して少し考えたことを話そうかなって思います。


結論からなんですが、ただの思考は全く現実化なんてしないということです。

簡単に言えば、思ってるだけではどうしようないよっていうことです。

この本は、すっごく面白い本です。世の中の自己啓発本と言われる本は沢山あります。私は自己啓発本があまり好きじゃないので、読まないのですが、ナポレオン=ヒルさんの本は他の自己啓発本はいらないんじゃないかと思うほど素晴らしい本なので、読んでみてください!

ってほとんどの人はもう読んでるかもしれないけど笑笑


私がこの本から得たことは、沢山ありますし、一つ一つが大きなものです。

でも、本書を読み終えて思ったことは、思考が現実化する!ではないんだと思いました。厳密に言えば、冒頭で言った通り、"ただ"の思考は現実化しないということです。

 

じゃあ、何であるか?


重要なのは、思考=行動である時、現実化するということです。

自分が本当にしたいことや叶えたいことなど、そのようなものに対して、思考することではなく、そこから行動が始まることが大事だと思いました。またその行動が早いことはより良いんじゃないかなとも思っています。

現実に思考は分かりません。現実になることは、現実に出ること。つまり、行動があることが大事だと思います。


では、本書は間違っているのか?


そんなことはありません。この行動は、自分がこれしたい!あれしたい!こうなりたい!ああなって欲しい!という思いから想起されると考えます。

意味もなく、行動することこそ、思考停止の人間ですから。人間が人間たる理由は、思考です。その意味では、思考は人間の宝です。

でも、その思考が行動になるから現実化するのです。

世の中に、思ってるだけの人は沢山います。だから、行動してる人は、その裏にある思考が現実化し、成功するのです。



「思考は現実化する」

響きはすごく良いですが、言葉の裏にある意味を自分なりに捉えてみることも大事かもしれません。

ここでサポートいただいたものは、全て私の母の病気への還元に使わせてただいています。